近代日本における帝国大学文学部の機能と役割(東京・京都両帝大の教授集団の分析)
近代日本帝国大学文学院的职能和作用(东京帝国大学和京都帝国大学的教授群体分析)
基本信息
- 批准号:06710141
- 负责人:
- 金额:$ 0.58万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
- 财政年份:1994
- 资助国家:日本
- 起止时间:1994 至 无数据
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
本研究は、実学重視が支配的であった近代日本において、帝国大学文科大学が果たした社会的機能の分析を、その「教授集団」のプロソポグラフィー(履歴網分析法)により、試みた。具体的には、東京・京都両帝大文科大学の教授集団(大正8年(大学令)までの教授・助教授それぞれ80名、42名)の社会的属性、学問的背景・教育歴、キャリアパターンなどを、両者の差異を軸として分析した。その結果、明治20年代半ばまでの東京帝大の教授集団は、そのほとんどが士族出身の漢学・国学の大家によって構成されており(教授就任時の平均年齢は45歳前後)、またその教育的背景も個人によって大きな格差があった。その意味で、彼らのアカデミック・プロフェッションとしての分身的凝集性や職業倫理は脆弱であり、「文学」が内包する意味内容も多岐に分化していたといえる。したがって、本格的な教授集団の形成は、帝大での教育を経、欧米留学を終えた若い世代(平均35歳前後)が台頭する30年代以降のことであった。またそれは、平民層出身の教授が増加してくる過程でもあり、「文学」が士族層に限定された分野ではなくなっていったことを意味している。また、京都帝大の場合、7名ほどが帝大での正規の教育を受けておらず、この点で、そのほとんどを自大の卒業生で固めた東大とは、大きな相違があること、つまりこの事実は、京大が東大と対抗する異なる特色を打ち出すために、在野の人材を活発に登用して独特の学風を育んでいたこと、そしてその結果、「京都学派」形成の素地となっていたことを示唆している。ただ、教授集団キャリアパターンとしては、両帝大ともに、文部省官史や官立高等教育機関(高師・旧制高校)との移動が活発な一方で、私立セクターとの交流は希薄である。つまり、「文学」は、官立と私立とでは、その学問的性格が異なり、またそれぞれの内部で閉鎖的な構造をモデルっていたことなどが指摘しうるのである。
本研究试图利用其“教授群体”的Prosopography(历史网络分析方法)来分析近代日本帝国大学和文学学院所发挥的社会功能,该国以实用研究为主导。具体而言,我们考察了东京和京都两亭大学文学院教授群体的社会属性、学术背景、教育经历和职业模式(截至1919年(《大学条例》),分别有80名教授和42名助理教授)。等,围绕两者的差异进行分析。结果,直到1890年代中期,东京帝国大学的教授群体大多由武士阶层的国学和日学硕士组成(教授聘任时的平均年龄在45岁左右) ,而且他们的教育背景个体之间也存在很大差异。从这个意义上来说,可以说,他们作为学术工作者的凝聚力和职业道德是薄弱的,“文学”一词所包含的含义和内容也存在很大的分化。因此,一个成熟的教授群体的形成是在20世纪30年代以后,出现了在帝国大学完成学业并在欧美留学的年轻一代(平均年龄在35岁左右)。这也是平民阶层教授数量增加的过程,意味着“文学”不再是武士阶层的领域。此外,就京都帝国大学而言,大约有7人没有在大学接受过正规教育,在这方面与东京大学有很大不同,东京大学的大多数学生都是大学本身的毕业生。这一事实表明,京都大学为了在与东京大学的竞争中呈现出不同的特色,通过积极聘用外部人士,培育了独特的学术文化,从而成为“京都大学”形成的基础。京都学派。”它表明确实如此。然而,就教授人口的职业格局而言,两所帝国大学中,文部科学省官方历史部和公立高等教育机构(合志和旧制高中)之间存在着积极的流动。 ),但与私营部门的互动很少。换句话说,可以指出,“文学”的学术性质在公立和私立机构之间是不同的,并且每个机构都塑造了一个封闭的结构。
项目成果
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专著数量(0)
科研奖励数量(0)
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