公共的な諸課題を解決するための市民性教育に関する基礎的研究

解决各类公共问题的公民教育基础研究

基本信息

批准号：
18K02687
负责人：
本多千明
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Doshisha University (2022)Mukogawa Women's University (2018-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-03-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

2022年度の研究実績としては、地域や学校の協働を高めるための事例について検討した。主に、学校運営協議会の実施状況の調査や、マイノリティと言われる人達が、如何に地域社会に馴染むことができるのかについて、公民館を中心として検討を行った。また、児童館や小学校の放課後事業の施策を検討し、働く保護者が安心して子どもを預けることができる仕組みについて、考察を行った。地域社会で、どのように子どもたちの学びを保証することが出来るのかについては、学校教育だけではなく、行政や地域社会といった、重層的なアプローチが必要である。今後の課題としては、開かれた学校に対して、地域社会との連携の在り方について、模索することが挙げられる。また、2022年度からは、高等学校の新科目「公共」が設定された。新教科「公共」は、主権者として社会に参加するために必要な知識を学ぶだけではなく、適切な判断力や様々な社会的課題に対して適切に判断し、解決する力を身につけることを目的として新設された科目である。高等学校の授業で、どのように、自立した主体として生きるために必要な知識を身に付けさせ、如何に社会に参画し、他者と協働していくかを考察、追究させることが可能であるのかについて、授業案を作成し、検討した。教育活動を通して、学校と地域社会が相互に連携し、協力し合いながら「持続可能な社会」を実践することが求められている。今後の課題としては、各地域における市民性教育に関する実践の類型化や、諸外国における実践事例の検討などが挙げられる。

至于2022年的研究结果，我们考虑了加强当地社区和学校之间合作的案例。我们主要调查了学校管理委员会的实施情况，并研究了被视为少数群体的人如何融入当地社区，重点是社区中心。我们还考虑了儿童中心和小学课外活动的措施，并考虑了允许在职父母安心离开孩子的制度。如何保证儿童在当地社区的学习，需要多层次的方法，不仅涉及学校教育，还涉及政府和当地社区。未来的挑战包括寻找与当地社区合作建立开放学校的方法。此外，从2022年开始，高中将开设一门新科目“公共事务”。新科目“公共事务”不仅教授学生作为主权公民参与社会所必需的知识，而且还获得做出适当判断和解决各种社会问题的能力，这是为此目的而新设立的科目。在高中课堂上，可以让学生获得作为独立主体生活所必需的知识，思考和追求如何参与社会以及与他人合作。我们制定了课程计划并讨论了是否如此。通过教育活动，学校和当地社区需要合作并共同创建一个“可持续发展的社会”。未来的任务包括对每个地区与公民教育相关的实践进行分类，并研究其他国家的实际例子。