夏緑広葉樹林域における自然植生と代償植生の関係についての植生学的研究

夏季绿阔叶林天然植被与补偿植被关系的植被研究

基本信息

批准号：
61030033
负责人：
宮脇昭
金额：
$ 3.2万
依托单位：
Yokohama National University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Environmental Science
财政年份：
1986
资助国家：
日本
起止时间：
1986 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

わが国の夏緑広葉樹林域における自然植生から代償植物まですべての植物型を対象とし、群落単位の抽出とシステム化、現存植生と潜在自然植生の植生図化(50万分の1)などを通じて、植物群落の相互関係を植物社会学的に解明、総合的に解析し、あわせて遺伝子資源の保護を早急に行うべき候補地域を選定した。本州中央部に位置する脊稜山脈は日本海側と太平洋側にいちじるしい気候差を生じさせているが、とくに夏緑広葉樹林域ではその影響が強く現われている。ブナ林の群落は積雪量によってその分布域を異にし、積雪量の多い日本海側にはチシマザサ-ブナ群団、寡雪地の太平洋側にはスズタケ-ブナ群団が発達し、両者は明瞭に識別される。前者は奥羽山脈を中心に広い分布域をもつが、後者は阿武隈高地や岩手県南部などにわずかに残存するに過ぎない。またミズナラの自然林は岩手、秋田両県にごく稀に生育している。一方針葉樹林は本州中部でウラジロモミ、ツガ、クロベなどが発達した森林を形成するが、積雪量の多い東北地方ではスギ、ヒノキアスナロが天然更新により、発達した林域が現存している。代償植生の二次林は低海抜地にコナラ林、高海抜地にミズナラ林が配分している。コナラ林はおもにスズタケ-ブナ群団域に分布するが、チシマザサ-ブナ群団域の海抜400m付近まで分布することが注目される。福島、新潟両県の県境域は多雪のため、なだれが多く、カバノキ属の低木林となっている。天然林の伐採による拡大造林は夏緑広葉樹林内で現在なおおし進められている。東北地方を例にとると白神山地,栗駒山,船形山などでブナの原生林が寸断され、林道造成に伴う植生の破壊が著しい。自然環境と潜在生物資源の保護の立場から、下北半島白神山地,八幡平,早池峰山,安家地区,栗駒山,鳥海山,月山,飯豊山,磐梯山,八溝・阿武隈地区,那須・二岐山,奥只見などの候補地が選定された。

我们以日本夏绿阔叶林中从自然植被到替代植物的所有植物类型为对象，通过提取和系统化每个群落，并绘制现有和潜在的自然植被地图（1：500,000比例）来明确和全面地开发植物。从植物社会学的角度分析了社区的相互关系，并选择了遗传资源应立即保护的候选地区。位于本州中部的椎山使日本海和太平洋沿岸的气候差异显着，这种影响在夏季绿色的阔叶林中尤为明显。山毛榉森林群落的分布区域根据降雪量的不同而不同，千岛笠山毛榉群生长在降雪较多的日本海一侧，铃竹山毛榉群则发育在降雪较多的日本海一侧。太平洋这边很少有降雪，两者是有区别的。前者以奥羽山为中心分布范围较广，后者仅存于阿武隈高原和岩手县南部等小范围地区。此外，岩手县和秋田县都很少有天然栎树林。另一方面，本州中部形成针叶林，杉木、铁杉、侧柏林发达，而降雪较多的东北地区，由于自然条件的影响，杉木、扁柏林发达。再生。补偿植被的次生林为低海拔栎树林和高海拔栎树林。栎树林主要分布在铃竹山毛榉群地区，但值得注意的是，千岛笹山毛榉群地区分布在海拔400米左右。福岛县和新泻县交界地区遭遇大雪，导致多处雪崩，白桦林茂密。夏绿阔叶林范围内的天然林砍伐扩大造林工作仍在进行中。例如，在东北地区，白神山、栗驹山、船形山的原始山毛榉林被砍伐，因修建林道而造成的植被破坏非常严重。从保护自然环境和潜在生物资源的角度来看，下北半岛白神山地、八幡平、早山、安谷地区、栗驹山、鸟海山、月山、饭丰山、磐梯山、八沟/阿武隈地区，那须/Ni 等候选地点被选定。