地位格差のある集団間状況における内集団バイアス生起過程に関する検討

地位差异的群体间情境中群体内偏见发生的过程研究

• 批准号: 12J06224
• 负责人: 杉浦 仁美
• 金额: $ 1.28万
• 依托单位: Hiroshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2012
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2012 至 2013
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-12J06224/
• 关键词: 外集団卑下・攻撃; 正当化イデオロギー; 集団内地位; 集団間地位; 外集団卑下; 社会的支配志向性

本研究は, 集団内, 間の地位格差が存在する状況での外集団卑下の生起メカニズムを検討することを目的としている。前年度に実施した2つの研究において, 所属する集団の地位や集団内での個人の地位により, 社会的支配志向性が異なることが明らかとなった。これは, 個人が, 自身の置かれた地位環境に応じて社会の階層に関するイデオロギー(正当化イデオロギー)を能動的に選択し, 採用している可能性を示している。研究3では, この正当化イデオロギーに触れることによって, 外集団卑下が正当化され, 攻撃行動が生起すると予測し, 実験室実験を行った。実験では, 大学生60名を対象とした。先行研究で外集団卑下を示すことが明らかとなっている, 高地位集団低地位者と低地位集団高地位者に参加者をランダムに割り当て, 地位の操作を行った。さらに, 課題中, 正当化イデオロギーを呈示する正当化イデオロギー有り条件と, 階層に関係のない文章を呈示する正当化イデオロギー無し(統制)条件を設け, 外集団に対する攻撃行動に違いがみられるかを検討した。攻撃行動は, 参加者とは別の内集団, 外集団メンバーの課題中に流れる妨害音の音量を決めることによって測定した。分析の結果, 高地位集団低地位者において, 正当化イデオロギーを呈示した条件のほうが統制条件よりも外集団の妨害音が大きいことが分かった。ただし, 低地位集団高地位者では, イデオロギーの有無による効果は見られなかった。これは, 集団の地位が低地位であるという不利な状況そのものが正当化の材料となったためであると考えられる。これらの結果は, 外集団に対する攻撃行動の生起に関して, 動機が生じる過程だけでなく, その動機を自己の中で正当化する過程も重要であることを示唆しており, 集団間関係における社会的地位の影響を解明するうえで理論的, 実践的意義のある結果である。

本研究的目的是探讨在群体内部和群体之间存在地位差异的情况下，群体外贬损发生的机制。去年进行的两项研究表明，社会支配取向因个人所属群体的地位以及群体内个人的地位而异。这表明个人有可能根据自身的地位和环境，主动选择和采用有关社会分层的意识形态（意识形态合法化）。在研究 3 中，我们预测接触这种合法化意识形态将使外群体的贬损合法化并导致攻击行为，并进行了一项实验室实验。实验以60名大学生为对象。我们通过将参与者随机分配给高地位群体中的低地位者和低地位群体中的高地位者来操纵地位，这在之前的研究中已被证明表现出对外群体的贬损。此外，在任务过程中，我们设置了一个有合法化意识形态的条件，其中呈现了合法化意识形态，以及一个没有合法化意识形态的条件（控制），其中呈现了与阶级无关的句子，看看是否存在差异。我考虑过对外群体的攻击行为。通过确定与参与者分开的内群体和外群体成员在任务期间播放的分散注意力的声音的音量来测量攻击行为。分析结果表明，在高地位和低地位的个体中，合法化意识形态条件下来自外群体的干扰比控制条件下更大。然而，对于地位低的群体中地位高的人来说，没有发现任何影响取决于意识形态的存在或不存在。这被认为是因为团体地位低下的不利处境本身就成为了正当理由。这些结果表明，当发生针对外群体的攻击行为时，不仅产生动机的过程很重要，而且在自己内部证明该动机的过程也很重要，并且群体间关系中的社会互动也很重要。结果对于阐明地位的影响具有理论和实践意义。

项目成果

集団と個人の地位が内集団バイアスに及ぼす影響(3)―メタ分析による4事例の統合的検証―

群体和个体状态对内群体偏差的影响(3) - 通过荟萃分析综合检验四个案例 -

• 发表时间: 2013
• 作者: 杉浦仁美; 清水裕士; 坂田桐子
• 通讯作者: 坂田桐子

外集団脅威は男の外集団攻撃を引き起こすか? ―最小条件集団を用いた実験的検討―

外群体威胁会导致男性外群体攻击吗？——使用最低条件群体进行的实验研究——

• 发表时间: 2013
• 作者: 杉浦仁美; 清水裕士; 坂田桐子
• 通讯作者: 坂田桐子