アジア沿岸域における未知のダイオキシン類縁化合物の検索とそのリスク評価

亚洲沿海地区未知二恶英相关化合物的搜寻及其风险评估

• 批准号: 11J05410
• 负责人: 染矢 雅之
• 金额: $ 1.54万
• 依托单位: National Institute for Environmental Studies
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2011
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2011 至 2013
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-11J05410/
• 关键词: 臭素化ダイオキシン; 沿岸域; 自然起源; 二枚貝; アジア沿岸域; DR-CALUX; OH-PBDEs; MeO-PBDEs

近年、沿岸環境において低臭素化ダイオキシン(137-/138-TriBDDs)が自然合成される可能性を有するとして注目されているが、その仮説を検証した研究例は皆無であった。そこで本研究では、日本沿岸域から採取した二枚貝を対象に、137-/138-TriBDDsおよび自然起源の化合物(OH-PBDEs、MeO-PBDEs、Q1)、人為起源の化合物(PBDD/Fs、PBDEs、塩素化ダイオキシン類)の包括的な化学分析を実施し、両者の関係を解析することで、沿岸域でOH-PBDEsを前駆物質として137-/138-TriBDDsが自然合成される可能性を検討した。また、DR-CALUXアッセイを用いて二枚貝中の総ダイオキシン様活性を測定し、総活性に対する137-/138-TriBDDsの寄与率を評価した。結果として、二枚貝から検出された137/138-TriBDDs濃度は、自然起源の2' OH-BDE68、60H-BDE47の濃度との間に非常に強い正の相関関係を示した一方で、人為汚染物質および他の自然起源の化合物濃度との間に関係を示さず、137/138-TriBDDsが、2' OH-BDE68、60H-BDE47を前駆物質として沿岸域で生合成される可能性が強く示唆された。また、DR-CALUXを用いて日本沿岸域の二枚貝における137/138-TriBDDsの総ダイオキシン様活性に対する毒性寄与率を評価した結果、その寄与率は最大76%にまで達しており、二枚貝など海産物摂取に伴うダイオキシンの毒性影響評価に際して、自然起源と考えられる137-/138-TriBDDsのリスクも考慮する必要性が示唆された。以上の成果は、137-/138-TriBDDsの起源と生合成メカニズムの解明に資する学術的成果に加え、魚介類摂取に伴うダイオキシン様毒性を評価する際の重要な基礎情報となった。

近年来，低溴化二恶英（137-/138-TriBDDs）因具有在沿海环境中自然合成的潜力而受到关注，但尚未有研究检验这一假设。因此，在本研究中，我们调查了从日本沿海地区采集的双壳类软体动物，并分析了 137-/138-TriBDDs、天然存在的化合物（OH-PBDEs、MeO-PBDEs、Q1）和人为化合物（PBDD/Fs、磷通过对 BDE（氯化二恶英）进行全面的化学分析并分析两者之间的关系，我们研究了以 OH-PBDEs 作为前体在沿海地区自然合成 137-/138-TriBDDs 的可能性。此外，使用DR-CALUX测定法测定了双壳类动物的总二恶英样活性，并评估了137-/138-TriBDDs对总活性的贡献率。结果，在双壳类中检测到的 137/138-TriBDD 浓度与天然存在的 2' OH-BDE68 和 60H-BDE47 浓度呈现非常强的正相关性，而人为污染物和其他天然存在的化合物浓度，137/138 -TriBDDs 与 2' 没有关系有人强烈建议，OH-BDE68 和 60H-BDE47 可以在沿海地区利用前体进行生物合成。此外，利用DR-CALUX评估137/138-TriBDDs对日本沿海地区双壳类总二恶英类活性的毒性贡献率，其贡献率最高达到76%，表明这表明在评估二恶英相关的毒性作用时，需要考虑天然来源的 137-/138-TriBDD 的风险。上述结果不仅为阐明137-/138-TriBDDs的起源和生物合成机制提供了学术成果，而且为评估与海鲜摄入相关的二恶英类毒性提供了重要的基础信息。

项目成果

アジア沿岸域の二枚貝に残留する臭素化ダイオキシンの分布とそのリスク評価

亚洲沿海双壳类残留溴化二恶英分布及风险评估

• 发表时间: 2011
• 作者: 染矢雅之

沖縄県宜野湾市および浦添市から採取したマングースのダイオキシン類汚染の実態と蓄積特性の解明

冲绳县宜野湾市和浦添市采集的猫鼬中二恶英污染的实际状况和积累特征的阐明

• 发表时间: 2013
• 作者: 染矢雅之

ベトナム北部におけるE-wasteリサイクルに伴う有害金属類の環境排出実態調査(第一報)

越南北部电子废物回收相关有害金属环境排放调查（第一份报告）

• 发表时间: 2013
• 作者: 宇智田奈津代

Emissions of dioxin-like compounds from primitive E-waste recycling activities in the northern part of Vietnam-1st report.

越南北部原始电子废物回收活动中二恶英类化合物的排放——第一份报告。

• 发表时间: 2013
• 作者: Suzuki; G.
• 通讯作者: G.

Anthropogenic and naturally occurring polybrominated phenolic compounds in the blood of cetaceans stranded along Japanese coastal waters

日本沿海水域搁浅的鲸类动物血液中人为和天然存在的多溴酚化合物

• DOI: 10.1016/j.envpol.2011.08.035
• 发表时间: 2011
• 影响因子: 8.9
• 作者: Kei Nomiyama; Akifumi Eguchi; Hazuki Mizukawa; Mari Ochiai; Satoko Murata; Masayuki Someya; Tomohiko Isobe; Tadasu K.Yamada; Shinsuke Tanabe
• 通讯作者: Shinsuke Tanabe