キリスト教学校修士会の思想と実践からみるフランス近代学校教育の形成

从基督教学校校长协会的思想与实践看法国现代学校教育的形成

• 批准号: 22K02268
• 负责人: 越水 雄二
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: Doshisha University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2026-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K02268/
• 关键词: キリスト教学校修士会; ジャン=バティスト・ド・ラ・サール; フランス教育史; 近代学校教育; 民衆教育

キリスト教学校修士会（以下、修士会と略記）の思想と実践を考察するため、本年度は、同会の設立からフランス革命期へ至るまでの活動の経緯を辿って、注目点を検討した。ラ・サールが中心となり1680年代に発足した修士会は、彼が亡くなる1719年までに、最初の慈善学校を設立したランスをはじめ、パリを含む国内22都市で、貧民を対象に無償で読み書きとキリスト教を教える学校を同一の方針に従って運営するまでの発展を遂げた。その方針は、ラ・サールが生前に執筆していた『キリスト教学校の指導方針』が1720年に公刊されて確実な共有が可能になった。修士会が1720年代前半にフランス国王とローマ教会から相次いで認可されると、同会の学校は1730～1740年代に国内各地の都市に次々に設けられ、18世紀前半段階でその数は79都市へ達した。修士会がフランス革命までに国内100都市以上に及ぶ初等教育の学校網を築いていた史実は夙に知られてきた。ただし、上述の通り、それは1750年以前にほぼ構築されていた点が改めて注目される。というのも、そうした実態が、1760年代以降に活発化した公教育をめぐる議論の背景となっていた。1763年にレンヌ高等法院の検事長ラ・シャロテは『国民教育試論』で、民衆へ読み書きを教える修士会の学校が社会秩序を台無しにすると指弾した。彼によれば、「社会の福祉は、民衆の知識がその職業以上に広がらないことを求めている」。このような民衆教育観から、修士会の活動が危険に見られたのである。修士会の学校が体制側司法官の貴族から危険視されていた史実は、従来の教育史において、アンシァン・レジーム期の〈小さな学校〉と総称される教育機関が、従順で勤勉な民衆の形成を目指した体制順応の教育の場と見なされてきた点に再考を促す。民衆教育の代表的な担い手へ成長した修士会の思想と実践をさらに探り考察していきたい。

为了考察基督教学校硕士协会（以下简称硕士协会）的思想和实践，今年我们追溯了该组织从成立到法国大革命时期的活动历史，并考察了一些看点。大师协会成立于 1680 年代，由拉萨尔领导，到 1719 年拉萨尔去世时，该协会为全国 22 个城市的穷人提供免费阅读和写作，其中包括巴黎，包括他在兰斯创立的城市第一所慈善学校已经发展到按照同样的原则经营基督教的学校。 1720 年，当拉萨尔生前撰写的《基督教学校指导政策》出版时，这一政策得以确定地得以共享。 1720年代初期，大师协会相继获得法国国王和罗马教会的批准，1730年代和1740年代，全国各城市陆续建立学校，第一年达到79所。到了18世纪上半叶。到法国大革命时期，大师协会已在全国100多个城市建立了小学教育网络，这一历史事实早已为人所知。然而，如上所述，值得注意的是，它大多建于 1750 年之前。这一现实是 1760 年代以来关于公共教育的争论的背景。 1763年，雷恩高等法院首席检察官拉夏洛特在其《国民教育论》中写道，向大众教授阅读和写作的硕士学校正在破坏社会秩序。他认为，“社会的福祉要求人们的知识不应超出其专业范围”。由于这种大众教育观，大师协会的活动被视为危险的。历史事实是，大师学校被当权的司法贵族视为危险的。在传统教育史上，旧制度时​​期统称为“小学校”的教育机构有助于培养服从和勤奋的人。它敦促我们重新考虑这样一个事实：它已被视为一个遵守制度的教育场所。我想进一步探讨和思考硕士协会已经成长为人民教育的代表性参与者的想法和做法。

项目成果

ジャン=バティスト・ド・ラ・サールの教育思想 ―フランス近代学校教育の形成過程をめぐって―

让·巴蒂斯特·德拉萨尔的教育思想——论法国近代学校教育的形成过程——

• 发表时间: 2022
• 作者: 越水雄二

17世紀後半から18世紀フランスにおける民衆学校教育の進展とその背景―キリスト教学校修士会を中心に―

17世纪末至18世纪法国大众学校教育的发展及背景 - 聚焦基督教学校校长协会 -

• 发表时间: 2023
• 作者: 越水雄二