刑事司法における医学的証拠の取扱いと鑑定制度をめぐる諸問題

刑事司法中医学证据的处理和鉴定制度问题

• 批准号: 03J06091
• 负责人: 南部 さおり
• 金额: $ 0.64万
• 依托单位: Yokohama City University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2004
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-03J06091/
• 关键词: 法医鑑定; 医学鑑定; 児童虐待; 刑事証拠法; 代理人によるミュンヒハウゼン症候群; 検死解剖; 法医学

平成16年度においては、「日本被害者学会」「日本刑法学会」「日本犯罪社会学会」「日本犯罪学会」「日本法医学会関東地方会」に出席し、研究テーマにつき他機関の研究者からの情報収集や活発な議論を行った。また、月1度開催されるRJ(Restorative Justice)研究会にはほぼ毎回出席して、法学者・社会学者たちとの意見交換を行い、12月の報告においては修復的司法への医科学の応用の可能性を検討した。さらに2ヶ月に1度、東京医科歯科大学難治疾患研究所において開催されるFPC(Forensic Psychiatry Conference)例会にも毎回出席して、研究テーマに関する司法精神医学的知見を広げることに努めた。研究テーマに関する今年度の業績は、学術論文3本および学会発表1回である。まず、医学鑑定においてその対象となる鑑定資料にはいかなるものが含まれるかという刑事証拠法上の重要な問題点に関して、国内判例を収集・検討し、その成果を「証拠価値ある法医鑑定に向けて-『鑑定資料の範囲』を中心とした考察から」としてまとめ、『犯罪学雑誌』で発表した。次に、欧米において高い注目を集めてきている、特殊な児童虐待である「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」に関し、その医学的証拠の問題点について医学-法学の分野横断的な考察を行い、医学雑誌および法学雑誌のそれぞれにおいて発表した。うち「病気か犯罪か?-代理人によるミュンヒハウゼン症候群についての最近の議論と事例-」については、その内容が医学博士学位に値するものと評価され、平成17年3月25日付医学博士学位を授与された。また、平成16年11月に行った学会発表(日本犯罪学会)での発表内容についても、同学会の座長推薦論文として『犯罪学雑誌』に現在投稿中である。

2004年，我参加了“日本被害人研究学会”、“日本刑法学会”、“日本犯罪学学会”、“日本犯罪学学会”和“日本法医学学会关东地区会议”，并听取了其他机构研究人员对我的研究主题的意见。我们收集了信息并进行了热烈的讨论。此外，我几乎参加了每个月举行一次的RJ（恢复性司法）学习小组，与法律学者和社会学家交换意见，探讨其应用的可能性。此外，我还参加了东京医科齿科大学疑难杂症研究所每两个月举行一次的FPC（法医精神病学会议）定期会议，以扩大我对法医精神病学相关研究主题的了解。今年与研究主题相关的成果包括三篇学术论文和一篇会议报告。首先，我们将收集和审查关于《刑事证据法》中的重要问题，例如哪些类型的专家证据应纳入医学鉴定，并将其结果作为具有证据价值的法医学鉴定的指南。总结为“以‘评估材料范围’为中心的考虑”并发表在《犯罪学杂志》上。接下来，针对在欧美备受关注的“代理孟乔森综合症”这种特殊的虐待儿童行为，我们将对其中的问题进行医学和法律研究的跨学科审视。医学证据，并检查医学期刊和在法律期刊上发表的内容。 《疾病还是犯罪？ - 代理孟乔森综合症的最新讨论和实例》的内容被认为值得授予医学博士学位，并于2005年3月25日授予医学博士学位。此外，2004年11月在学术会议（日本犯罪学学会）上发表的内容目前正在作为该学会会长推荐的论文提交给《犯罪学杂志》。