多言語史料による18-19世紀日蘭関係の総合的再検討ー二国間の枠組みを超えてー

利用多语言史料全面重新审视18-19世纪日本与荷兰关系——超越双边框架

基本信息

批准号：
22KJ0638
负责人：
山本瑞穂
金额：
$ 0.83万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2023
资助国家：
日本
起止时间：
2023-03-08 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22KJ0638/
关键词：
対外関係オランダ近世日本対外政策多国間関係日蘭関係

项目摘要

本年度は（１）昨年度までの成果を学会で発表し、そこで得た知見をもとに議論を再検討し（２）国内各地で歴史資料の閲覧・撮影を行い、また奨励費を用いて関連する文献を収集し、（３）それらの分析を進めた。（１）19世紀初頭段階の江戸幕府の対外政策はどのような情報網を前提としていたのか、また、対外問題の発生に伴いそれがどのように変化したのかを昨年度検討した。その成果を報告し、同分野・隣接分野の研究者から不足点や発展の可能性を指摘された。特に、政治的な意思決定権を持たない民衆の関わり方が不明瞭である点や、多国間関係という視点を強調する必要がある点、近世史・近代史の接続可能性が、その後の課題として浮上した。（２）多国間関係と情報論という視点は維持しながら、（１）で得た新たな知見をもとに、今年度は18、19世紀の日本近海における欧米船舶の動向と江戸幕府の対応についての研究を進めた。具体的には東京大学史料編纂所・長崎歴史文化博物館・長崎大学附属図書館・大村市歴史資料館・福山市歴史資料室など、東京に加え遠隔地にも赴いて歴史資料の調査を行ったほか、地域史にかかわる古書などを収集した。（３）（２）で収集した歴史資料を分析し、文献を参照して検討を進めた。特に、船の旗に関わる文字資料や図といった日本語史料・オランダ語史料について比較検討を進めた。その結果、19世紀日本で作成された旗図の原本にあたるオランダの資料を参照する必要があるという次年度に向けた課題が見つかった。

今年，我们将（1）在学术会议上展示去年的成果，根据在那里获得的知识重新考虑讨论，以及（2）在全国各地观看和拍摄历史资料，并利用奖学金(3)我们对其进行了分析。 (1) 去年，我们研究了19世纪初期江户幕府的外交政策是基于什么样的信息网络，以及随着外部问题的出现而发生的变化。相同及邻近领域的研究人员报告了研究结果，并指出了不足和发展的可能性。特别是随后出现的问题包括不具有政治决策权的公众如何参与的不清楚、需要强调多边关系的视角以及连接近代和现代历史的可能性等。（2）在保持多边关系和信息论的视角的同时，基于（1）中获得的新知识，今年我们将研究18世纪和19世纪欧美船舶在日本周边海域的动向以及我们对江户幕府的反应进行了研究。具体来说，除了东京之外，我们还走访了东京大学史学研究所、长崎历史博物馆、长崎大学图书馆、大村市历史博物馆、福山市历史资料馆等偏远地区，调查收集了与当地相关的历史资料。历史。 (3)对(2)中收集的史料进行分析，并参考文献进行研究。特别是，我们对日本和荷兰的历史资料进行了比较研究，例如与船旗有关的书面材料和图画。结果，明年的挑战被发现需要参考荷兰材料，这些材料是 19 世纪日本制作的国旗地图的原件。