ボディイメージ形成における自己運動の認識機構の役割り

自我运动识别机制在身体图像形成中的作用

基本信息

批准号：
14017090
负责人：
村田哲
金额：
$ 3.14万
依托单位：
Kinki University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

運動している最中に、自分がどのような運動を現在進行中であるのかを脳の中でモニターすることは運動の制御にとって重要であるが、それのみならず学習、模倣、ボディイメージの形成さらには自己の認識ということまで関わってくる。本研究においてはこの自己の運動を脳がいかに視覚的に認識しているのを調べるのが目的である。平成14年度の科研費ではサルが2次元のビデオモニターにて自分の手の運動を見ながら物体をつかむシステムとともに、あらかじめ記録した手の動きの画像を動画としてタイミングをそろえて呈示するシステムにより、サルの目線で見た自分の手の運動を呈示し、それに反応するニューロン活動をサルの頭頂間溝前方部周辺領域(AIP野、PF野)にて記録を行った。このとき、画像にビデオエフェクターを用いて、物体の像を消し、手の映像だけを映すようにした。さらに今年度補助金では、ビデオモニターに映っている手の運動の画像を、実際の運動よりも遅らせる装置を導入した。その結果、AIP野において物体をつかんでいる最中に反応し、また物体をつかんでいる動画を注視するだけでも反応するニューロン活動が記録された.この様なニューロンは、モニターには映像が映らない状態で運動をさせると反応せず、自己の運動についての視覚的な入力によってのみ活動していると考えられる。また、画像に遅延をかけた場合は、反応が低下する傾向があったが、これは視覚像が自己の手の運動として認識されないためと予測される結果である。今後は、この様な活動についてさらにニューロンの数を増やす一方、遅延の時間も変えて反応を比較する予定である。また、頭頂葉のPF野において、運動前野と同様の他者の動作を見ている時に反応するミラーニューロンを記録した。これらのニューロンは、イタリアのグループが報告しているが、先の述べた課題により、自己の手の運動の視覚像に反応するかどうかについて、今後さらに研究を継続する予定である。また、運動前野におけるミラーニューロンについても同様の実験を計画中である。

锻炼时，大脑监测你当前正在做什么类型的运动对于控制运动很重要，但对于学习、模仿和身体形象的形成甚至自我意识也很重要。这项研究的目的是调查大脑如何在视觉上识别这种自我运动。 2002 年科学研究资助开发了一种系统，可以让猴子在二维视频监视器上观看自己的手部动作的同时抓住物体，以及将预先录制的手部动作图像显示为视频的系统同时，我们从猴子的角度呈现了自己的手部动作，并记录了猴子前顶内沟区域（AIP 区域、PF 区域）的神经元活动。此时，在图像上使用视频效果器来擦除物体的图像，只显示手的图像。此外，利用今年的资助，他们安装了一种设备，可以减慢视频监视器上显示的手部运动图像与实际运动的速度。结果，在抓握物体时做出反应的 AIP 区域中记录了神经元活动，即使在观看被抓握物体的视频时也会做出反应，如果没有它就移动它，它不会做出反应，并且被认为是这样的。它只能通过有关其自身运动的视觉输入来激活。此外，当对图像施加延迟时，存在响应降低的趋势，但这预计是因为视觉图像没有被识别为自己的手的运动。未来，我们计划进一步增加参与此类活动的神经元数量，同时改变延迟时间并比较反应。此外，我们还记录了顶叶 PF 区域的镜像神经元，它们在观察其他人的动作时会做出与前运动皮层类似的反应。意大利的一个研究小组报告称，这些神经元会对自己手部动作的视觉图像做出反应，我们计划在未来继续研究，以确定这些神经元是否会对自己手部动作的视觉图像做出反应。我们还计划对前运动皮层的镜像神经元进行类似的实验。