戦後中国の対日政策--「積み上げ」戦略における「浸透」と「友好」
战后中国对日政策:“积累”战略中的“渗透”与“友爱”
基本信息
- 批准号:04J02062
- 负责人:
- 金额:$ 0.7万
- 依托单位:
- 依托单位国家:日本
- 项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
- 财政年份:2004
- 资助国家:日本
- 起止时间:2004 至 2005
- 项目状态:已结题
- 来源:
- 关键词:
项目摘要
本年度は大学院における研究を総括すると同時に、今後の研究活動に向けて布石を打った。まず総括であるが、研究代表者は博士論文「『戦後日中民間人道外交』の史的考察--1950年代を中心として」を完成させ、2006年3月、博士号(政治学)を取得した。同論文は、戦後初期に国交不在であった日中両国の民間団体を交渉主体として、「人道」という建前の下で解決が目指された「人道問題」(当時、日中両国政府は新中国成立後まで残された、(1)在華邦人問題、(2)在華日本人「戦犯」問題、(3)在日華僑問題、(4)中国人俘虜殉難者遺骨問題などの「戦後処理」問題を「人道問題」と表現した)をめぐる日中民間外交の具体的な展開を検討したものである。かかる日中民間外交の展開に関する分析を通じて研究代表者は、当時国家が処理し得なかった「戦後処理」問題を、かかる民間交渉を通じて日中両国がいかにして処理したのかを明らかにすると同時に、これらの「人道問題」解決過程の全体像を理解するために「戦後日中民間人道外交」という新たな分析枠組みを提示している。当時、中国政府は冷戦外交の文脈において対日外交の戦略目標として日米離間、あるいは日本「中立化」を目指していたが、いわゆる「戦後日中民間人道外交」については、中国共産党の伝統といわれる「革命的人道主義」に源泉を持つとされ、肯定的に評価されてきた。だが、中国政府主導の「戦後日中民間人道外交」における対日「浸透」という外交戦略的な側面を膨大な日本側公文書に依拠して描き出した同論文は、戦後初期中国の対日外交の源泉を考察する上で不可欠な事例研究になると考えられ、加えて、現在、日本各地で提起されている中国残留日本人の早期帰国実施義務をめぐる日本政府の責任問題を議論するための学術的基礎を提供するものとなる。なお、今後への布石としては、2005年12月に中国外交部档案(公文書)調査を実施した。1950年代前半時期の関係文書を獲得することができ、さらに研究を展開させる基礎を整えた。
今年,我对研究生院的研究进行了总结,为今后的研究活动奠定了基础。首先,作为总结,研究主任完成了博士论文《“战后中日民间人道主义外交”的历史思考——以20世纪50年代为中心》,并获得了博士学位(政治学)。 Science),2006 年 3 月。确实如此。本文主要讨论旨在以“人道主义”为幌子解决的“人道主义问题”(当时,日本和中国政府正在(1)关于居住在中国的日本人的问题一直持续到建国后(二)旅居中国的日本人作为“战犯”问题,(三)旅日华侨问题,(四)战后处置问题中国战俘烈士遗骸被描述为“人道主义问题”。本研究考察了日中民间外交的具体发展。首席研究员通过对日中民间外交发展的分析,阐明了日中两国是如何通过民间谈判来处理当时国家无法处理的“战后解决”问题的。为了了解解决这些“人道主义问题”过程的整体情况,我们提出了一个新的分析框架,称为“战后中国-中国民间人道主义外交”。当时,在冷战外交背景下,中国政府把日美分离,或者说日本“中立化”作为对日外交的战略目标,但所谓“战后中日民间人道主义外交”据说是中国共产党的传统,起源于“革命人道主义”,并受到积极评价。然而,这篇论文借鉴了大量日本官方文件,描绘了中国政府主导的“战后中日民间人道主义外交”对日本“渗透”的外交战略层面,是战后初期中国对日外交的渊源,被认为是思考上述问题不可或缺的案例研究,同时也为讨论日本政府对日责任问题提供了学术依据。目前,日本各地正在提出对滞留中国的日本人实施提前遣返的义务。作为未来的准备,我们于2005年12月对中国外交部档案(官方文件)进行了调查。我们获得了20世纪50年代初期的相关文献,为进一步研究奠定了基础。
项目成果
期刊论文数量(2)
专著数量(0)
科研奖励数量(0)
会议论文数量(0)
专利数量(0)
書評・王偉彬著『中国と日本の外交政策-1950年代を中心にみた国交正常化へのプロセス』
书评:王伟斌,《中日外交政策:以20世纪50年代为中心的邦交正常化进程》
- DOI:
- 发表时间:2004
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:大澤武司
- 通讯作者:大澤武司
「戦後日中民間人道外交」の史的考察--1950年代を中心として
“战后中中民间人道主义外交”的历史思考——以20世纪50年代为中心
- DOI:
- 发表时间:2006
- 期刊:
- 影响因子:0
- 作者:大澤武司
- 通讯作者:大澤武司
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後藤 元
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