琉球王国久米村の総体的研究

琉球王国久米村综合研究

基本信息

批准号：
10J03968
负责人：
前田舟子
金额：
$ 0.9万
依托单位：
University of the Ryukyus
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2011
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、琉球王国時代の久米村について、特に近世琉球時代(1609～1879年)における久米村の存在意義・役割に焦点を当てて研究を行った。18世紀末に起こった久米村の騒動、いわゆる「官生騒動」は、久米村の王府に対する最初の抗議行動である。それまで300年以上もの間維持されてきた久米村の職能的役割が、17世紀から18世紀にかけて首里に移行するようになると、久米村の王府に対する不満が次第に蓄積されていくようになる。そして、琉球から中国へ派遣される国費留学生-官生が久米村子弟から首里子弟に代わると王府に決定・通知されたことで、その不満は頂点に達する。この「官生騒動」については、今から100年以上前に伊波普猷が論及して以来、現在に至るまでほとんど研究がなされていない。そこで本年度は、伊波が用いていない中国側の档案史料を活用して、琉球がどのように中国に「官生騒動」を「報告」したのかを明らかにし、そこから王府が「官生騒動」をどのように受け止めたのかについて検討を加えた。また、王府が久米村を懐柔するために考案した「副官生派遣」という新たな施策についても検討した。「副官生」については、2011年10月29日に第14回琉球アジア社会文化研究会にて「琉球副官生派遣の実態」と題して報告し、「官生騒動」については、2011年11月27目に中国福建省で開催された第13回中琉歴史関係国際学術会議において「<官生騒動>と副官生派遣問題」と題して報告を行った。後者の報告は、2012年7月に論文として刊行される予定である。今年度は他に、中国福建省内で久米村関係調査を実施し、台湾では国立国会図書館等に赴いて、台湾で刊行された久米村関係論文を収集した。2012年1月には、久米村士族の末裔で組織される久米崇聖会の招聘で、久米村の歴史を3回にわたって講じた。また、今回で4冊目となる中国調査報告書『中国山東・河北省における琉球関係史跡調査報告書』を執筆・刊行した。

今年，我们对琉球王国时期的久米村进行了研究，特别关注久米村在近代琉球时期（1609-1879）的意义和作用。 18世纪末发生的久米村骚乱，即所谓的“环城骚乱”，是久米村首次针对皇室政府的抗议。随着维持了300多年的久米村的功能角色在17、18世纪转移到首里，久米村对朝廷的不满逐渐开始积累。当决定并通知朝廷，由琉球派往中国的官派学生将由首里儿童代替久米村儿童取代时，不满情绪达到了顶峰。自从100多年前稻波冬提到这个“政府骚乱”以来，几乎没有人对它进行过研究。因此，今年，我们将利用稻波没有使用的来自中国的历史材料来澄清琉球人是如何向中国“报告”“政府骚乱”的，并从那里，皇室政府我们考虑了这一点。他们还考虑了王国政府为安抚久米村而制定的一项新措施：“派遣副政府学生”。关于“副政府学生”，我们于2011年10月29日在第14届琉球亚洲社会文化研究会上作了题为“派遣琉球副政府学生的实际情况”的报告，并就“政府学生骚乱” ”，我们于2011年11月报道。5月27日，在中国福建举行的第十三届中俄史国际学术会议上，我作了题为《<公务学生之争>与派遣问题》的报告。副政府学生”。后一份报告计划于 2012 年 7 月以论文形式发表。今年我们还对中国福建省久米村进行了相关研究，并参观了台湾国立国会图书馆，收集了台湾发表的与久米村相关的论文。 2012年1月，应久米村武士后裔组织久米长房会的邀请，举办了3次关于久米村历史的讲座。此外，他撰写并发表了第四份中国研究报告《中国山东省和河北省与琉球有关的历史遗迹研究报告》。