要因実験型調査を用いた情報・知識・リスク意識の説明構造の解明とモデル化

使用析因实验研究对信息、知识和风险意识的解释结构进行阐明和建模

基本信息

批准号：
21K02938
负责人：
新田直子
金额：
$ 2.66万
依托单位：
The Institute of Statistical Mathematics
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

現代の新たな感染症リスク問題は、甚大な健康被害や経済社会的被害をもたらしており、「正しく恐れて行動する」ことの重要性が強調されている。しかし、それがいかなる状況下の何に規定され、結果としていかなる具体的行動を指すのかについては、専門家と市民との認識共有がなされていない。本研究の目的は、新たな感染症による健康リスクを題材に、情報と人々が置かれた状況の文脈がどのように人々のリスク回避行動に影響しうるのかという問題について実証することにある。コロナ禍のなかで政府や専門家は、一日当たりの新規感染者数や病床のひっ迫度、ワクチン接種に関する情報をさかんに発信している。市民は、それらの情報と自身の状況（高齢者と同居か、一人暮らしか、リモートワークが可能な職業か、ワクチン接種済みか等）とを勘案してリスク回避行動をとるか否かを決定していると考えられる。これらの情報や状況が人々の行動変容にどのように影響を与えているかについては多くの専門家の関心事であるものの、情報と状況の組み合わせは無数にあり、実証が困難であった。そこで本研究では、重要と考えらえる複数個の要因を抽出することで、近似的な解決を図った。設定したすべての要因（属性）と水準のすべての組合せに対して、少ないプロファイル数で同等の効果測定を可能とする直交計画による要因実験型調査（コンジョイント法）を適用した。同一デザインの調査を日本および国際比較調査として2021年度に実施し、その統計分析結果から調査設計の信頼性と妥当性が確認できたたことから、今年度（2022年度）は再度日本において同一デザインの調査を実施した。このことによって、測定精度の確認と結果の安定性を確認することができた。さらに本研究の目的を達成するために最適な統計モデルを選定することができた。

现代新发传染病风险问题正在造成巨大的健康损害和经济社会损害，强调“带着正确的恐惧行事”的重要性。然而，对于什么情况下的定义以及它所指的具体行动，专家和公民之间并没有达成共识。本研究的目的是以新传染病带来的健康风险为主题，展示信息和人们所处的情境如何影响人们的风险规避行为。在冠状病毒大流行期间，政府和专家正在积极传播有关每日新增感染人数、医院床位供应情况和疫苗接种情况的信息。公民通过考虑这些信息和自身情况（是否与老人住在一起、独居、是否有允许远程工作的职业、是否接种过疫苗等）来决定是否采取规避风险的行动。尽管许多专家对这些信息和情况如何影响人们的行为变化感兴趣，但信息和情况的组合有无数种，很难进行论证。因此，在本研究中，我们试图通过提取多个被认为重要的因素来提供近似解决方案。对于所有设定因素（属性）和水平的所有组合，我们应用了采用正交设计的阶乘实验类型调查（联合方法），这使得能够用少量的配置文件进行等效效果测量。 2021年进行了相同设计的调查，作为日本与国际的比较调查，并从统计分析结果中确认了调查设计的信度和效度。本财年（2022年）日本将再次进行相同设计进行了一项调查。这使我们能够确认测量精度和结果的稳定性。此外，我们能够选择最佳的统计模型来实现本研究的目的。