加齢に伴うヒト舌粘膜上皮細胞動態の分子病理学的変化 -特に細胞増殖能とアポトーシス

人舌粘膜上皮细胞随衰老动力学的分子病理变化——尤其是细胞增殖能力和凋亡

基本信息

批准号：
06771895
负责人：
佐々木優
金额：
$ 0.38万
依托单位：
Tohoku University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1994
资助国家：
日本
起止时间：
1994 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-06771895/
关键词：
加齢細胞増殖能アポトーシス舌

项目摘要

加齢に伴うヒト舌粘膜上皮細胞動態の変化をGl後期からS期の細胞核に存在する増殖細胞マーカーの増殖細胞核抗原(PCNA)と糖鎖を抗原決定基とする血液型関連抗原で,近年アポトーシス関連抗原として注目されているLewis^Y(Le^<YP>)抗原の組織内分布を調べることにより検索した。【材料および方法】剖検例より得られた肉眼的に病変のみられない舌を舌尖部と舌盲孔を結ぶ中点で前頭断し,10%中性ホルマリンにて固定後,通法に従い,パラフィン包埋,3μmの連続切片を作製した。ヘマトキシリン・エオジン染色を施し,病変のみられない舌,20歳代,50歳代,80歳代,各10例(男性,女性,各 5例)を検索の対象とした。抗PCNAマウスモノクローナル抗体(DAKO社)および抗Le^Yマウスモノクローナル抗体BM-l/JIMRO(日本抗体研究所)を用いてストレプトアビジン・ビオチン法にて免疫染色し,顕微鏡下(x400倍)にて舌背部の粘膜上皮細胞(基底層・有棘層・角化層)500個中の陽性細胞の分布と数を計測した。【結果】抗PCNA陽性細胞は20歳代,50歳代では基底層と一部有棘層に,80歳代では基底層にのみみられた。2)抗PCNA陽性細胞率は20歳代:23.2%±11.3%,50歳代:9.7%±4.7%,80歳代:5.6%±2.4%で加齢とともに有意(p<0.05)に減少していた。3)抗Le^Y抗原陽性細胞は20歳代,50歳代,80歳代のいずれにおいても,有棘層・角化層に多数みられ,わずかに基底層にも認められた。4)抗Le^Y抗原陽性細胞率は20歳代:84.1%±7.0%,50歳代:83.6%±8.4%,80歳代:84.3%±6.7%で加齢による有意差はみられなかった。【考察】舌粘膜上皮の老化は抗Le^Y抗原の発現ににより示されるアポトーシスの亢進よりは,PCNAの発現による示される細胞増殖能の低下を意味し,それが舌乳頭の減少や上皮の菲薄化などの老化に伴う肉眼および組織形態的変化として表現されると考えられた。

最近，人舌粘膜上皮细胞动态的年龄相关变化与增殖细胞核抗原（PCNA）、G1晚期到S期细胞核中存在的增殖细胞标志物以及其抗原决定簇的血型相关抗原有关。是糖链，并且与细胞凋亡有关，通过检查作为相关抗原而引起关注的Lewis^Y（Le^<YP>）抗原的组织分布来进行研究。 [材料与方法] 将尸检无可见病灶病例的舌体在舌尖与舌盲肠连接处的中点正面切开，用10%中性福尔马林固定，然后按标准方法用石蜡处理包埋。制备3μm连续切片。搜索对象为20多岁、50多岁、80多岁的舌头被苏木精和伊红染色且无病变的舌头各10例（男性、女性各5例）。使用抗PCNA小鼠单克隆抗体(DAKO)和抗Le^Y小鼠单克隆抗体BM-1/JIMRO(日本抗体研究所)，通过链霉亲和素-生物素法，在显微镜下(x400x)进行免疫染色。测定舌背侧500个粘膜上皮细胞（基底层、棘层、角化层）中阳性细胞数。 [结果]20多岁、50多岁人群基底层和棘层部分部位可见抗PCNA阳性细胞，80多岁人群仅在基底层出现。 2）抗PCNA阳性细胞率随着年龄的增长而显着下降（p<0.05）：20岁为23.2%±11.3%，50岁为9.7%±4.7%，80岁为5.6%±2.4%。 3)20多岁、50多岁、80多岁患者的棘层、角质层中均发现大量抗Le^Y抗原阳性细胞，基底层也有少量表达。 4) 20多岁人群抗Le^Y抗原阳性细胞率为84.1%±7.0%，50多岁人群为83.6%±8.4%，80多岁人群为84.3%±6.7%，无因年龄而存在显着差异。 [讨论]舌粘膜上皮的衰老意味着细胞增殖能力下降，表现为PCNA的表达，而不是表现为抗Le^Y抗原表达的细胞凋亡增加，从而导致细胞凋亡减少。舌乳头的数量和上皮细胞的减少这被认为是与衰老相关的宏观和组织形态学变化，例如变薄。