第二次世界大戦期アメリカ合衆国による戦略爆撃作戦の経済的基盤

二战期间美国战略轰炸行动的经济基础

基本信息

批准号：
21K13131
负责人：
藤田怜史
金额：
$ 2.91万
依托单位：
Gifu City Women's College (2022)Meiji University (2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

令和4年度の研究実績は、翻訳の刊行1点と研究発表1点である。令和4年11月にミネルヴァ書房より、アンドリュー・ロッター著『原爆の世界史―開発前夜から核兵器の拡散まで』（原題：Hiroshima: A World's Bomb）が刊行された。「はじめに」および「終章」を含めて全10章構成のうち、報告者の担当は第4－6章、アメリカにおける原爆開発、原爆使用の決定、その背景としての戦略爆撃作戦の拡大、日本への投下とその被害がおおまかな内容である。本書においては、米英による戦略爆撃が無差別な性質を持ち、きわめて大規模な犠牲を生んだこと、そしてそのことが原爆投下による大量殺戮への道筋を開いたとして、きわめて重要な意味が与えられている。第二次世界大戦における戦略爆撃作戦の歴史的意義を理解するという点で、本書の刊行本研究に大きく資するところがあった。研究発表のタイトルは「アメリカの強さと軍産複合体―科学・技術研究と大学の役割」である。第二次世界大戦期を中心に、冷戦期に至るまでを射程とし、アメリカの「強さ」の源泉にはその科学・技術力があり、その研究拠点として大学がきわめて重要な意味を持ったことを確認した。第二次世界大戦期の戦略爆撃作戦の実施においても、航空機産業の生産能力だけでなく、大学および企業の研究開発能力があってこそそれが可能になったのである。本報告は戦略爆撃の実施にいかに大学が重要な位置を占めたかを示唆するものであった。以上に加え、アメリカでの資料収集は叶わなかったが、国会図書館等で可能な限り資料を収集し、令和5年度の研究に備えた。

2020 财年的研究成果包括一篇翻译出版物和一篇研究报告。 2020年11月，密涅瓦·肖博（Minerva Shobo）出版了安德鲁·罗特（Andrew Rotter）的《原子弹世界史：从其发展前夜到核武器扩散》（原名：广岛：世界原子弹）。在包括“引言”和“结论”在内的总共 10 章中，演讲者负责第 4 章至第 6 章：美国原子弹的研制、使用原子弹的决定、这是以扩大战略轰炸行动为背景，并以日本为中心的投掷炸弹及其造成的损害的概要。这本书深刻地揭示了美国和英国的战略轰炸的不分青红皂白的性质，造成了极大的人员伤亡，并为投下原子弹造成的大规模屠杀埋下了伏笔。本书的出版对于理解二战中战略轰炸行动的历史意义方面的研究做出了巨大贡献。研究报告的标题是“美国的实力和军工综合体：科学技术研究和大学的作用。”就从二战到冷战时期，美国的“实力”来源是科技能力，大学作为研究基地这一点我证实是极其重要的。二战期间实施战略轰炸行动，不仅依靠飞机工业的生产能力，还依靠大学和企业的研发能力。这份报告阐述了大学如何在实施战略轰炸中发挥重要作用。除此之外，虽然无法在美国收集材料，但我们在国立国会图书馆和其他地点收集了尽可能多的材料，为2021财年的研究做准备。