プロテアーゼ受容体PAR－2を軸としたイヌIBD病態の解明

阐明以蛋白酶受体 PAR-2 为中心的犬 IBD 病理学

• 批准号: 10J00914
• 负责人: 前田 真吾
• 金额: $ 1.34万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2010
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2010 至 2012
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10J00914/
• 关键词: イヌ; 炎症性腸疾患; PAR-2; プロテアーゼ; ケモカイン

本年度は、イヌIBDの慢性腸炎発症におけるPAR-2の役割を検討することを目的として研究を実施した。健常犬(n=25)およびIBD症例(n=40)の十二指腸粘膜を内視鏡下生検により採取し、リアルタイムPCRおよび免疫染色によりPAR-2遺伝子・蛋白発現を検討したところ、十二指腸粘膜におけるPAR-2遺伝子・蛋白発現の両方が、健常犬と比べIBD症例で増加していた。続いて、健常犬(n=25)およびIBD症例(n=40)から糞便を採取し、アゾカゼインアッセイによりセリンプロテアーゼ活性を測定したところ、健常犬と比較してIBD症例では有意に高く、さらに臨床症状の重症度と正の相関を認めた。以上の結果より、イヌIBD症例の腸管ではPAR-2とそのリガンドであるセリンプロテアーゼ活性の両方が増加していることが明らかになった。次に、健常犬(n=10)から採取した十二指腸粘膜をexvivoで培養し、これらの培養組織にトリプシンまたはPAR-2アゴニストをそれぞれ添加後、炎症性サイトカインおよびケモカイン遺伝子発現の変化をリアルタイムPCRにより検証した。また、トリプシンによるサイトカイン誘導効果がセリンプロテアーゼインヒビターにより阻害できるかをPMSFを用いて検証した。イヌ小腸組織にトリプシンまたはPAR-2アゴニストを添加することで、IL-1β、IL-8、MECおよびフラクタルカインの遺伝子発現が誘導された。このトリプシンによるサイトカイン誘導効果は、PMSFにより有意に減弱した。以上の結果より、セリンプロテアーゼ-PAR-2経路が炎症性サイトカイン・ケモカイン誘導を介してイヌIBDの発症に関与している可能性が示唆された。また、セリンプロテアーゼインヒビターにより、トリプシンによるサイトカイン誘導が阻害できたことから、イヌIBDの治療にプロテアーゼインヒビターが有用である可能性が示された。現在、メシル酸カモスタットというプロテアーゼインヒビターの経口薬を用いてイヌIBDの治験を進めており、一部の症例で効果があることを確認している。

今年，我们进行了一项研究，调查 PAR-2 在 IBD 犬慢性肠炎发展中的作用。通过内窥镜活检收集健康犬（n=25）和IBD患者（n=40）的十二指肠粘膜，通过实时PCR和免疫染色检查PAR-2基因和蛋白表达。与健康狗相比，IBD 病例的基因和蛋白质表达增加。随后，收集健康犬（n=25）和IBD病例（n=40）的粪便，通过偶氮酪蛋白测定法测量丝氨酸蛋白酶活性，观察到丝氨酸蛋白酶活性与临床症状的严重程度呈正相关。上述结果表明，IBD犬肠道内PAR-2及其配体丝氨酸蛋白酶活性均升高。接下来，对从健康狗（n=10）采集的十二指肠粘膜进行离体培养，并向这些培养组织中添加胰蛋白酶或PAR-2激动剂后，通过实时PCR测量炎症细胞因子和趋化因子基因表达的变化。已验证。此外，我们使用 PMSF 验证丝氨酸蛋白酶抑制剂是否可以抑制胰蛋白酶的细胞因子诱导作用。向狗小肠组织中添加胰蛋白酶或 PAR-2 激动剂可诱导 IL-1β、IL-8、MEC 和 fractalkine 的基因表达。 PMSF 显着削弱了胰蛋白酶的细胞因子诱导作用。这些结果表明丝氨酸蛋白酶-PAR-2途径可能通过诱导炎症细胞因子和趋化因子参与犬IBD的发生。此外，丝氨酸蛋白酶抑制剂能够抑制胰蛋白酶诱导的细胞因子诱导，表明蛋白酶抑制剂可用于治疗犬IBD。我们目前正在进行使用一种名为甲磺酸卡莫司他的口服蛋白酶抑制剂治疗犬IBD的临床试验，该药物已被证实在某些情况下有效。

项目成果

Quantification of chemokine receptor gene expression in duodenel mucosa of dogs with inflammatory bowel disease

炎症性肠病犬十二指肠粘膜趋化因子受体基因表达的定量

• DOI: 10.1016/j.vetimm.2011.08.020
• 发表时间: 2011
• 影响因子: 1.8
• 作者: Maeda; S.; Ohno; K.; Nakamura; K.; Uchida; K.; Nakasima; K.; Fukushima; K.; Tsukamoto; A.; Goto
• 通讯作者: Goto

イヌの炎症性腸疾患の消化管におけるProtease-activated receptor-2およびセリンプロテアーゼの発現と慢性腸炎への関与

蛋白酶激活受体2和丝氨酸蛋白酶在犬炎症性肠病胃肠道中的表达及其与慢性肠炎的关系

• 发表时间: 2013
• 作者: 前田真吾

Decreased immunoglobulin A levels in feces, duodenum, and peripheral blood lymphocytes of dogs with inflammatory bowel disease

患有炎症性肠病的犬的粪便、十二指肠和外周血淋巴细胞中的免疫球蛋白 A 水平降低

• 发表时间: 2012
• 作者: Shingo Maeda

Mucosal imbalance of interleukin-1 beta and interleukin-1 receptor antagonist in canine inflammatory bowel disease

犬炎症性肠病中白细胞介素 1 β 和白细胞介素 1 受体拮抗剂的粘膜失衡

• DOI: 10.1016/j.tvjl.2012.02.026
• 发表时间: 2012
• 作者: Maeda; S.; Ohno; K.; Nakamura; K.; Uchida; K.; Nakasima; K.; Fukushima; K.; Tsukamoto; A.; Goto
• 通讯作者: Goto

炎症性腸疾患(リンパ球プラズマ細胞性腸炎)の病態

炎症性肠病（淋巴细胞性浆细胞性肠炎）的病理学

• 发表时间: 2013
• 作者: 前田真吾