〈二世〉から見るブエノスアイレス都市社会の編成と変容：移民と市民の人類学的研究

第二代视角下布宜诺斯艾利斯城市社会的组织与转型：移民与公民的人类学研究

• 批准号: 14J08713
• 负责人: 石田 智恵
• 金额: $ 2.91万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2014
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2014-04-25 至 2017-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14J08713/
• 关键词: アルゼンチン; 歴史人類学; 失踪者; 国家暴力; 日本人移民; 人種; 日系人; 司法人類学; 移民; 国家テロリズム; 二世; 日系コミュニティ

前年度に引き続き、1970年代軍政期を含むアルゼンチンの「国家テロリズム」をめぐって現在まで続く真実究明・責任追及の活動やそれをめぐる議論を対象に、17人の「日系失踪者」の事例に基づき、これまで見過ごされてきた人種・移民論の論点からの問い直しを進めた。この課題は、アルゼンチンにおける日本人移民の子孫の経験をアルゼンチン独自の移民・人種論の文脈に即して歴史的に位置づける上で、20世紀を通じたアルゼンチン政治における「人種主義の不在」をどう理解するかという不可避の問題に取り組む方法として位置づけた。具体的には以下の諸点で進展があった。１）過去の国家暴力をめぐる「記憶の国民化」に抗する運動として「日系失踪者家族会」の活動を提示することで、アルゼンチン社会の「人種・民族問題」を1990年以降のものとする通念を批判し、「人種差別の不在」言説が人種的マイノリティの社会参加を制限してきたことを論じた。２）「人種差別の不在」言説にかかわって、一般に人種差別とはみなされていない日常的な実践や考えに現れるアルゼンチン社会の人種主義の独自性を、日本人移民とくにその子の世代（二世）の経験に注目して明らかにした（論文として発表）。暴力や直接的な攻撃・排除の行為がないことから「やわらかな人種主義」とも呼べるこのような現実は、アルゼンチンに限らず20世紀後半以降の多くの社会で見られる人種主義の現代的傾向の一端であることも指摘した。３）「日系失踪者」のうち遺体の身元が特定され死亡が確認された2人の親族へのインタビューに基づき、「死」と「失踪」の関係について考察し、学会で報告した。文化人類学的研究で「失踪」は「特殊な死」として議論されてきたが、本報告では「死」とは決定的に異なる「失踪」の特徴に着目し、アルゼンチン社会に「失踪者の文化」と呼ぶべき新たな実践・現象がみられるという視点を提示した。

本文继上一年的基础上，以 17 起案件为基础，重点关注 20 世纪 70 年代军政府时期阿根廷为查明“国家恐怖主义”真相并追究其责任所做的努力，以及围绕此问题的争论。 “失踪的日本血统者。”我们开始重新审视迄今为止一直被忽视的种族和移民问题。这项任务旨在将日本移民后裔在阿根廷的经历置于阿根廷自身移民和种族理论的背景下，并审视整个20世纪阿根廷政治中“种族主义的缺失”。解决如何理解它这一不可避免的问题。具体来说，取得了以下几方面的进展。 1）通过将日本裔失踪者家属协会的活动描述为一场反对围绕过去国家暴力的“记忆国有化”的运动，我们将审视1990年以来阿根廷社会的“种族和民族问题”。他批评认为“不存在种族歧视”的传统观念，认为“不存在种族歧视”的话语限制了少数族裔的社会参与。 2）参与“不存在种族主义”话语的日本移民，尤其是他们的后代，应该强调阿根廷社会中种族主义的独特性，表现在一般不被认为是种族主义的日常做法和思想中（以论文形式发表）。关于（第二代）人的经历。这种现实可以称为“软种族主义”，因为没有暴力或直接攻击或排斥行为，它是一种现代形式的种族主义，不仅出现在阿根廷，而且出现在20世纪末以来的许多社会中。这是趋势的一部分。 3）根据对两名尸体被确认并确认死亡的“日裔失踪者”亲属的采访，我们讨论了“死亡”与“失踪”之间的关系，并在学术会议上进行了报道。在文化人类学研究中，“消失”被视为一种“特殊的死亡”，但本报告重点关注“消失”与“死亡”截然不同的特征。认为有一些新的做法和现象应该被称为“文化”。

项目成果

アルゼンチン社会と在亜日系コミュニティにおける「ハポネス」のイメージ

“Hapones”在阿根廷社会和亚洲日本人社区中的形象

• 发表时间: 2016
• 作者: 上村岳久;武田康太;五十嵐圭日子;鮫島正浩;大野弘幸;中村暢文;石田智恵
• 通讯作者: 石田智恵

Nationality and descent in legal problems over the Japanese migration

日本移民法律问题中的国籍和血统

• 发表时间: 2014
• 作者: 武田康太;吉田誠;五十嵐圭日子;鮫島正浩;中村暢文;大野弘幸;Chie Ishida
• 通讯作者: Chie Ishida

La situacion de las minorias etnicas en el Japon actual

日本少数族裔的实际情况

• 发表时间: 2016
• 作者: Chie ISHIDA

「失踪」と「死」のあいだ――アルゼンチンにおける「失踪者」親族の語りから

“失踪”与“死亡”之间：阿根廷“失踪者”亲属的故事

• 发表时间: 2016
• 作者: K. Takeda;T. Uchihashi;H. Watanabe;T. Ishida;K. Igarashi;N. Nakamura and H. Ohno;石田智恵
• 通讯作者: 石田智恵

「伝統の破壊」と「社会への統合」のあいだで――アルゼンチン「日系失踪者家族会」の活動から

在“破坏传统”与“融入社会”之间：从阿根廷“日本失踪者家属协会”的活动看

• 发表时间: 2015
• 作者: 石田智恵