戸建住宅市街地の住宅更新における世代間継承と住宅・住環境の管理に関する研究

城市独立住宅房屋更新中的代际传承与住房/居住环境管理研究

基本信息

批准号：
20K04834
负责人：
松本暢子
金额：
$ 1.75万
依托单位：
Otsuma Women's University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

住居系市街地の住宅更新メカニズムは、住宅需要の変化に伴い、従来とは様相を大きく変化している。住宅（持地持ち家）は、世代間扶養の前提となる資産であり、居住継承と相続は密接に関わっていると考えられてきた。従来は、同居による資産としての住宅等の相続および継承が行われていたが、近年の空き家の増大は、①居住継承の減少、②住宅の老朽化（管理不全）、③相続・売却処分の増加をもたらしているものと推察される。本研究では、こうした住宅更新の経緯をインタビュー調査により把握し、住宅更新メカニズムの変化として整理することを目指している。こうした住居市街地の住宅更新には、その地域の住宅需要との関係が大きく影響していることが確かめられた。とりわけ、東京西部地域の住居系市街地（世田谷、狛江、調布）では、ある程度の住宅需要が見込まれ、空き家の賃貸住宅化や除却して更地にした場合は宅地売買される事例が多く、住宅市場での取引の可能な地域では、資産運用型の建て替えも行われていた。そこで、これらの地域を対象に、①空き家化の事例および②空き家対策の自治体での取り組みについて整理し、取り組みの違いやその効果について分析した。①空き家事例の収集では、空き家化の経緯を軸に把握し、高齢者のみ世帯の居住する住宅（空き家予備軍）への対応として、管理不全に陥らない対応の在り方について検討している（2023年度に継続して検討する）。②東京都内の自治体（市区）による空き家対策の取り組みを整理し、空き家等の特措法にもとづく対応に違いがあることや、自治体の取り組み事例（空き家の活用、管理のための方策等）の事例収集を行った。2023年度に事例を分析し、人口減少下の住宅更新メカニズムを明らかとし、スポンジ化する市街地における住環境の維持保全について考察する計画である。

由于住房需求的变化，城镇住宅区的住房更新机制正在较以往发生重大变化。房屋（土地拥有的房屋）是一种资产，是代际赡养的前提条件，人们认为住宅的继承与继承密切相关。传统上，房屋等是通过同居作为资产继承和传承的，但最近空置房屋数量增加的原因是（1）住宅继承减少，（2）房屋老化（管理不善），以及（3）继承/出售和处置据推测这是导致增加的原因。在本研究中，我们旨在通过访谈调查了解住房更新的历史，并将其整理为住房更新机制的变化。经证实，此类居住城区的房屋更新受该地区住房需求关系的影响较大。特别是东京西部地区（世田谷、狛江、调布）的住宅区预计会有一定的住房需求，空置建筑物改造成出租屋或拆除成为空地出售的情况较多。在可以进行市场交易的地区，也正在进行资产管理式的改造。因此，我们针对这些地区，整理了（1）空置房屋实例和（2）地方政府应对空置房屋的举措，并分析了举措的差异及其效果。 ① 在收集空置房屋案例时，重点了解空置房屋的历史，并考虑如何应对仅老年人居住的房屋（空置房屋储备），防止其陷入管理不善的境地（2023年（本年）下一财年继续）。 ② 组织东京都内的地方政府（市区）处理空置房屋的工作，根据空置房屋特别措施法等，找出应对措施的差异以及地方政府举措的实例（利用和利用措施）空置房屋的管理等）进行了收集。我们计划在2023年进行案例分析，明确人口减少下的住房更新机制，考虑对海绵状城市地区的人居环境的维护和保护。