武満徹と20世紀音楽

武满彻与 20 世纪音乐

• 批准号: 63510279
• 负责人: 舩山 隆
• 金额: --
• 依托单位: Tokyo National University of Fine Arts and Music
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1988
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1988 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-63510279/
• 关键词: 武満徹; 基本的資料; 演奏会批評(英・独・仏・伊・米語による)集; 様式分析; 思想; ドビュッシー; シェーンベルク; メシアン; ケージ; 日本の伝統音楽; 沈黙; 間; 音楽的時間; 空間; 自然; 20世紀音楽

今日の日本を代表する作曲家武満徹の音楽と思想に関する体系的な研究を行なうべく、この作曲家に関する基本的な資料ーー楽譜、著書、レコード、CD、コンサートのプログラム、演奏会評等ーーの収集と整理を集中的に行なった。今回の資料収集で特に力点をおいたのは、武満の1960年代から1980年代にかけて世界各地で行なわれた創作・演奏の記録の収集と整理で、作曲家自身および出版社日本ショットの協力を得て作曲者自身の作品解説、音楽祭や演奏会のカタログやパンフレット、英・独・仏・伊・米語による新聞雑誌の批評をほとんど網羅的に収集できた。これらの資料を、約50冊のファイルに年代順に分類した。これらの基本的な資料の収集と整理によって、武満徹の音楽活動を、クロノロジカルに正確に展望することができるようになった。武満徹の音楽は、日本の伝統音楽とその美学思想に深く根ざしていると同時に、ドビュッシーからはじまる20世紀前半のヨーロッパ音楽、ケージにはじまる20世紀後半のアメリカ音楽から多くの影響を受けている。今回の研究では、武満の音楽作品を20世紀の世界の芸術音楽の諸潮流のなかにおき、その様式を分析することによって、武満の音楽様式が、ドビュッシー、シェーンベルク、メシアン、ケージの様式と思想から影響を受けていることを明らかにした。武満の音楽は、能や雅楽にみられる〈間〉や〈自然〉に基本をおきながら、欧米の作曲家の様式と思想に影響を受けつつも、独自のユニークな音楽的時間と音楽的空間を作りだしているのである。今回の基本的な資料の収集と整理と、20世紀音楽史のなかでの音楽様式の基礎的な分析の結論をふまえ、〈武満徹と20世紀音楽〉の著書にまとめるのが次の課題である。

为了对当今日本顶尖作曲家之一武满彻的音乐和思想进行系统研究，我们将收集与这位作曲家相关的基本资料——乐谱、书籍、唱片、CD、音乐会节目、音乐会评论等。我们专注于收集和整理。特别注重收集和整理 1960 年代至 80 年代武光在世界各地的作品和表演记录，在作曲家本人和出版商 Nippon Schott 的合作下，我几乎详尽地收集了作曲家自己对其作品的评论。音乐节和音乐会的作品、目录和小册子，以及英语、德语、法语、意大利语和美国语言的报纸和杂志的评论。这些材料按时间顺序分为大约 50 个档案。通过收集和整理这些基本材料，可以准确地按时间顺序查看武满彻的音乐活动。武满彻的音乐深深植根于日本传统音乐及其审美哲学，同时深受以德彪西为代表的20世纪初欧洲音乐和以凯奇为代表的20世纪末美国音乐的影响。在本研究中，我们将武满的音乐作品置于20世纪世界艺术音乐的各种思潮中，通过对其风格进行分析，我们发现武满的音乐风格与德彪西、勋伯格、梅西安、凯奇的风格和思想有相似之处。他透露，他受到了影响。武满的音乐以能乐和雅乐中的“间”和“自然”为基础，在受到欧美作曲家风格和思想影响的同时，也创造了自己独特的音乐时间和音乐空间。正在创造。基于这些基础资料的收集和整理，以及对20世纪音乐史上音乐风格基本分析的结论，接下来的任务就是将其总结在《武满彻与20世纪音乐》一书中。 。

项目成果

Takashi FUNAUAMA: "Toru TAKEMITSU" Faber ＆ Faber, (1992)

Takashi FUNAUAMA：“Toru TAKEMITSU”Faber＆Faber，（1992）

舩山隆: "武満徹と20世紀音楽" 音楽之友社, (1991)

船山隆：《武满彻与 20 世纪音乐》音乐之友 (1991)