各国における内部統制、ならびに、その監査上の評価および報告の実態についての研究

各国内部控制及其审计评估和报告的实际状况研究

基本信息

批准号：
15730224
负责人：
町田祥弘
金额：
$ 1.73万
依托单位：
Tokyo Keizai University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至 2004
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15730224/
关键词：
内部統制会計監査公認会計士監査リスク・マネジメント

项目摘要

本研究は、近年の内部統制の重要性の高まり、とくに内部統制報告の制度化の方向性が示される中で、監査人の内部統制評定の実態を把握すべく、各国における内部統制の整備状況、ならびに、外部監査における内部統制評定及びその報告の状況を把握することを課題としている。とくに本年度は、日本と英国の監査人を被験者とした実験研究を実施した。その結果、内部統制評定は、日英の監査人の間で、大きな差異があり、それが監査報酬額の差異の大きな要因であると解されることが明らかとなった。その結果は、後掲の『會計』掲載の論文として公表している。同論文においては、かかる内部統制評定の差異は、監査実務の充実を図るに当たっても、また内部統制報告の制度化の議論に当たっても、十分考慮されなければならない問題であるとの観点から、とくに内部統制報告に関しては、日本の監査及び監査人の判断における内部統制評定の位置づけが、必ずしも海外と同じとは考えられないことから、導入に当たっては、日本の実情を十分考慮する必要性が認められる、と結論付けている。なお、今後は、本研究の結果を踏まえて、日本においても公表資料が整う監査報酬額の実態に基づく国際比較研究、アメリカ等において実際に内部統制報告が実施された後の内部統制評定に係る監査人の判断との比較研究、あるいは、近年導入されているリスク評価手法に基づく、より一層精緻なモデルのもとでの研究が必要と考えられる。

本研究旨在了解审计师内部控制评估的现状，因为近年来内部控制的重要性不断增加，特别是指出了内部控制报告制度化的方向。内部控制评估和外部审计报告。特别是今年，我们以日本和英国的审计师为对象进行了一项实验研究。结果显示，日本和英国审计师的内部控制评价存在较大差异，这被认为是审计费用金额差异的一个主要因素。结果发表在“Shikei”上发表的论文中，如下所列。本文从内部控制评价的角度出发，认为内部控制评价的这种差异是在改进审计实践和讨论内部控制报告的制度化、内部控制的地位时必须充分考虑的问题。日本的审计评价和审计判断不一定与其他国家相同，因此在引入时需要充分考虑日本的实际情况。今后，我们将根据本次研究的结果，根据日本已公开的审计费用金额的实际情况，进行国际比较研究，并在内部控制报告后进行内部控制评价。与审计师判断的比较研究或基于近年来引入的风险评估方法的更复杂模型的研究被认为是必要的。