言語と「遊び」 : 現代社会におけるコミュニケーションに関する対照研究

语言与“游戏”：现代社会传播的比较研究

基本信息

批准号：
10F00829
负责人：
今井忍
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2010
资助国家：
日本
起止时间：
2010 至 2012
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究はこれまで言語研究の範囲内で考えられてきた日本語の諸特徴を、遊び研究というより一般的な研究の枠組みの中で捉え直すという方法をとった。これまで、遊びという現象は、人類学的・社会学的・心理学的観点から考察されてきた(Huizinga 1950、Goffman 1959,1969,1974、Caillois 1961、Sutton-Smith 1997、Henricks 2006など)。本研究ではHuizingal950が挙げている特徴付けのいくつかに基づいて分析を行った。その結果、主に以下のことを明らかにした。(1)遊びとキャラの選択日本語のインターアクションでは、しばしば「キャラ」を使った遊びが行われる。定延利之は日本語におけるキャラの発言について包括的な観察を行っている(定延利之2011『日本語社会のぞきキャラくり』三省堂)。定延は、通常であれば避けられる人前でのキャラの変化が、遊びという文脈であれば容認されると指摘している。このことは、遊びの自発性と絆の強化という機能と関連していると考えられる。(2)ボケとツッコミの言語間対照日本語のインターアクションではしばしばボケとツッコミが見られるが、その際には、特有のイントネーションや言い回しが用いられ、それがボケとツッコミを使うキューとして機能している。それは遊びという観点から見れば、遊びのルール依存性及び相互交換性、絆の強化機能と結びついていると考えることができる。しかし、日本語以外の言語ではそのような現象が見られるかどうかは明らかでない。そこで、漫画「One Piece」の原典と英語訳を利用してボケとツッコミ場面の対照を行った。その結果、ボケとツッコミはしばしばまったく違った内容として翻訳されること、また、そのままの形で翻訳されている場合も、英語の会話としては一般的でないと判断されることが明らかになった。

这项研究采取了重新考虑日语的各种特征的方法，这些特征在语言研究的范围内被考虑，在比游戏研究更一般的研究框架内。到目前为止，人们一直从人类学、社会学和心理学的角度来考虑游戏现象（Huizinga 1950，Goffman 1959、1969、1974，Caillois 1961，Sutton-Smith 1997，Henricks 2006 等）。在本研究中，我们根据Huizingal950列出的一些特征进行了分析。结果明确了以下要点。 (1) 游戏和角色选择在日语互动中，游戏常常使用“角色”来完成。定之边俊之对日语中的人物言语进行了全面的观察（定之边俊之2011，“窥视日本社会的人物创造”，三省堂）。定信指出，在公共场合角色的改变通常是避免的，但在游戏中是可以接受的。这被认为与游戏的自发性和联系的加强有关。（2）boke 和 tsukkomi 之间的跨语言对比 Boke 和 tsukkomi 经常出现在日语交互中，但在这种情况下，使用了独特的语调和措辞，这充当了使用 boke 和 tsukkomi are 的提示。从游戏的角度来看，这可以认为与游戏的规则依赖和互换性以及强化纽带的功能有关。不过，目前尚不清楚这种现象是否会出现在日语以外的语言中。因此，我们使用漫画《海贼王》的原文和英文翻译来比较模糊和吐槽的场景。结果显示，boke 和 tsukkomi 经常被翻译为完全不同的事物，即使按原样翻译，它们在英语会话中也被认为是不常见的。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Language and play-Towards a framework for research on non-standard communication in Japanese

语言与游戏——构建日语非标准交际研究框架

DOI：
发表时间：
2011
期刊：
影响因子：
0
作者：
M.Crochemore;S.Z.Fazekas;C.S.Iliopoulos;I.Jayasekera;Vaage Goran ・今井忍;Masami Ito;VAAGE Goran;S.Z.Fazekas;Vaage Goran;S.Z.Fazekas;VAAGE Goran
通讯作者：
VAAGE Goran

ことば遊びと現代の非標準的な日本語

文字游戏和现代非标准日语