緊急事態とデモクラシーーポストコロナの政治理論

紧急情况与民主：后新冠政治理论

• 批准号: 22K01310
• 负责人: 杉田 敦
• 金额: $ 2.66万
• 依托单位: Hosei University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22K01310/
• 关键词: デモクラシー; 緊急事態; 権力; 人権; 政治体制

本年度もコロナ禍の影響が残り、共同研究の遂行には支障が残ったが、そうした中でも一定の研究成果を出すことができた。コロナ禍に対する緊急事態対応がどのようになされ、そこに法的・政治的にどのような問題点があったかの洗い出しを、それぞれの研究分担者において進めた。併せて、緊急事態とデモクラシーとの関係についての理論研究、諸外国の事情に関する比較研究が進められた。2023年3月には共同研究の打ち合わせを兼ねた研究会を内部で実施し、それぞれの研究状況について確認し合うと共に、今後の進め方について協議した。パンデミックとしてのコロナに加えて、ウクライナ戦争が勃発したことにより、緊急事態と政治体制との関係、とりわけデモクラシーという政治体制が緊急事態にどのように対応できるのか、という問題意識が世界的に浮上している。こうしたことは、本研究の研究課題の重要性を裏書きするものと言える。また、限定的とはいえ、日本でもパンデミックに対する緊急事態宣言が発出されたことなど、緊急事態をめぐる実装的な分析の条件が整いつつある。こうした状況をふまえて、今後さらに、研究を進めて行きたい。具体的には、コロナをめぐる各国の対応状況を、それぞれの国の政治体制や政治文化との関係で整理することや、イタリアの哲学者ジョルジョ・アガンベンなど、緊急事態に関する理論を展開した論者の議論を整理し、分析に役立てて行く。そうした取り組みにより、緊急事態についての政治理論的・比較政治的分析が深まることが期待できる。

今年新冠疫情的影响依然存在，开展联合研究还存在一些障碍，但尽管如此，我们还是取得了一定的研究成果。每位研究人员都致力于确定如何处理冠状病毒大流行的紧急反应以及存在哪些法律和政治问题。同时开展突发事件与民主关系的理论研究以及其他国家情况的比较研究。 2023年3月，我们召开了内部学习会，同时也是联合研究会，确认了各项研究的现状，并讨论了未来如何进行。除了冠状病毒大流行之外，乌克兰战争的爆发也提高了全球对紧急情况与政治制度之间关系的认识，特别是民主政治制度如何应对紧急情况的认识。这些发现可以说支持了本研究课题的重要性。此外，日本已宣布进入紧急状态以应对疫情，但程度有限，目前已具备对紧急情况进行实际分析的条件。基于这样的情况，我想在未来继续进行进一步的研究。具体来说，我们将分析每个国家对冠状病毒的反应与每个国家的政治制度和文化的关系，我们将考察那些发展了紧急情况理论的学者的贡献，例如意大利哲学家乔治·阿甘本，并组织讨论并加以利用。进行分析。这些努力有望深化紧急情况的政治理论和比较政治分析。

项目成果

民主主義に未来はあるのか （分担執筆） 111-133ページ

民主有未来吗？（合著者）第 111-133 页

• 发表时间: 2022
• 作者: 松尾隆佑

経済デモクラシー再考：共和主義・財産所有・当初分配

重新思考经济民主：共和主义、财产所有权和初次分配

• 发表时间: 2022
• 作者: 松尾隆佑

日本社会・政治における責任と無責任

日本社会和政治中的责任与不责任

• 发表时间: 2023
• 作者: 鵜飼健史

人間、必要、政治

人类、需求、政治

• 发表时间: 2023
• 作者: 谷本純一

岩波講座世界歴史１５ 主権国家と革命 （分担執筆）251-271ページ

岩波世界历史讲座 15 个主权国家与革命（撰稿人）第 251-271 页

• 发表时间: 2023
• 作者: 中野勝郎