タイ国で発展した積徳行文献に基づく蔵外仏典の研究

以泰国善行文献为基础的佛经研究

基本信息

批准号：
22K00064
负责人：
清水洋平
金额：
$ 2.08万
依托单位：
Otani University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本研究では、16～19世紀の東南アジア大陸部（特にタイ）で編纂された積徳行を勧奨する蔵外文献：アーニサンサを考察する。貝葉写本として数多存在するアーニサンサ文献の中で、今まで完本の現存例がないとされてきた二大集成の一つであり、タイに特徴的な積徳項目が網羅されている『スッタジャータカニダーナ・アーニサンサ』（全30束）について、本研究では、同集成文献を学問的に初めてローマナイズ／校訂／翻訳(和訳)しパーリ正典との対比・校合を行い、パーリ仏典発展史上におけるアーニサンサ文献編纂の目的とその変遷の解明を目指している。同時に、タイに根付いた在家者の積徳行実践の現実相とその意義・解釈について、当該アーニサンサが果たしてきた役割を明らかにすることを目的とする。令和4年度の研究実績は以下の通りである。(1)『スッタジャータカニダーナ・アーニサンサ』について、全30束に記されている表題とその内容の区切りを調査した。その結果、一束に一つの文献内容が記されているとは限らず、一束に複数の文献内容が記されているものが数多く存在することが判明した。全体としては約69文献が記されていることが明らかになった。(2)従前の科研プロジェクトにおいて、現在までに整理し構築したアーニサンサ文献グループ（約35種230束）のデータベースを活用して、『スッタジャータカニダーナ・アーニサンサ』集成に含まれている文献名と、同名もしくは関係が深いと考えられるアーニサンサ文献の存在の有無について調査を行った。その結果、該当するものが複数存在することが判明した。本年度は、その中から『ロークッタラスートラチュッラカティナ　マハーカティナ　アーニサンサカター』について、コーム文字（主としてパーリ語を記述するために使用された初期クメール文字）で記された同写本文献のローマ字転写作業を行い、パーリ語から日本語への翻訳作業を実施した。

在本研究中，我们将研究 Anisangsa，这是一种推荐行善行为的课外文学，于 16 世纪至 19 世纪在东南亚大陆（特别是泰国）编写。在众多以贝壳手稿形式存在的阿尼桑萨文本中，它是迄今为止尚无完整样本的两大经典集之一（共 30 卷）。），本研究将首次对所收集的文本进行学术罗马化/修订/翻译（日语），并与巴利经典进行比较和校准，并阐明阿尼桑萨文本在发展史上的编纂目的和变化我们的目标是巴利语佛教经典。同时，本研究的目的是澄清阿尼桑萨在泰国已扎根的俗家善行实践的现实、意义和解释方面所发挥的作用。 2020财年的研究结果如下。 (1) 关于《Suttajatakanidana Aanisansa》，我们调查了所有 30 包中所写的内容的标题和分区。结果发现，一束中不仅写入了一个文档内容，而且很多情况下，一束中写入了多个文档内容。据透露，总共编写了约69份文件。 (2)利用以往科研项目中整理构建的Aanisansa文献群数据库(约35种、230束)，对Suttajatakanidana Aanisantha馆藏中包含的文献名称进行调查，调查是否存在Aanisansa文本。具有相同的名称或被认为密切相关。结果发现，存在多起病例。今年，我们将对《Lokuttarasutra Chullakatina Mahakatina Aanisansakata》的 Khom 文字（早期高棉文字主要用于书写巴利语）手稿进行罗马化，并进行从巴利语到日语的翻译工作。