中期ビザンティン(9〜13世紀)におけるエレウサ型聖母子像の受容

拜占庭中期（9 世纪至 13 世纪）对埃莱乌萨型《圣母子》的接受

• 批准号: 05J00372
• 负责人: 菅原 裕文
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: Waseda University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2005
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2005 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J00372/
• 关键词: 西洋中世美術史; キリスト教美術史; ビザンティン美術史; 聖母子像; キリスト教の典礼; 感情表現; 慈愛の聖母; エレウサ型; カッパドキア

今年度の課題は、頬を寄せ合うマリアと幼子キリストを描いたエレウサ型聖母子像が、バルカン半島およびキプロスでどのように受容されたのか、そしてイコンにおける同類型について検討することである。8月にマケドニア共和国(旧ユーゴスラヴィア)の19聖堂、2月に南キプロスの35聖堂を対象に、それぞれ1ヶ月に渡るフィールド・ワークを行った。その結果、研究や出版の遅れによりこれまで公表されてこなかった、エレウサ型聖母子像を新たに10例確認した。この研究を通して、中期(9〜13世紀)には聖堂の主要壁面を飾っていたエレウサ型が、後期(14〜15世紀)になると、南西扉口上、あるいはより私的な意味合いの高い壁面に描かれる傾向にあることが分かった.この調査結果は、キプロス調査での写真を整理・分析を待って、美術史学会や地中海学会などで積極的に発表していきたい。昨年度の調査から継続して各地のビザンティン博物館(アテネ、テサロニキ、ヴェリア、カストリア、スコピエ、オフリド、ニコシア)にて、イコンの撮影を行った。これまで構築したデータベースから抽出した作例と比較検討した結果、エレウサ型とこれに準じて受難の意味が付加された聖母子像には、受難具を手にする天使、あるいは布や外衣で手を覆う天使が伴う傾向にあることが判明した。この成果は2007年4月7日(土)に早稲田大学で開催される、第5回日本ビザンツ学会大会で「聖母子像にともなう天使の役割」という題目の下、口頭発表を行う予定である。

今年的任务是研究巴尔干半岛和塞浦路斯如何接受描绘玛丽和圣婴的埃莱乌萨式圣母圣婴雕像，并考虑类似的圣像类型。 8 月在马其顿共和国（前南斯拉夫）的 19 座大教堂和 2 月在南塞浦路斯的 35 座大教堂进行了为期一个月的实地工作。由此，确认了10件因研究和出版延误而未公开的埃莱乌萨型圣母子雕像的新案例。通过这项研究，我们发现中世纪（9至13世纪）教堂主墙装饰的Eleusa字体，在晚期（14世纪）被画在西南门口或具有更私人意义的墙壁上。在整理和分析塞浦路斯调查期间拍摄的照片后，我们希望在艺术史学会和地中海社会积极展示这项研究的结果。延续去年的调查，圣像在各个拜占庭博物馆（雅典、塞萨洛尼基、韦里亚、卡斯托里亚、斯科普里、奥赫里德和尼科西亚）拍摄。通过与目前建立的数据库中提取的实例进行比较研究，发现埃莱乌萨型和类似的带有受难含义的圣母子雕像是拿着受难器皿的天使，或者是手上覆盖着受难的物品。事实证明，它往往伴随着一个覆盖天使。这些结果将于 2007 年 4 月 7 日星期六在早稻田大学举行的第五届日本拜占庭学会会议上以口头形式提出，会议的标题是“天使在圣母子雕像中的作用”。

项目成果

カッパドキアにおける慈愛の聖母の受容

卡帕多西亚慈善圣母接待会

• 发表时间: 2007
• 作者: 菅原 裕文