星間空間における対称性の高い多環式芳香族炭化水素の分布の研究

高度对称多环芳烃在星际空间的分布研究

基本信息

批准号：
13F03771
负责人：
尾中敬
金额：
$ 1.47万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2013
资助国家：
日本
起止时间：
2013-04-01 至 2016-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13F03771/
关键词：
星間塵赤外線観測分光観測星間物質

项目摘要

星間空間に広く観測される一連の赤外線輝線バンド（以下UIRバンド）は、多環式芳香族炭化水素（以下PAH）の構造を持つ物質に起因するものと考えられているが、具体的な物質については、今日に至るまで明確な同定がなされていない。UIRバンドは遠方銀河でも検出されており、キャリアは宇宙の炭素原子の10-20%を担い、星間ガスの加熱を通じ、星間空間の物理・化学過程に大きく影響を与えていると考えられている。従って、その正体を明確につきとめることは、宇宙空間における炭素質物質の進化を理解する上で、現在の天文学の主要課題の一つである。またUIRバンドは複数からなり、プロファイルは複雑な構造を示す。バンドの強度比、中心波長の値は、キャリアの構造・物理状態を反映していると考えられるため、キャリアを明確に規定できれば、UIRバンドを放射している遠方の天体の性質の研究にも大きな寄与が期待される。このような背景のもと、星間空間におけるPAHの形態の分布、その環境による変化を明らかにすることを目的とし、特にAKARI衛星により取得された大量の銀河面および系外銀河の近赤外線分光データの詳細な解析を進めた。昨年度は、AKARIにより取得された近赤外線スペクトルの解析を行い、PAHの構造と密接に関係する3.3ミクロンバンドが少なくとも3.28ミクロンと3.30ミクロンの2成分で説明できることを示した。今年度はこの解析を拡張し、3.4-3.5ミクロン帯の構造を調べ、4つの成分で観測をよく説明できることを明らかにした。これらの成分はそれぞれメチル基、メチレン基の対称、非対称振動に対応すると解釈される。また、3.28ミクロンと3.41ミクロンの強度に良い相関があることが分かった。この結果はベイサイトとメチレン基との相関を示唆し、星間空間に存在するPAHの構造、生成についての知見を得る手がかりが得られた

星际空间中广泛观测到的一系列红外发射线谱带（以下简称UIR谱带）被认为是由具有多环芳烃（以下简称PAH）结构的物质引起的，但目前还没有具体的物质至今尚未明确确定。 UIR带已在遥远的星系中被发现，载流子被认为负责宇宙中10-20%的碳原子，并且它们被认为通过加热星际空间对星际空间的物理和化学过程产生重大影响。星际气体。因此，明确其真实性质是当前天文学理解碳质材料在太空演化的主要挑战之一。此外，UIR波段由多个波段组成，轮廓显示出复杂的结构。能带的强度比和中心波长的值被认为反映了载流子的结构和物理状态，因此如果能够明确定义载流子，对于研究发射UIR的遥远天体的特性将是有用的预计将做出重大贡献。在此背景下，我们旨在阐明星际空间中PAH形态的分布及其环境变化，特别是我们对AKARI卫星获得的大量银道面和河外星系进行了近红外光谱分析。详细的数据分析。去年，我们分析了AKARI获得的近红外光谱，结果表明与PAHs结构密切相关的3.3微米波段至少可以用3.28微米和3.30微米两个成分来解释。今年，我们扩展了这一分析并研究了 3.4-3.5 微米波段的结构，揭示了观察结果可以通过四个分量得到很好的解释。这些成分被解释为分别对应于甲基和亚甲基的对称和不对称振动。还发现3.28微米和3.41微米的强度之间存在良好的相关性。这一结果表明碱基和亚甲基之间存在相关性，并为深入了解星际空间中存在的多环芳烃的结构和形成提供了线索。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Modeling the 3.3micron feature in AKARI spectroscopic data

对 AKARI 光谱数据中的 3.3 微米特征进行建模

DOI：
发表时间：
2014
期刊：
影响因子：
0
作者：
M. Hammonds;T. Mori;F. Usui;F.;and T. Onaka
通讯作者：
and T. Onaka

Processing of Interstellar Medium as Divulged by AKARI

AKARI 透露的星际介质处理过程

DOI：
发表时间：
2015
期刊：
Publications of the Korean Astronomical Society
影响因子：
0
作者：
Onaka;T.;Mori;T. I.;Ohsawa;R.;Sakon;I.;Bell;A. C.;Hammonds;M.;Shimonishi;T.;Ishihara;D.;Kaneda;H.;Okada;Y.;and Tanaka;M.
通讯作者：
M.

Theoretical Investigation of PAHs : Implications to Diffuse Interstellar Bands

多环芳烃的理论研究：对弥漫星际带的影响