12-14世紀日本における「正しい」出訴手続と帰属／縁故

12-14 世纪日本的“正确”诉讼时效和归属/裙带关系

基本信息

批准号：
22KJ3008
负责人：
黒瀬にな
金额：
$ 1.33万
依托单位：
Ritsumeikan University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

（1）前年度から継続して、（1-1）鎌倉幕府御家人につき、所役賦課やネットワークのあり方を事例に即して検討した。その結果として、幕府内における訴訟の管轄基準に関し、幾許かの示唆を得た。（1-2）文献および研究会等により、（公家社会を中心とする）主従関係論・荘園制論の先端的研究状況について、情報を収集し咀嚼を図った。（2）土地法関係の訴訟手続について、鎌倉期から室町期におよぶ視程で文献の比較検討をおこなった。（3）本所裁判に関する事例・史料の収集と分析を進めた。（3-1）主として、文永年間の近江国伊香立荘対葛川の相論を取り上げ、手続に関わる論理や訴えの経緯に留意して訴訟文書の機能的分析を行い、中間的結果を口頭報告した。本報告では、訴訟手続を進行させる書札用文書の動きを復元した上で、訴訟の型（構造）に関する当事者の認識および主張が、手続の展開に応じて刻々と変化する様子を指摘した。報告後は改めて史料調査・事実関係の洗い直し作業等を継続中である。（3-2）また、北野社領をめぐる鎌倉後期の朝廷・六波羅裁判事例の検討も行い、史料調査（文字・丁数の校訂作業が主）を実施した。（4）〈訴訟と陳情との関係〉についての考察枠組みを再検討した（事案分析を支える参照軸の増強作業）。文献調査や学会の議論から、欧州における司法利用現象の説明手法や、司法作用の位置づけの歴史性に関する捉え方を探り、それらと本研究課題との接合可能性ないし距離・相違点について考察し、一定の前進をみた。

(1)继上一年的基础上，(1-1)根据事例调查了镰仓幕府御将的职务和网络状况。由此，我们得到了一些关于幕府内部诉讼的管辖标准的建议。（1-2）通过文献和学习小组的方式，收集并了解主仆关系理论和庄园制度理论（以宫廷贵族社会为中心）的最新研究现状。 (2)关于土地法相关的诉讼程序，我们对镰仓时代至室町时代的文献进行了比较研究。（三）开展与法庭审判有关的案件、史料的收集和分析。 (3-1)以文永时代近江碇庄与桂川之争为中心，对诉讼文书进行了功能分析，关注诉讼程序的逻辑和上诉的历史，口头报告了中期结果。在本报告中，我们重构了推进诉讼程序的文件动向，并指出当事人对诉讼类型（结构）的看法和论点如何随着诉讼程序的展开而随时变化。报道后，我们正在继续研究史料，回顾事实。 (3-2)我们还审查了镰仓时代末期北野神社境内的朝廷和六原审判案件，并进行了史料研究（主要是文字和页数的编辑）。（4）重新思考诉讼与信访关系的考虑框架（强化支持案例分析的参考轴）。我们将通过文献研究和学术讨论，探讨解释欧洲司法使用现象的方法以及如何理解司法职能定位的历史性，并考虑它们与本研究课题之间联系、距离和差异的可能性。我看到了一些进展。