中間赤外分光観測による銀河系及び系外銀河の星間塵の進化の研究

利用中红外光谱研究银河系和太阳系外星系中星际尘埃的演化

基本信息

批准号：
16036203
负责人：
尾中敬
金额：
$ 3.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

Infrared Space Observatory(以下ISO)で検出された22μmバンドの確認を目的に、Spitzer Space Telescope(以下SST)による星生成領域、近傍銀河の中間赤外線分光観測の詳細な解析を行なった。この結果、ISOで検出が確認された竜骨座星生成領域で、22μmバンドの存在を確認した。バンドは、電離領域に存在し、特に電離波面で強度が大きくなっていることが示し、大質量星生成からのアウトフローと分子雲の相互作用により、生成されている可能性があることを示唆した。幅広いバンドのため、中心波長は連続光の仮定に依存するが、SSTのスペクトルでは、23.5μm近くにあることが示唆される。提案されている、いくつかの候補物質との比較を行ったが確定的な同定には至らなかった。近傍の星生成銀河の観測では、同様のバンドを8つの銀河で検出した。検出された銀河からは[FeII]26μmの輝線が検出されたものが多くあり、超新星活動との相関があることが示唆される。これらの結果から、このバンドが比較的普遍的に星生成活動の高い銀河に存在する可能性を示した。矯小銀河NGC1569の地上高空間分解能中間赤外線観測を行い、炭化水素起源と考えられる11.2μmの赤外線未同定バンドが[SIV]10.5μmと反相関があることを明らかにし、バンドキャリアが強い輻射場で破壊されている可能性を示した。また、大マゼラン星雲での中間赤外線から遠赤外線域のスペクトルを詳細に解析し、遠赤外の輻射率の波長依存性が波長の-1乗に比例すること、また若い星団の周りでは、12μm/25μmの比が著しく小さくなるが、若い星を伴いない分子雲では大きな値を示すことを明らかにした。これらの結果をダストモデルと比較し、星生成領域、分子雲などにみられるスペクトルの変化が視線方向上の輻射場の分布によりよく説明できることを示した。

为了确认红外空间天文台（以下简称ISO）探测到的22μm波段，我们利用斯皮策太空望远镜（以下简称SST）对恒星形成区域和附近星系的中红外光谱观测进行了详细分析。结果，我们确认了船底座恒星形成区域存在 22 μm 条带，并确认使用 ISO 检测到了该条带。该带存在于电离区域，并且在电离波前特别强，表明它可能是由大质量恒星形成的流出物与分子云之间的相互作用产生的。由于频带较宽，中心波长取决于连续光的假设，但 SST 光谱表明它在 23.5 μm 附近。与几种提议的候选物质进行了比较，但没有得出明确的结论。对附近恒星形成星系的观测在八个星系中发现了类似的带。许多检测到的星系具有 [FeII] 26 μm 发射线，表明与超新星活动存在相关性。这些结果表明，这条带可能相对普遍地存在于具有高恒星形成活动的星系中。对矮星系NGC1569的地基高空间分辨率中红外观测表明，11.2μm处有一个未知的红外波段，被认为源自碳氢化合物，与[SIV]10.5μm具有反相关性，表明存在强带载流子的辐射场。这表明它可能已被破坏。此外，我们对大麦哲伦云中中红外到远红外区域的光谱进行了详细分析，发现远红外发射率的波长依赖性与波长的-1次方成正比。，并且在年轻星团周围，发射率的波长依赖性与波长的-1次方成正比，我们发现/25μm的比率变得非常小，但在没有年轻恒星的分子云中它显示出很大的值。通过将这些结果与尘埃模型进行比较，我们发现在恒星形成区域、分子云等处观察到的光谱变化可以通过视线方向上的辐射场分布得到很好的解释。

项目成果

期刊论文数量（19）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Search for 17μm H_2 Pure Rotational Emission from Circumstellar Disks

寻找环星盘的 17μm H_2 纯旋转发射

DOI：
发表时间：
2005
期刊：
The Astrophysical Journal 620
影响因子：
0
作者：
T.Matsumoto;K.Tomisaka;H.Akita et al.;A.Yamasaki et al.;P.A.Alekseev et al.;A.Sanchez et al.;M.Nakayama et al.;M.Nakayama et al.;古賀幹人;松本正茂;H.Hidaka et al.;Y.Okada;D.Ishihara;S.Sako
通讯作者：
S.Sako

Unidentified Infrared Bands in the Diffuse Interstellar Medium

弥漫星际介质中的不明红外波段

DOI：
发表时间：
2004
期刊：
Astronomical Society of the Pacific Conference Series 309
影响因子：
0
作者：
Aikawa;Y.;Herbst;E.;Roberts;H.;Caselli P;T.Miyata;M.Mizutani;M.Honda;T.Onaka
通讯作者：
T.Onaka

Sub-arcsecond Imaging and Spectroscopic Observations of the Red Rectangle in the N-band

N 波段红色矩形的亚角秒成像和光谱观测

DOI：
发表时间：
2004
期刊：
Astronomy and Astrophysics 415
影响因子：
0
作者：
T.Matsumoto;K.Tomisaka;H.Akita et al.;A.Yamasaki et al.;P.A.Alekseev et al.;A.Sanchez et al.;M.Nakayama et al.;M.Nakayama et al.;古賀幹人;松本正茂;H.Hidaka et al.;Y.Okada;D.Ishihara;S.Sako;T.Onaka;H.Kaneda;C.P.Pearson;T.Miyata
通讯作者：
T.Miyata

The Unidentified Infrared Bands in the Diffuse Interstellar Medium across the Galaxy based on the IRTS/MIRS Observations

基于 IRTS/MIRS 观测的银河系弥漫星际介质中的未识别红外波段