新規のポルフィリン誘導体を触媒とする色素の効果的な酸化漂白

新型卟啉衍生物催化染料的有效氧化漂白

基本信息

批准号：
12780086
负责人：
徳田順子
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Osaka Kun-ei Women's Junior College
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2001
项目状态：
已结题

项目摘要

繊維や河川の汚れ除去に漂白剤の役割は重要である。しかし近年、塩素系漂白剤がダイオキシン生成の一因となることが指摘され、環境保全の面から酸素系漂白剤の利用が注目されている。本研究では、繊維や環境にやさしい酸素系漂白剤の有効利用のために、できるだけマイルドな条件で活性化でき、取扱いやすく、また、回収が可能な諸種のポルフィリンの金属錯体を新たに合成し、触媒として使用することを試みた。新規なポルフィリン誘導体としては、ポリマー(ポリエチレングリコール、ポリエチレンイミンなど)と結合したポルフィリン誘導体を合成した。また、マンガンポルフィリン誘導体を脂質二分子膜などの超微粒子の小胞(たとえば固定化リポソーム)に内封した。これらを用いて効率よく触媒作用を行い、着色水の脱色や、色素の汚れの漂白効果を研究した。それらを触媒としてpH8.0という温和な条件で過酸化水素による色素の漂白を行った結果、過酸化水素のみではほとんど色素の退色がみられなかったが、脂質二分子膜などの超微粒子の小胞(たとえば固定化リポソーム)に内封したマンガンポルフィリン誘導体存在下では、pH8.0という温和な条件で過酸化水素による色素の漂白を促進させることがわかった。さらに、脂質二分子膜などの超微粒子の小胞(たとえば固定化リポソーム)に内封したマンガンポルフィリン誘導体の温度依存性について検討した。その結果、脂質の種類により温度依存性が見られた。リン脂質膜の相転移温度以下ではほとんど活性を示さないが、リン脂質膜の相転移温度付近で急激な活性の上昇が見られ、過酸化水素による色素の漂白を促進させることがわかった。

漂白剂在去除纺织品和河流上的污渍方面发挥着重要作用。然而，近年来，有人指出氯漂白剂是二恶英形成的一个因素，从环境保护的角度来看，氧漂白剂的使用引起了人们的关注。在本研究中，为了有效利用对纺织品和环境友好的氧基漂白剂，我们合成了各种卟啉的新型金属配合物，这些配合物可以在尽可能温和的条件下活化，易于处理，并且可以回收尝试将其用作催化剂。作为新型卟啉衍生物，我们合成了与聚合物（聚乙二醇、聚乙烯亚胺等）键合的卟啉衍生物。此外，锰卟啉衍生物被封装在超细囊泡（例如固定化脂质体）中，例如脂质双层膜。使用这些材料，我们进行了有效的催化作用，以研究脱色有色水和漂白染料污渍的效果。在 pH 8.0 的温和条件下，使用这些作为催化剂，用过氧化氢漂白染料，结果发现，单独使用过氧化氢时，染料几乎没有褪色。（例如，固定化脂质体），在pH 8.0的温和条件下促进过氧化氢对染料的漂白。此外，我们研究了封装在超细囊泡（例如固定化脂质体）（例如脂质双层膜）中的锰卟啉衍生物的温度依赖性。结果，观察到取决于脂质类型的温度依赖性。在磷脂膜的相变温度以下几乎没有表现出活性，但在磷脂膜的相变温度附近观察到活性急剧增加，发现过氧化氢对染料的漂白作用加速。