腎癌の発育形態と被膜周囲微小環境の病理学的探索および新規リスクモデルの構築

肾癌生长形态和囊周微环境的病理探索及新风险模型的构建

基本信息

批准号：
20K18109
负责人：
田中一
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Tokyo Medical and Dental University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

局所進行/転移性腎細胞癌の予後は多様であり、従来の病期・リスク分類では、その生物学的悪性度を十分に層別化できていない。はじめに申請者は、手術が施行された局所進行腎細胞癌77例の術前造影CT画像および摘出標本を用いて腎癌と正常腎実質の境界の画像所見および組織学的所見を解析し、同部の浸潤性境界が不良な予後と強く関連することを示した（Shimada W, Tanaka H, et al. Int J Urol. 2021; 28: 1233-1239.）。転移を有する腎細胞癌98例においても腎原発巣の造影CT画像を用いて類似の解析を行った結果、腫瘍と正常腎実質の浸潤性境界が全体の41%に認められ、これが腎癌死の独立したリスク因子であり、さらに現在広く用いられているIMDCのリスク分類と組み合わせることでその予測精度の向上に寄与することが示された（論文投稿中）。さらに申請者は、局所進行癌に限定しない根治的腎摘除が施行された非転移性淡明細胞型腎細胞癌333例の切除検体を病理学的に評価した。その結果、腎実質内浸潤/進展を40例（12%）に認め、内24例がpT3a以上、16例がpT1-2であった。多変量解析では、pT3a以上、脈管侵襲、WHO/ISUP grade 3-4、腎実質内浸潤/進展が再発の独立したリスク因子であり、ハザード比は腎実質内浸潤/進展で最も高値であった。腎実質内浸潤/進展を呈する症例と呈さない症例の腫瘍組織からDNAを抽出し、腎細胞癌において重要な遺伝子のvariant頻度を解析すると、腎実質内浸潤/進展を呈する症例ではSETD2およびTSC1遺伝子に変異を有する頻度が有意に高かった（論文投稿準備中）。以上から、組織学的な腎実質内浸潤/進展は従来のTステージとは独立して術後再発リスクに強く関連し、その背景にはよりaggressiveな遺伝子背景があることが示唆された。

局部晚期/转移性肾细胞癌的预后多种多样，传统的分期和风险分类并不能充分分层其生物学分级。首先，申请人利用术前增强CT图像和77例接受手术的局部进展期肾细胞癌患者的切除标本，分析了肾癌与正常肾实质边界的图像表现和组织学表现，显示浸润性边界。该区域与不良预后密切相关（Shimada W, Tanaka H, et al. Int J Urol. 2021; 28: 1233-1239.）。对98例伴有转移的肾细胞癌的肾原发肿瘤的增强CT图像进行了类似的分析，41%的病例中观察到肿瘤与正常肾实质之间存在浸润性边界，这就是其原因结果表明，这是一个独立的危险因素，将其与目前广泛使用的 IMDC 风险分类相结合有助于提高预测准确性（论文正在进行中）。此外，申请人对333例接受根治性肾切除术的非转移性透明细胞肾细胞癌患者的切除标本进行了病理学评估，不仅限于局部晚期癌症。结果，40例（12%）观察到肾实质侵犯/进展，其中24例为pT3a以上，16例为pT1-2。多变量分析显示，pT3a或更高、血管侵犯、WHO/ISUP 3-4级和实质内侵犯/扩展是复发的独立危险因素，且实质内侵犯/扩展的危险比最高。从有和没有肾实质侵犯/扩展的病例的肿瘤组织中提取DNA，分析肾细胞癌中重要基因的变异频率明显较高（论文正在准备提交）。上述结果表明，组织学实质内侵袭/进展与术后复发风险密切相关，与常规T分期无关，并且这背后存在更具侵袭性的遗传背景。

项目成果

期刊论文数量（6）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Infiltrative tumor interface with normal renal parenchyma in locally advanced renal cell carcinoma: Clinical relevance and pathological implications.

局部晚期肾细胞癌中浸润性肿瘤与正常肾实质的界面：临床相关性和病理学意义。

DOI：
10.1111/iju.14673
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
2.6
作者：
Shimada W; Tanaka H; Fukawa Y; Kimura K; Yamamoto K; Fukuda S; Fukushima H; Yasuda Y; Uehara S; Yoshida S; Yokoyama M; Matsuoka Y; Tateishi U; Campbell SC; Fujii Y.
通讯作者：
Fujii Y.

Prognostic significance of radiologic infiltrative feature of primary renal tumor in metastatic renal cell carcinoma

原发性肾肿瘤放射学浸润特征对转移性肾细胞癌的预后意义

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hajime Tanaka; Yoshitomo Yamaguchi; Shohei Fukuda; Hiroshi Fukushima; Sho Uehara; Yosuke Yasuda; Soichiro Yoshida; Minato Yokoyama; Yoh Matsuoka; Steven C. Campbell; Yasuhisa Fujii.
通讯作者：
Yasuhisa Fujii.

Prognostic impact of pathological renal parenchymal infiltration in non-metastatic clear cell renal cell carcinoma

非转移性透明细胞肾细胞癌病理性肾实质浸润的预后影响

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hajime Tanaka; Yuki Fukawa; Kouhei Yamamoto; Shohei Fukuda; Sho Uehara; Soichiro Yoshida; Minato Yokoyama; Yoh Matsuoka; Steven C. Campbell; Yasuhisa Fujii.
通讯作者：
Yasuhisa Fujii.