アジア新興国における「早すぎる脱工業化」の検証と処方箋の考察に関する研究

亚洲新兴国家“过早去工业化”的验证及思考药方

基本信息

批准号：
22K01495
负责人：
田口博之
金额：
$ 2.58万
依托单位：
Saitama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2027-03-31
项目状态：
未结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K01495/
关键词：
早すぎる脱工業化産業経済

项目摘要

本研究は、アジア新興国を対象に、世界的に議論が高まっている「早すぎる脱工業」の存在とそのリスクを定量的に検証し、またその回避のための処方箋を示唆する分析を行うことを目的とする。本研究の学術的貢献は、早すぎる脱工業化に関して既存研究の蓄積の少ないアジア新興国について、１５か国および特定国（中国、タイ、ベトナム）の国内各地域を対象に定量的な比較分析を行うことに加えて、後発性指標を活用した脱工業化リスクの分析や、リスク回避の処方箋を具体的に示唆する分析を行うことに特徴付けられる。2022年度の研究実績については、第一に、アジア地域に焦点を当てて、後発開発途上国における「早すぎる脱工業化」のリスクについて、生産面の製造業比率を対象に後発性指標を用いて分析を行った。分析の結果得られた知見は以下の通りである。一つは、後発国の「早すぎる脱工業化」のリスクは、グローバル化の進展がみられた1990年代及び2000年代以降において確認された。二つは、製造業の比較優位を貿易収支面からみると、貿易赤字国の方が黒字国よりも、「早すぎる脱工業化」リスクの事象がより顕著に示された。三つは、地域別にみて、南アジア諸国の方が東南アジア諸国よりも、「早すぎる脱工業化」リスクの事象が顕著であった。そして最後に、近年のGVCのアジアにおける浸透が製造業比率の上昇をもたらしていることが確認され、アジアの後発国にとって、GVCへの参加が「早すぎる脱工業化」のリスクを回避する一つの処方箋となりうることを示唆された。第二に、タイの地域を分析対象として、「早すぎる脱工業化」のリスクについて、生産面の製造業比率を対象に後発性指標を用いて分析を行った。分析の結果、タイの後発地域において、グローバル化の影響や政府の地域産業政策の未熟さから「早すぎる脱工業化」のリスクの存在が確認された。

这项研究以亚洲新兴国家为对象，定量研究了世界各地日益争论的“过早去工业化”的存在和风险，并提出了避免这种现象的建议。本研究的学术贡献是对现有关于过早去工业化的研究很少的亚洲新兴国家进行了定量比较分析，以及特定国家（中国、泰国和越南）的国内地区。它的另一个特点是利用迟发指标对去工业化风险进行分析，并通过分析专门提出规避风险的建议。关于2022财年的研究结果，首先以亚洲地区为中心，利用后发指标针对制造业占产出的比例对最不发达国家“过早去工业化”的风险进行分析。分析结果如下。首先，后发国家“过早去工业化”的风险自20世纪90年代和2000年代全球化进程中就已被证实。其次，从贸易平衡角度看制造业的比较优势，贸易逆差国家“过早去工业化”的风险比贸易顺差国家更为明显。第三，从地区来看，南亚国家“过早去工业化”的风险比东南亚国家更为明显。最后证实，近年来全球价值链在亚洲的渗透导致制造业比重上升，而对于亚洲欠发达国家来说，参与全球价值链是避免“过早去工业化”风险的一种方式。 “有人建议这可能是一个处方。其次，我们使用针对制造业产量比例的后发指标，分析了泰国各地区“过早去工业化”的风险。分析证实，由于全球化的影响和政府区域产业政策的不成熟，泰国欠发达地区面临“过早去工业化”的风险。