Reconsideration on the Process of Making and Chronology of Wall Paintings of Rock-cut Churches in Cappadocia with Digital Documenting Techniques

用数字记录技术重新思考卡帕多西亚岩切教堂壁画的制作过程和年代

基本信息

批准号：
20K20680
负责人：
菅原裕文
金额：
$ 4.16万
依托单位：
Kanazawa University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-07-30 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

岩窟を掘削して描く壁画制作は「石工→左官→画家」の工程を経るのは自明だが、西洋中世（15世紀）以前の壁画制作の実態は謎である。それは上記集団の活動を記す文字史料がないためである。文字情報の不足を研究者はこれまでモノ自体の精査――細微に至る作品観察、斜光線等の活用、下地や顔料の分析――で補おうとしてきた。いずれも職能集団の活動の時期・実態には迫れず、カッパドキア岩窟聖堂の編年は精度50年が限界の絵画様式による年代比定に基づいたままである。対して、報告者はすでに貴会による科研挑戦的研究（萌芽・17K18461）助成の成果として、日本ビザンツ学会第17回大会（2019年3月・駒澤大）で、カッパドキアでは壁画を描く凝灰岩を平滑に慣らす仕上げ方と道具に石工の個性が出ること、壁画を描く箇所は予め画家から石工に指示されていたことを解明し、これを補助手段に編年を25年単位まで精緻化することに成功した。カッパドキアでは下塗が1-3mmと薄く鑿痕を視認でき、下塗さえない聖堂も多いため石工／左官／画工の工程が観察できる。本研究では最新の写真測量法およびReflectance Transformation Imaging 以下RTI）を援用し、視認・記録も困難だった石工の鑿痕・左官の刷毛跡・画家の筆触のパターンと組み合わせを分析する。その上でカッパドキアの職能集団の時間・空間的な活動範囲を検討し、基準作例との比較により編年の精緻化を図る。壁画を総括的に捉える本研究は世界の壁画制作の実態を解明する一助となり、編年の精度を飛躍的に高めることが期待される。

不言而喻，通过挖掘岩石洞穴来创作壁画的过程涉及“石匠、泥水匠和画家”的过程，但西方中世纪（15世纪）之前壁画制作的现实仍然是个谜。这是因为没有书面史料记录上述团体的活动。到目前为止，研究人员一直试图通过检查物体本身来弥补文本信息的缺乏：观察作品的微小细节，使用斜光，并分析底色和颜料。在这两种情况下，都不可能接近这些专业团体活动的时间和现实，并且卡帕多西亚岩切大教堂的年表仍然基于基于绘画风格的年表，其限制为 50 年。准确性。另一方面，由于贵组织的科学研究挑战研究资助（Embryo，17K18461），演讲者已经参加了日本拜占庭学会第十七届代表大会（2019年3月，驹泽大学），并在卡帕多西亚，他正在画凝灰岩来画壁画。人们发现，石匠的个性体现在使岩石光滑的修整方法和工具上，而且艺术家事先指示石匠在哪里画壁画。以此为辅助方法，他们提炼出壁画。 25 年增量的年表成功地做到了这一点。在卡帕多西亚，底漆薄至1-3毫米，凿痕清晰可见，许多大教堂甚至没有底漆，可以观察砖石、抹灰和绘画过程。这项研究利用最新的摄影测量方法和反射变换成像（RTI）来分析石匠的凿痕、泥水匠的笔迹和画家的笔触等难以看到或记录的图案和组合。在此基础上，我们将考察卡帕多西亚职业群体活动的时空范围，并通过与参考事例的比较来完善年表。这项研究对壁画进行了全面的研究，预计将有助于阐明世界各地壁画制作的现实，并大大提高年代学的准确性。