ベクターのマイクロバイオームを利用したウイルス性人獣共通感染症制御の新戦略

利用载体微生物组控制病毒性人畜共患疾病的新策略

基本信息

批准号：
22KF0408
负责人：
伊澤晴彦
金额：
$ 1.41万
依托单位：
National Institute of Infectious Diseases
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KF0408/
关键词：
蚊媒介性ウイルス昆虫特異的ウイルスウイルス干渉

项目摘要

近年、疾病媒介蚊の生息域拡大や殺虫剤抵抗性の発達により、世界各所でヒトや動物に有害な蚊媒介性ウイルス感染症の流行拡大が深刻な公衆衛生上の問題となっている。これに対処するための新たな戦略として、自然界の蚊に病気を起こさず共生している昆虫特異的ウイルス（Insect-specific viruses; ISV）による他種ウイルスに対する特異的な負の干渉作用を利用して、自然界の蚊における蚊媒介性ウイルス（Mosquito-borne viruses; MBV）の増殖抑制と伝播阻止を達成する新技術の確立を目的とした基盤的研究を行った。これまでに野外捕集および実験室飼育系統の蚊を対象として、MBVの効果的な制御に有用なISVを広く探索した結果、それぞれの蚊が保有している多種多様なISVの存在が明らかとなった。このうち蚊由来培養細胞を用いたウイルス分離に成功したものに関しては、ウイルスゲノムの定量系を構築するとともに、非感染系統の幼虫期におけるウイルス液浸漬法によりISV保有蚊を作出すること試みた。その結果、一部の蚊種でISV保有系統の作出に成功したが、その作出効率は蚊種により差が見られたことから、ISVの宿主特異性が示唆された。一方、様々なISVの潜在感染が判明した複数の飼育蚊系統に関しては、雌成虫へのMBV経口接種によるウイルス重感染実験を実施した。これまでのところ、日本脳炎ウイルスに関しては、その感染増殖に明瞭な影響を及ぼすISV種は見つかっていない。ISVによる干渉作用については、影響を受けるMBV種および宿主蚊種の特異性も想定されることから、さらなるISVの探索と実験的検証、ならびにISV種―蚊種（系統）―MBV種の組み合わせを変えた実験区の設定など、さらに詳しい解析が必要であると考えられた。

近年来，由于带病蚊虫栖息地的扩大和杀虫剂抗药性的发展，危害人畜的蚊媒病毒感染的蔓延已成为世界各地严重的公共卫生问题。世界。解决这个问题的一个新策略是利用昆虫特异性病毒（ISV）对其他物种的病毒进行基础研究，这种病毒在自然界中与蚊子共生，不会引起疾病。旨在建立一种新技术来抑制自然界中蚊子传播和传播蚊媒病毒（MBV）。使用现场收集和实验室饲养的蚊子品系对可有效控制 MBV 的 ISV 进行了广泛的搜索，结果很明显，每种蚊子都携带多种 ISV。对于那些使用蚊子来源的培养细胞成功分离出病毒的蚊子，我们构建了一个量化病毒基因组的系统，并尝试通过将未感染菌株的幼虫阶段浸入病毒液中来创造携带ISV的蚊子。结果，我们成功地在一些蚊子物种中创建了携带ISV的菌株，但生产效率因蚊子物种而异，这表明ISV的宿主特异性。另一方面，对于被发现潜伏感染各种ISV的多种饲养蚊子品系，我们通过对成年雌性口服MBV进行了病毒重叠感染实验。迄今为止，尚未发现乙型脑炎病毒的ISV种对其感染和增殖有明显影响。关于ISV的干扰效应，由于假设受影响的MBV物种和宿主蚊种是特定的，因此需要进一步的ISV搜索和实验验证，以及ISV物种-蚊种（株）-MBV物种的组合。人们认为更详细的分析，例如设置不同的实验区域，是必要的。

项目成果

期刊论文数量（10）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

RNA virome determination in Culex mosquitoes collected in Bali, Indonesia, reveals putative novel and previously known insect viruses

在印度尼西亚巴厘岛收集的库蚊中的 RNA 病毒组测定揭示了假定的新型和先前已知的昆虫病毒

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Astri Nur Faizah，Daisuke Kobayashi，Yoshihide Maekawa，Michael Amoa-Bosompem;Shifa Fauziyah，Kris Cahyo Mulyatno，Sri Subekti，Etik Ainun Rohmah，Maria Inge Lusida，Yasuko Mori，Kozue Miura，Kazuhiro Hirayama，Haruhiko Isawa，Kyoko Sawabe
通讯作者：
Shifa Fauziyah，Kris Cahyo Mulyatno，Sri Subekti，Etik Ainun Rohmah，Maria Inge Lusida，Yasuko Mori，Kozue Miura，Kazuhiro Hirayama，Haruhiko Isawa，Kyoko Sawabe

節足動物由来培養細胞株に潜在感染するウイルスの網羅的探索

全面寻找潜伏感染节肢动物来源的培养细胞系的病毒

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
松村凌;小林大介;Astri Nur Faizah;糸山享;伊澤晴彦
通讯作者：
伊澤晴彦

Blood meal source identification and RNA virome determination in Japanese encephalitis virus vectors collected in Ishikawa Prefecture, Japan, show distinct avian/mammalian host preference

DOI：
10.1093/jme/tjad028
发表时间：
2023-04
期刊：
Journal of Medical Entomology
影响因子：
2.1
作者：
Astri Nur Faizah;Daisuke Kobayashi;Ryo Matsumura;M. Watanabe;Y. Higa;K. Sawabe;H. Isawa
通讯作者：
Astri Nur Faizah;Daisuke Kobayashi;Ryo Matsumura;M. Watanabe;Y. Higa;K. Sawabe;H. Isawa

ハエ目昆虫由来培養細胞株に潜在感染するウイルスの網羅的探索

全面寻找潜伏感染来自鳞翅目昆虫的培养细胞系的病毒