デジタル・プラットフォームによる個人データの収集・利用に係る包括的規制政策研究

数字平台收集和使用个人数据的综合监管政策研究

基本信息

批准号：
22K01182
负责人：
滝澤紗矢子
金额：
$ 1.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本研究は、社会的重要度を増したデジタル・プラットフォームに係る競争上の問題のうち、プラットフォームの競争力に深く関係する個人データの収集や利用から生ずる諸問題に焦点を当て、とりわけ、①個人データの不当な収集・利用に対する協調的規制、②個人情報保護と競争促進という異なる要請に伴う相克の調整、③パーソナライゼーション加速化傾向に伴う取引の個別的差別化への対応、という３つの問題をにつき、競争法上の単独行為規制を中心に、個人情報保護法や消費者法等他法の観点も包括して、我が国における適切な規制政策を提言し得る理論的基盤を提供しようとするものである。１年目は、当初の計画通り、予備的研究が進んでいる①②の問いを中心に、現在生じている問題事象を正確に把握しながら、比較法の観点から法規制政策の動向を、背後にある社会的政治的背景と関連付けながら、抜本的に理解するよう文献収集と読み込みを行った。研究計画においては、上記問題に対して積極的規制政策を展開するEUとその加盟国等の動向を中心に研究を進める予定であったが、政権交代後のアメリカ合衆国における政策動向も注目されることから、アメリカの規制政策動向についてもかなり立ち入って研究を進めた。このようなアメリカ競争法規制政策の変化とその背景に関する整理の作業の中から興味深い分析を得られたことから、それを論文の形でまとめ、近く公表される予定である。一方、個人情報保護法、消費者法の検討については昨年度に十分手が回らなかったため、本年度研究に着手する予定である。

在与社会日益重要的数字平台相关的竞争问题中，本研究重点关注与平台竞争力密切相关的个人数据收集和使用所产生的各种问题。（二）个人信息保护和促进竞争的不同需求；（3）解决个性化趋势加速带来的交易个体差异化问题，重点关注竞争法、个人信息保护法和消费者法等单方面行为规制，为建议相应的监管政策提供理论依据。日本，包括其他法律的观点。第一年，按照原计划，我们将重点围绕正在开展前期研究的①和②问题，准确把握当前存在的问题和现象，从比较法的角度研究法律和监管政策动向的背景。我们收集并阅读文献以获得基本的了解，同时将其与日本的社会和政治背景联系起来。研究计划主要关注欧盟及其成员国的趋势，这些国家正在制定积极的监管政策来解决上述问题，但美国政府更迭后的政策趋势也将受到关注。对美国监管政策趋势进行了广泛的研究。由于我们在梳理美国竞争法和监管政策的变化及其背景的过程中得到了一些有趣的分析，我们将把结果以论文的形式整理出来，并计划尽快发表。另一方面，由于去年未能充分考虑《个人信息保护法》和《消费者法》，因此我们计划今年开始研究。