現代エジプトの沙漠開発と私的土地所有権

现代埃及的沙漠开发和私人土地所有权

基本信息

批准号：
13J03016
负责人：
竹村和朗
金额：
$ 1.15万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2013
资助国家：
日本
起止时间：
2013-04-01 至 2015-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は、現代エジプトにおける沙漠開発について、私的土地所有権の展開から考察するものである。本年度（平成26年度）は、前年度からの法制史的研究に加え、沙漠開発地域の社会における具体的な法制度の実践についても研究が進められた。前年度からの継続として、エジプト2012年憲法に関する資料論文の「下」が、2014年9月発行の『アジア・アフリカ言語文化研究』に掲載された。この2012年憲法を改正した「2014年憲法」に関しても、アジア経済研究所の政策提言研究報告書の一つとして、2015年3月に論考が同所ウェブサイトに掲載された（同様の口頭発表を2015年1月に行った）。「沙漠地の所有権」の法制史的展開は、2015年1月発行の『日本中東学会年報』に、論文が掲載された（同様の口頭発表を2014年5月に行った）。同論文では、イスラーム法において「無主地」とされた沙漠地が、数度の法改正の中で、国家に明確な所有権を認める「国有地」へと変化していった様相とその論理を明らかにした。沙漠地は「国有地」と見なされる一方、実際の沙漠開発地域においては、個人や私的団体により「私有」される。そうした状況を描き出し、これを支える法制度的枠組みを、英語論文「Private Ownership of State-owned Desert Land: From the Practices and Contracts of Local People in Badr District, Egypt」にまとめた（近日投稿予定）。また、こうした地域社会の社会構成について、住民による結婚披露宴の諸相から分析した論文「社会をつくりだす制度としての結婚：エジプト・ブハイラ県バドル郡における結婚披露宴の諸相の考察から」をまとめた（近日投稿予定）。

本研究从私人土地所有权发展的角度审视现代埃及的沙漠发展。今年（2014财年），除了上一年的法律历史研究外，还对沙漠开发地区社会法律制度的具体实施情况进行了研究。继去年之后，关于埃及2012年宪法的论文第二部分发表在《亚非语言文化研究》2014年9月号上。关于修改2012年宪法的2014年宪法，2015年3月，发展中经济体研究所的网站上发布了一篇文章作为其政策提案研究报告之一（2015年1月进行了类似的口头报告）。 2015年1月出版的《日本中东学会年度报告》中发表了一篇关于“沙漠土地所有权”的法律和历史发展的论文（2014年5月也有类似的口头报告）。本文探讨了伊斯兰法下被视为“无人居住的土地”的沙漠土地如何通过几次法律修订转变为赋予国家明确所有权的“国家土地”，并揭示了这一变化背后的逻辑。虽然沙漠土地被视为“国家土地”，但在实际的沙漠开发地区，它是个人和私人组织的“私人所有”。我在一篇题为“国有沙漠土地的私人所有权：来自埃及巴德尔地区当地人的实践和合同”的英文文章中概述了这种情况，并总结了支持这种情况的法律和制度框架（即将出版）很快）。此外，我还编写了一篇论文，题为《婚姻作为创造社会的制度：埃及布凯尔省巴德尔区婚宴各方面的研究》，从以下几个方面分析了当地社区的社会结构：居民举行的婚宴（时间表即将公布）。