Reception History of the Cimbalom in Hungary (1867-1918)

匈牙利钦巴隆琴的接受历史(1867-1918)

基本信息

项目摘要

本年度は学会で発表する機会はなかったものの、研究に集中する時間に恵まれた。海外渡航が可能になったおかげで、ヨーロッパ、とくにハンガリーで資料を収集できたことは、研究にとって大いに有意義だった。とくに今回は19世紀中葉のハンガリー社会の歴史と文学について、数多くの資料を閲覧することができた。出張ではブリュッセルで楽器学的な知見を深める機会もあり、いろいろな示唆が得られた。そこで得られたものをぜひ本年度のアウトプットにも反映させていければと考えている。また、本年度、関連するテーマとして、ハンガリー人作家ヨーカイの長編小説『年老いる頃に』におけるツィンバロムの表象について考察できたことも有意義だった。小説が書かれた1860年代という、ツィンバロムが中間層に広がっていく前夜の時期のハンガリーの文化状況について多くのことを明らかにできたからである。文芸批評という補助線をひくことで、ぺテーフィやレーナウなど、19世紀前半に活躍した詩人たちのロマに関する描写や、オリエンタリズムやナショナリズムの表象がツィンバロムという楽器にどうかかわっているのか、明確になったことも大きい。そしてこのテーマについての考察を論文のかたちで年度内にまとめられたことも、大きな意味があったのではないかと考えている。本年度はささやかながら、音楽学をほかの人文科学の領域と関連づけることを試み、ひとつの成果を得ることができた。とはいえ、社会史研究との関連づけという大きな宿題は残されたままなので、本年度は学会に積極的に足を運ぶなどして、なんとかこの部分の遅れを挽回していきたいと考えている。
虽然今年我没有机会在学术会议上发表演讲,但我很幸运有时间专注于我的研究。由于能够出国旅行,我能够在欧洲,尤其是匈牙利收集资料,这对我的研究非常有意义。特别是这次我能够看到大量关于19世纪中叶匈牙利社会历史和文学的资料。在出差期间,我有机会在布鲁塞尔加深了对乐器的了解,并收到了各种建议。我们希望在今年的产出中反映出我们在那里学到的东西。此外,作为今年的相关主题,能够考虑匈牙利作家约凯的长篇小说《当我老了》中对辛巴隆的描写也很有意义。这是因为这部小说写于1860年代,正值津巴洛姆在中产阶级中传播的前夕,它揭示了很多匈牙利的文化状况。借助文学批评的辅助线,我们可以清楚地看到彼得菲和莱瑙等活跃于19世纪上半叶的诗人对罗姆人的描写以及对东方主义和民族主义的再现与音乐剧的关系。这是一件大事。我也觉得,我们能够在一年之内把对这个主题的思考以论文的形式整理出来,也是非常有意义的。今年,我做了一个小小的尝试,将音乐学与其他人文领域联系起来,并取得了一个成果。不过,还有一个很大的任务要做,就是和社会史研究联系起来,所以我希望今年能通过积极参加学术会议来弥补这方面的耽搁。

项目成果

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