被爆地内部における記憶の複層性に関する史的研究：旧軍港都市呉・佐世保に着目して

原子弹爆炸地区记忆的多层次性历史研究——以吴市和佐世保等前军港城市为中心

基本信息

批准号：
18J22073
负责人：
鈴木裕貴
金额：
$ 0.83万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-25 至 2021-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18J22073/
关键词：
被爆

项目摘要

本研究の目的は、戦後の広島・呉と長崎・佐世保の両地域において、戦争の記憶がいかに想起されてきたか、同地における戦争の記録運動や各種平和運動の足跡を辿ることを通し、その歴史的な展開過程を明らかにすることである。こうした研究目的を達成するため、本年度はまず佐世保における現地調査をふまえ、同地で1970年代に見られた空襲記録運動の実態について考察・成果発表を行った。そこでは、『火の雨』『声なき声』など語り継ぐ会（発起人・徳永辰雄）によって編纂された手記集に加え、『虹』『火の国』などの郷土資料、その他市議会議事録や市政だよりなど1970年代の史資料を分析することを通し、佐世保の空襲記録運動が、第一に隣接する長崎での被爆者運動の盛り上がりを意識する中で生み出されたこと、第二に1968年のエンタープライズ闘争を機に結成された「十九日市民の会」（発起人・矢動丸広）を母体として生み出されたこと、すなわち基地反対運動との密接な関係の下で生み出されたことを考察した。それは、これまでの「ナガサキ」「被爆」に関する研究が見落としてきた運動であったと同時に、空襲記録運動に関する研究が見落としてきた、地方都市固有の論理を示すものでもあった。また本年度においては、前年度の調査研究をふまえ、1950年代再軍備が進む呉市における原水禁運動の展開についても、同時期平和公園の整備を進めていた広島市との対比を念頭に成果発表を行った。こうした成果と合わせ、1970年代の『呉空襲記』『黒い盆地』など、被爆に関する研究が見落としてきた呉空襲に関する史料調査も補完的に進めた。こうした呉・佐世保に関する一連の調査研究は、これまでのヒロシマ・ナガサキに関する研究が、グローバルな波及面や外部への視点に焦点を当てる一方で見落としてきた、その足元（同一県内）における、戦争の記憶のローカル内部の偏差を象徴するものであった。

本研究的目的是通过追踪战争文献运动和各种和平运动在这些地区的足迹，探讨战后广岛/吴地区和长崎/佐世保地区的战争记忆是如何被唤起的。的历史发展过程。为了实现这些研究目标，今年我们首先在佐世保进行了实地调查，调查了20世纪70年代那里发生的空袭记录运动的实际情况，并提出了结果。那里除了有《火雨》、《无声之声》（德永辰雄制作）等故事传承协会编撰的笔记集外，还有《《彩虹》和《火之国》以及其他市议会会议纪要和市政府通过对 20 世纪 70 年代历史资料的分析，例如它的创立是为了纪念1968年原子弹爆炸幸存者运动的兴起，其次是在“第19届公民协会”（发起人：丸宏弥鸟）的基础上成立的，该协会是在1968年成立的。 1968年的企业斗争。我考虑了所产生的东西，即与反基地运动密切相关的东西。这是以往长崎和原子弹爆炸研究所忽视的运动，同时也展示了空袭文献运动研究所忽视的地方城市的独特逻辑。此外，今年我们将在前一年研究的基础上，介绍20世纪50年代重整军备中的吴市的反原子水运动的成果，以期与正在发展中的广岛市进行比较。同时去了一个和平公园。除了这些成果之外，我们还补充了原子弹爆炸研究所忽视的吴空袭相关历史资料的研究，例如1970年代的《吴空袭编年史》和《黑盆地》。这一系列对吴市和佐世保市的研究旨在探讨战争对他们脚下（同一县内）的影响，这是以往对广岛和长崎的研究在关注全球影响和外部视角时所忽视的，它象征着当地的内部偏差。的记忆。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

旧軍港呉から見る「被爆地」の戦後史：1950年代に着目して

从前吴军港看原子弹爆炸地区的战后历史：聚焦 20 世纪 50 年代

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
『人間・環境学』
影响因子：
0
作者：
Kazuki Kiyoshige;Takahiro Nishinaka;清重一輝;Kazuki Kiyoshige;勝田悠紀;勝田悠紀;勝田悠紀;Yuki Katsuta;Yuki Katsuta;Kwangjin JEONG;Kwangjin JEONG;鈴木裕貴;鈴木裕貴
通讯作者：
鈴木裕貴

「基地の街」の空襲記録運動：1970年代の佐世保に着目して

“根据地”空袭文献运动：聚焦20世纪70年代的佐世保

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
『立命館平和研究』
影响因子：
0
作者：
Kazuki Kiyoshige;Takahiro Nishinaka;清重一輝;Kazuki Kiyoshige;勝田悠紀;勝田悠紀;勝田悠紀;Yuki Katsuta;Yuki Katsuta;Kwangjin JEONG;Kwangjin JEONG;鈴木裕貴
通讯作者：
鈴木裕貴

書評：根本雅也著『ヒロシマ・パラドクス』

书评：根本雅也的《广岛悖论》

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kazuki Kiyoshige;Takahiro Nishinaka;清重一輝;Kazuki Kiyoshige;勝田悠紀;勝田悠紀;勝田悠紀;Yuki Katsuta;Yuki Katsuta;Kwangjin JEONG;Kwangjin JEONG;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴
通讯作者：
鈴木裕貴

旧軍港都呉から見る「ヒロシマ」：1952-1960年の地方紙『中国日報』を手がかりに〈自由論題報告要旨〉

从前军港首都吴市看到的“广岛”：根据1952年至1960年当地报纸《中国日报》（免费论文报告摘要）

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
『同時代史学会 News Letter』
影响因子：
0
作者：
Kazuki Kiyoshige;Takahiro Nishinaka;清重一輝;Kazuki Kiyoshige;勝田悠紀;勝田悠紀;勝田悠紀;Yuki Katsuta;Yuki Katsuta;Kwangjin JEONG;Kwangjin JEONG;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴
通讯作者：
鈴木裕貴

被爆資料にこめられた期待とその意味：1960-70年代前半の広島における証言活動前史

原子弹爆炸材料中包含的期望和意义：20世纪60年代和1970年代初广岛证词活动的史前史

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
『人間・環境学』
影响因子：
0
作者：
Kazuki Kiyoshige;Takahiro Nishinaka;清重一輝;Kazuki Kiyoshige;勝田悠紀;勝田悠紀;勝田悠紀;Yuki Katsuta;Yuki Katsuta;Kwangjin JEONG;Kwangjin JEONG;鈴木裕貴;鈴木裕貴;鈴木裕貴
通讯作者：
鈴木裕貴