テストが教師と学習者に及ぼす影響－テスト観に着目して－

测试对教师和学习者的影响 - 聚焦测试的角度 -

基本信息

批准号：
10J10553
负责人：
鈴木雅之
金额：
$ 1.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

昨年度までに,テストの実施目的・役割に対する認識であるテスト観に着目し,学習者の持つテスト観によって学習者の学習動機や学習方略の使用傾向が異なることを示してきた。本年度では,教師のテスト運用方法によって学習者のテスト観がどのように異なるかをみることで,テストの効果的な利用法について検討を行った。テスト運用方法については,テストの実施目的や評価基準を生徒に理解させる取り組みであるインフォームドアセスメントと,テスト内容に着目した。中学生・高校生1358名(全10校)を対象に質問紙調査を実施し,マルチレベル分析を行った。その結果,インフォームドアセスメントに関する取り組みを教師が行っていると認知する学習者や,テストで出題される問題の実用性が高いと認知している学習者ほど,肯定的なテスト観を持ち,教科能力を測っているとは思えない問題が出題されていると認知する学習者ほど,否定的なテスト観を持つ傾向にあることが示された。また,学習者のテスト観を変容させると同時に,学習改善を促す働きが期待されるテストとして,認知診断テスト(Cognitive Diagnostic Assessment)に着目した。認知診断テストとは,アトリビュート(attribute)と呼ばれる,ある教科や単元などの学習内容を理解するのに必要な認知技能・知識の習得度を測定するためのテストである。認知診断テストを利用し,達成すべき学習目標やそれらの達成度,学習改善すべき内容を明確にすることで,学習改善を促進できる可能性を示した。

直到去年，我们一直关注测试的观点，即对测试的目的和作用的认识，并表明学习者的学习动机和使用学习策略的倾向根据学习者对测试的看法而不同。今年，我们通过观察学习者对测试的看法如何根据教师使用测试的方式而有所不同，从而研究了如何有效地使用测试。在考试操作方法上，我们注重知情评估，帮助学生了解考试的目的、评价标准、考试内容。对10所学校1358名初中生和高中生进行问卷调查，并进行多层次分析。结果，越多的学习者认为他们的老师在知情评估方面做出了努力，并且测试中提出的问题越实际，他们对测试的看法就越积极。提出的问题并不能衡量他们的学科能力，他们越倾向于对测试产生负面看法。我们还重点关注认知诊断评估作为一项测试，希望能够改变学习者对测试的看法，同时促进学习的提高。认知诊断测试是一种测量理解特定科目或单元的学习内容（称为属性）所需的认知技能和知识的获取水平的测试。我们已经证明，通过使用认知诊断测试来明确要实现的学习目标、其实现程度以及要改进的内容，可以促进学习改进。