チェルノブイリ周辺甲状腺がんの分子疫学調査

切尔诺贝利周边地区甲状腺癌的分子流行病学调查

基本信息

批准号：
15026212
负责人：
柴田義貞
金额：
$ 3.2万
依托单位：
Nagasaki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

国際機関との共同プロジェクトとして、小児甲状腺がんの症例対照研究および特定被曝集団の長期追跡調査を実施すると共に、国際甲状腺組織登録バンクの管理運営に継続参加し、チェルノブイリ周辺での手術標本を基に各種免疫組織学的解析および甲状腺がん関連遺伝子の解析を行い、主として以下の成果を得た。1.新らしいret/PTC遺伝子異常の再配列を発見した。2.c-abl非受容体型チロシンリン酸化酵素の甲状腺がん過剰発現を証明し、p53異常におけるc-abl過剰発現を分子標的とした新たな治療法の開発を行った。3.放射線誘発甲状腺がんの組織型特異性と遺伝子異常との関連では、BRAF遺伝子のV599E点突然変異が乳頭がん組織に高頻度で見られることを証明し、現在特異抗体の作成を行っている。同時にBRAF遺伝子異常のトランスジェニックマウスの作成に着手している。4.甲状腺がんの新しい細胞内情報伝達系の異常所見として、beta-cateninの局在異常とがん化機構への関与を明らかにし、さらにp300/CBP核内遺伝子異常やサイトカインの一つであるPTHrPとその受容体の発現異常などを報告した。5.放射線疫学調査の一貫として、2001年度の施行したベラルーシ共和国ゴメリ州における小児甲状腺がんの尿中ヨードの測定結果をカザフスタン共和国セミパラチンスク周辺と比較し、現在ではこれら旧ソ連地域にヨード不足がないことを確認した。6.さらに現地のヨウ素欠乏の広範囲な調査結果をまとめ、放射線ヨウ素による初期甲状腺障害の予防に果たす安定ヨウ素剤の服用効果を明らかにした。7.チェルノブイリ関連プロジェクトの総括を行い、現時点での学術共同研究の問題点と今後研究の方向性を提言し、国際的な単行本として出版した。

作为与国际组织的联合项目，我们将进行儿童甲状腺癌的病例对照研究以及特定辐射暴露人群的长期跟踪调查。我们还将继续参与该中心的管理和运营。国际甲状腺组织登记库基于切尔诺贝利周围的手术标本进行了研究，我们对甲状腺癌相关基因进行了各种免疫组织学分析和分析，并获得了以下结果。 1.我们发现了ret/PTC基因异常的新重排。 2.我们证明了甲状腺癌中c-abl非受体酪氨酸激酶的过度表达，并开发了一种新的治疗方法，从分子上靶向p53异常中的c-abl过度表达。 3.关于放射诱发的甲状腺癌的组织类型特异性和遗传异常之间的关系，我们已经证明在乳头状癌组织中经常观察到BRAF基因的V599E点突变，目前我们正在开发一种特异性抗体。同时，我们也在致力于培育BRAF基因异常的转基因小鼠。 4.作为甲状腺癌细胞内信号转导系统异常的新发现，我们揭示了β-catenin的定位异常及其参与癌变机制，同时揭示了p300/CBP核基因及其细胞因子之一的异常我们报告了某种 PTHrP 及其受体的异常表达。 5.作为辐射流行病学调查的一部分，我们将2001年在白俄罗斯共和国戈梅利州与哈萨克斯坦共和国塞米巴拉金斯克周边地区进行的甲状腺癌儿童尿碘测量结果进行了比较，发现我证实这些前苏联地区目前没有缺碘现象。 6. 此外，我们还汇总了本地碘缺乏症的广泛调查结果，并阐明服用稳定碘片对于预防由放射性碘引起的早期甲状腺疾病的有效性。 7. 总结切尔诺贝利相关项目，提出当前学术联合研究存在的问题和未来研究方向，并作为国际书籍出版。