カント倫理学の人間学的基底に関する概念史的研究-人格の生成論の試み
康德伦理学人类学基础的概念历史研究——人格生成论的尝试
基本信息
- 批准号:05851003
- 负责人:
- 金额:$ 0.38万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
- 财政年份:1993
- 资助国家:日本
- 起止时间:1993 至 1994
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
1.人間学的な「性格」概念に定位して〈人格の生成論〉を試み、「カント人間学におけるライフサイクルの問題-〈性格〉形成を中心として」と題して口頭発表をした(カント研究会第75回例会、平成6年2月、東京)。(1)カント人間学における人間の自由な〈自己形成〉の問題を、「段階説」と「革命説」の対照という見地からトータルに把握した。さらにまた、第1批判から宗教論にまでいたる「性格」をめぐるカントの思索の深まりと広がりに対して、全体的な照明を与えた。(2)40歳を目安とする「怜悧性」の獲得と「心術としての性格」の樹立との本質連関を、70〜80年代の手書き遺稿なども援用しながら理解した。(3)とりわけ「性格に関する格率」として具体的に掲げられる一連の行為原則に着目し、人間学と倫理学との結節点を見定めた。(4)こうした問題に関する先行研究として、H・ハイムゼ-ト、M・ゾンマー、H・ヴィヒマンなどの所論を批判的に検討した。2.「経験」概念の諸相に関しては、N・ヒンスケの「人生経験」という概念の検討を通じて「怜悧性」の獲得について重要な示唆を得たが、当初予定していた〈経験の成熟〉の構造の解明には着手できなかった。3.経験心理学および合理的心理学との連関では、人間学的な「趣味」概念の形成という新たな問題に逢着した。とりわけ、カントがバウムガルテンの経験心理学における「趣味」概念の換骨奪胎を通じて「人間性」の理念を獲得する過程を概念史的に綿密に検証する必要に迫られることになった。「趣味」の陶冶は「性格」の樹立および「道徳性」の確立に対して、可能的-具体的な通路となりうるからである。「実践的地平」と「美感的地平」の交差という見地からこの「性格」と「趣味」の問題を解釈することが、今後の具体的な課題となる。
1、尝试基于人类学人格概念的人格生成理论,并作题为《康德人类学中的生命周期问题——聚焦人格的形成》的口头报告(康德研究第75次例会)组,1994 年 2 月,东京)。 (一)从对比“阶段论”和“革命论”的角度,全面把握了康德人类学中人的自由自我形成问题。此外,它还为康德从《第一批判》到宗教理论的“性格”思想的深化和拓宽提供了普遍的启发。 (2)通过参考20世纪70年代和80年代的手写遗稿,我理解了40岁时获得“精明”与“作为一种心理技术的人格”的建立之间的本质关系。 (3) 特别是,他关注了一系列具体体现为“品格格言”的行为原则,并确定了人类科学与伦理学之间的交叉点。 (4)作为先前对这些问题的研究,我们批判性地审视了H. Heimsedt、M. Sommer、H. Wichmann等人的论点。 2.关于“经验”概念的各个方面,我们通过考察辛斯克的“生活经验”概念,获得了获得“精明”的重要提示,但无法开始阐明其结构。 3.关于经验心理学和理性心理学,我遇到了一个新问题:“爱好”的人文概念的形成。尤其是,有必要从概念历史的角度来仔细考察康德通过对鲍姆加滕经验心理学中“爱好”概念的替代和剥夺而获得“人性”观念的过程。因为培养“爱好”可以成为树立“品格”、树立“道德”的可能和具体途径。未来具体的挑战将是从“实用视野”和“审美视野”交叉的角度来解释“个性”和“爱好”的问题。
项目成果
期刊论文数量(1)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
宮島光志: "「理性の地理学」再考-〈航海メタファー〉を導きとして" 現代思想1994年3月臨時増巻「カント」. 129-139 (1994)
宫岛光志:“重新考虑‘理性的地理’——以航海隐喻为指导”《当代思想》1994 年 3 月增刊《康德》129-139 (1994)。
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