アジア途上国沿岸域におけるダイオキシン類の汚染実態と歴史トレンドの解明

亚洲发展中国家沿海地区二恶英污染现状及历史趋势解析

基本信息

批准号：
09J08562
负责人：
染矢雅之
金额：
$ 0.9万
依托单位：
Ehime University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

前年度に実施した化学分析とバイオアッセイによる統合評価手法の結果、アジア沿岸域に海洋起源と考えられる臭素化ダイオキシンが存在する可能性が示された。この仮説を実証するため、平成22年度には、アジア沿岸域のイガイを対象とした臭素化ダイオキシンの化学分析を試みた。分析の結果、全ての検体から比較的高濃度の低臭素化ダイオキシン(1-4臭素化体のPBDD/DFs)が検出された。5臭素化体以上のPBDD/DFsはいずれの検体からも検出されなかった。とくにT3BDDs(137-, 138-TriBDD)の濃度が高く、その同属体パターンからイガイに蓄積する臭素化ダイオキシンの大半は海洋起源であることが示唆された。さらに、イガイから高濃度で検出された海洋起源の臭素化ダイオキシン、137-、138-TriBDDのダイオキシン様活性を評価するため、137-および138-TriBDDの標準試料を入手後、多段階希釈溶液を作成し、DR-CALUXアッセイを用いたそのダイオキシン様活性の評価を実施した。その結果、137-、138-TriBDDいずれの臭素化ダイオキシン異性体に関しても比較的高いダイオキシン様活性を有することが判明し、海洋起源の低臭素化ダイオキシン類が未知のAh受容体(AhR)アゴニストの一つであることが示された。本研究により、アジア沿岸域には人為起源のみならず海洋起源の臭素化ダイオキシンが存在し、それらがダイオキシン様活性を示すことが判明した。これら化合物の残留量、分布、DR-CALUX活性に関する本研究の成果は、魚介類摂取を通したダイオキシン様活性物質のヒト曝露リスクを評価する有用な基礎情報を提供した。

去年进行的化学分析和生物测定综合评估方法的结果表明，亚洲沿海地区可能存在被认为源自海洋的溴化二恶英。为了证明这一假设，2010 财年我们尝试对亚洲沿海地区贻贝中的溴化二恶英进行化学分析。分析结果显示，所有样品中均检测到浓度相对较高的低溴化二恶英（1-4 溴化 PBDD/DF）。在任何样品中均未检测到五溴化或更高浓度的 PBDD/DF。特别是，T3BDD（137-、138-TriBDD）的浓度很高，同系物模式表明贻贝中积累的大部分溴化二恶英来自海洋。此外，为了评估在贻贝中检测到高浓度的海洋来源的溴化二恶英137-和138-TriBDD的类二恶英活性，在获得137-和138-TriBDD标准样品后，多步骤制备稀释溶液并使用 DR-CALUX 测定评估其二恶英样活性。结果发现，两种溴化二恶英异构体137-和138-TriBDD都具有相对较高的二恶英样活性，并且已知海洋来源的低溴化二恶英可作为未知Ah受体（AhR）激动剂。结果表明是有的。这项研究表明，亚洲沿海地区存在海洋来源和人为产生的溴化二恶英，并且它们表现出类似二恶英的活性。这项关于这些化合物的残留量、分布和 DR-CALUX 活性的研究结果为评估人类通过食用海鲜接触二恶英类活性物质的风险提供了有用的基本信息。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Identification of dioxin related compounds by combined in vitro bioassay/chemical analysis monitoring study for Asian coastal waters using bivalves as bioindicators.

以双壳类为生物指示剂，对亚洲沿海水域进行体外生物测定/化学分析联合监测研究，鉴定二恶英相关化合物。

DOI：
发表时间：
2010
期刊：
影响因子：
0
作者：
Someya; M.; Suzuki; G.; Watanabe; M.; Subramanian; An; Zheng G.; Lam; P.; Prudente; M.; Zakaria; M.; Viet; P.; Takahashi; S.; Tanabe; S.
通讯作者：
S.

Identification of dioxin related compounds by combined in vitro bioassay/chemical analysis monitoring study for Asian coastal waters using bivalves as bioindicators.

以双壳类为生物指示剂，对亚洲沿海水域进行体外生物测定/化学分析联合监测研究，鉴定二恶英相关化合物。

DOI：
发表时间：
2010
期刊：
影响因子：
0
作者：
Someya; M.; Suzuki; G.; Watanabe; M.; Subramanian; An.; Zheng G.; Lam; P.; Prudente; M.; Zakaria; M.; Viet; P.; Takahashi; S.; Tanabe; S.
通讯作者：
S.

In vitroバイオアッセイによる野生高等動物の潜在的有害物質スクリーニング

利用体外生物测定法筛选野生高等动物中的潜在有害物质