冷戦下東アジアにおける都市の対立と依存に関する歴史研究―平壌とソウルの空間変容史

冷战时期东亚城市冲突与依赖的历史研究：平壤和首尔的空间转型史

• 批准号: 17KK0024
• 负责人: 谷川 竜一
• 金额: $ 9.65万
• 依托单位: Kanazawa University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
• 财政年份: 2018
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2018 至 2023
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17KK0024/
• 关键词: 冷戦; 北朝鮮; 植民地; ポストコロニアル; 社会主義建築; 開発援助; 戦後賠償; 都市基盤; 開発; 平壌; ソウル

本国際共同研究では、冷戦下の平壌とソウルの都市形成上の相関メカニズム解明を念頭に、それぞれの都市史を解析してきた。研究手法としては、代表者が2018年度後半から2019年9月末まで漢陽大学に滞在し、同大学建築学部の韓東洙教授らとともに共同研究体制を敷き、研究内容のブラッシュアップ、共同踏査、資料の共有などを頻繁に行いながら進めた。そして韓国滞在以後は、韓東洙教授や徐東千副教授（2021年度より木浦大学准教授）らと精力的に情報共有や議論を進め、論文の共同執筆などを行ってきた。コロナ禍による2年間の実質的な海外渡航不可能状態のなかで、完全にウェブだけで共同研究を進めることには問題もあった。そこで本年度は、当初の目的に沿った具体的な研究成果を出すだけなく、コロナ禍で弱まった日韓および他の国々の研究者らとのネットワークを再強化しつつ、コロナ後を見据えた国際共同研究体制を再形成することを目標とした。それにより、当初の予定に見合う成果を得られるだけでなく、本科研の最終的なゴールである長期の国際連携の足場を、揺るぎないものにすることを企図した。以上のコロナ禍中での計画の修正と当初計画の推進という二つのバランスをとるなかで、本年の最も大きな成果は、共同研究者らと国際学術セミナーを開催できたことである。そこにおいて研究代表者は共同研究者と研究発表をするとともに、東アジア各地を研究対象とする研究者らとも充実した議論を行うことができた。また具体的な研究の進展として、これまでほぼブラックボックスであった解放直後の平壌の都市資料を用いて、査読論文を1本執筆・掲載できた。さらに、同志社大学を拠点とする朝鮮史研究者らとも連携し、学際融合研究という視点からも、本研究をより深化させていくことができた。

在这个国际联合研究项目中，我们分析了冷战期间平壤和首尔的城市历史，旨在阐明其城市形成的相互关系机制。研究方法方面，代表将于2018年下半年至2019年9月下旬留在汉阳大学，与该大学建筑学部韩东洙教授等建立联合研究体系，加强研究。我们经常做这样的事情。来韩以来，他积极与韩东洙教授、徐东天副教授（2021年木浦大学副教授）积极分享信息、进行讨论，并共同撰写论文。由于冠状病毒大流行，几乎不可能进行海外旅行的两年期间，完全在线进行联合研究存在问题。因此，今年我们不仅要拿出符合我们最初目标的具体研究成果，还要重新加强与日本、韩国等国家的研究人员因冠状病毒大流行而削弱的网络，并创造新的研究成果。后冠状病毒时代的国际网络，目标是重塑联合研究体系。通过这样做，我们不仅取得了与最初计划相称的成果，而且为长期的国际合作奠定了坚实的基础，这也是我们研究所的最终目标。在疫情期间，我们平衡了上述修改计划和按原计划推进的努力，今年最重要的成果就是我们能够与我们的合作研究人员一起举办国际学术研讨会。在那里，首席研究员能够与他的合作研究人员展示他的研究成果，并与研究对象遍布东亚的研究人员进行富有成果的讨论。此外，作为我研究的具体进展，我能够在解放后立即使用平壤的城市材料撰写并发表一篇同行评审的论文，而到目前为止，平壤的城市材料几乎是一个黑匣子。此外，通过与同志社大学的韩国历史研究人员合作，我们能够从跨学科研究的角度进一步深化这项研究。

项目成果

1945年以後の平壌 日本人の引き揚げと朝鮮人の都市建設（韓国語）

1945年后的平壤：日本人遣返与韩国城市建设（韩语）

• 发表时间: 2019
• 作者: 松川 恭子;寺田 吉孝;谷川竜一
• 通讯作者: 谷川竜一

Discussing Cultural Heritages from East Asian History in the 20th century

从20世纪东亚历史谈文化遗产

• 发表时间: 2019
• 期刊: Korea national University of Cultural Heritage, The 2018 International Conference for the UNESCO CHAIR、National Palace Museum of Korea
• 作者: 谷川竜一;徐東千;三尾稔編;谷川竜一;Ryuichi Tanigawa
• 通讯作者: Ryuichi Tanigawa

書評論文「市川紘司著『天安門広場――中国国民広場の空間史』」

书评文章《天安门广场：中国国家广场的空间史》作者：Hiroshi Ichikawa

• 发表时间: 2022
• 期刊: 『建築史学』
• 作者: 松宮 孝明;塩谷 毅;安達 光治;野澤 充;嘉門 優;平山 幹子;金 尚均;玄 守道;豊田 兼彦;井上 宜裕;Yoshiaki Takemura;竹村嘉晃;谷川 竜一;松宮孝明・金尚均・豊田兼彦・平山幹子・安達光治・玄守道・塩谷毅・大下英希・井上宜裕・野澤充共著;谷川竜一
• 通讯作者: 谷川竜一

解放後平壌の拡大と住居空間（韓国語）

平壤解放后的扩建及居住空间（韩）

• 发表时间: 2019
• 作者: 谷川竜一;徐東千;三尾稔編;谷川竜一;Ryuichi Tanigawa;福岡まどか編;谷川竜一;徐東千;田村慶子編;谷川竜一;宮本久義・小西公大編;谷川竜一
• 通讯作者: 谷川竜一

Architecture teachers during the early days of North Korea: Between liberation from Japanese colonial rule and the establishment of a socialist state

朝鲜早期的建筑教师：从日本殖民统治的解放到社会主义国家的建立

• DOI: 10.1002/2475-8876.12202
• 发表时间: 2020
• 期刊: Japan Architectural Review
• 影响因子: 0.9
• 作者: Ryuichi Tanigawa;Dongchun Seo
• 通讯作者: Dongchun Seo