学校・職場内におけるジェンダーの構築

学校和工作场所的性别建设

基本信息

批准号：
17730483
负责人：
中西祐子
金额：
$ 1.54万
依托单位：
Musashi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では「doing gender(ジェンダーをする)」という概念に着目し、学校・職場内において、人々が自らのジェンダー/セクシュアリティを、自ら意図的に、あるいは他者から意思に反して構築する/されることがどのようなメカニズムで起きているのかを検討した。本研究では、人々のジェンダー/セクシュアリティというものが、アプリオリに存在しているのではなく、ある場面で行為者間の間で持ち出されることによって作り出されているのではないか、という理論的立場をとっている。たとえば、セクシュアル・ハラスメントに代表されるような学校・職場のトラブルは、文脈を無視して突然「ジェンダーをする」ことが持ち出される現象の典型例である、と考える。本年度行ったのは次の4点である。(1)国内外の先行研究の収集、(2)アメリカ社会学会参加と「ジェンダーの構築」に関連する最先端の研究動向の把握、(3)大学生を対象にアルバイト先でのハラスメント経験についての質問紙調査、(4)大学生を対象にアルバイト先でのハラスメント経験についてのインタビュー調査(継続実施中)。なお、平成20年度中に、これまでの研究をまとめた成果を論文として発表する予定である。ここまでの知見を簡単にまとめると、(1)アルバイト先でのハラスメント経験者は量的にはごく少数であるが、お客や上司からのハラスメントを経験しているものは存在している。(2)経験者の中で、その場で表立って文句をいったものは皆無であり、(3)「相手がお客さんだからはっきりと拒否するわけにはいかない」「相手が上司だからあまり強くいえない」という理由から、何とかその場をうまく「やり過ごす」/「取り繕う」ことにむしろ力点が置かれていることがわかった。これは、突然構築された「ジェンダー/セクシュアリティ」が、「客と販売員」「上司と部下」という別な文脈で消去されようとするプロセスといえるのではないだろうか。

这项研究的重点是“做性别”的概念，即人们在学校和工作场所有意或由他人违背自己的意愿构建自己的性别/性取向。这项研究的理论立场是，人们的性别/性取向并不是先验存在的，而是由演员在某种情境下成长起来的。例如，我认为学校或工作场所的麻烦，例如性骚扰，就是不顾上下文突然提出“性别”现象的典型例子。今年主要做了以下四点工作。 (1)收集国内外以往研究成果，(2)参加美国社会学协会并了解“性别建构”相关前沿研究动向，(3)部分大学生骚扰经历调查- 兼职工作问卷调查，（4）大学生兼职骚扰经历访谈调查（正在进行）。我们计划发表一篇论文，总结 2008 财年迄今为止我们的研究成果。简单总结一下迄今为止的调查结果：（1）虽然在兼职工作中遭受骚扰的人数很少，但也有一些人经历过来自客户和上级的骚扰。（2）没有一个有经验的人当场公开抱怨，（3）“我不能断然拒绝，因为对方是顾客”，“我不能说得太强烈，因为对方是我的”。老板。”事实证明，重点是设法“克服它”或“弥补”，因为根本不存在这样的事情。这可以说是一个在“顾客与营业员”、“上级与下级”的不同语境中，突然构建的“性别/性取向”被抹去的过程。