聖母晩年伝の機能研究

圣母玛利亚晚期传记的功能研究

基本信息

批准号：
19J00677
负责人：
桑原夏子
金额：
$ 7.49万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-25 至 2022-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19J00677/
关键词：
聖母晩年伝シエナフォリーニョタッデオ・ディ・バルトロオッタヴィアーノ・ネッリフランチェスコ会図像教皇派と皇帝派死生観アッシジのサン・フランチェスコ聖堂ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂チマブーエヤコポ・トッリーティジョット葬礼美術典礼

项目摘要

聖母晩年伝の機能研究について、計画していた「④政治的空間における聖母晩年伝の機能」について中心的に研究し、実績をあげることができた。具体的には、聖堂ではなく、政庁舎などの政治的空間に設けられた礼拝堂に描かれた聖母晩年伝の機能（役割）を考察することを目的としたが、その代表作例であるシエナ政庁舎内礼拝堂壁画（タッデオ・ディ・バルトロ作）と、フォリーニョのパラッツォ・トリンチ内壁画（オッタヴィアーノ・ネッリ作）を扱った。シエナ作例に関しては、当該作例を含む政庁舎内の壁画の内容を記録・観察するフィールドワークを実施すると同時に、史料調査を実施し、政庁舎内の壁画装飾事業の経緯をリスト化した。その結果、教皇グレゴリウス12世の一時的なシエナ滞在の際に、画家を政庁舎内に幽閉するという極端な手段を用いてまで壁画の完成が急がれていたこと、隣接する「バリーアの間」の壁画装飾もほぼ同時期に実施され、こちらには「シエナ出身の教皇アレクサンデル3世にまつわる物語」が選択されていることに着目するに至った。当時、教皇グレゴリウス12世が教会大分裂の危機の最中にシエナに滞在し、教会大分裂の解消に苦心していた背景を念頭に置くならば、シエナの政庁舎内礼拝堂と「バリーアの間」の壁画は、教皇グレゴリウスと都市シエナとの関係性の中で理解できると推定できる。この成果に関する論文は『西洋中世研究』に投稿し、査読の結果待ちである。フォリーニョ作例に関しては、これまで研究し、想定してきた「アヴィニョンの教皇館とヴァチカン宮殿に描かれていた失われた作例」に影響を受けた作例の一つであることを、ラクイラ大学ペッツート氏との共同研究において主張したが、その内容はイタリア語の書籍として2021年4月に出版された。同内容は画家オッタヴィアーノ・ネッリに関する展覧会カタログ（2021年）の論文にて好意的に取り上げられ、評価された。

关于圣母玛利亚晚年生活的功能研究，我们重点关注了计划中的“（四）圣母玛利亚晚年生活在政治空间中的功能”，并取得了成果。具体来说，目的是考察在政府大楼等政治空间设置的教堂中绘制的已故圣母玛利亚的功能（角色），而不是在大教堂中。我们处理了政府大楼教堂中的壁画（由塔迪奥·迪绘制）。巴托洛）和福利尼奥特林奇宫的壁画（奥塔维亚诺·内利创作）。对于锡耶纳的例子，我们进行了实地考察，记录和观察了政府大楼内的壁画内容，包括该例子，同时进行了历史资料调查，并制作了一份政府大楼内壁画装饰工程的历史清单。政府大楼。结果，在教皇格列高利期间，壁画装饰也在大约同一时间进行，我们注意到这里选择了“来自锡耶纳的教皇亚历山大三世的故事”。当时的“教皇格列高利”可以放在教皇格列高利与锡耶纳市的关系背景下来理解。关于这一结果的论文已提交给“西方中世纪研究”，正在等待同行评审结果。关于福利尼奥的例子，拉奎拉大学的 Pezzuto 先生证实，它是受到“阿维尼翁教皇宫殿和梵蒂冈宫所画的失落例子”影响的例子之一，该画作已被迄今为止的研究和假设内容已于 2021 年 4 月以意大利语出版。同样的内容在展览图录（2021）中关于画家奥塔维亚诺·内利（Ottaviano Nelli）的一篇文章中得到了好评，并获得了高度评价。