欧州統合と英国政党政治の変容

欧洲一体化与英国政党政治转型

• 批准号: 02J07803
• 负责人: 池本 大輔
• 金额: $ 0.64万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-02J07803/
• 关键词: 英国政治; 比較政治; 政党政治; 議員制; 欧州連合; 欧州通貨統合; グローバル化; リベラルデモクラシー

以前研究計画にも記したように、欧州統合に伴う統治構造の変化と、最近とみに顕著である英国ならびに他の諸加盟国の政党政治(政党システム)の動揺との相互関係を主題とする博士論文を執筆すべく、精力的に一次史料・二次文献を渉猟した。周知のように、ハースに由来する国際統合論アプローチは欧州統合研究において長らく中心的な地位を占めてきたが、その主たる関心は統合の最終到達地や主権国家の消滅可能性といった問題に限定されていた。ところが、欧州連合が主権国家に置き換わるものではないことが明白になるにつれ上記のアプローチは衰退し、欧州における決定過程の実像やその中における加盟国政府や地方自治体の役割を実証的に検証すべきだと主張するガバナンス論と呼ばれる立場が現在では主流となりつつある。他方、比較政治学の側からする欧州統合研究は従来立ち遅れが指摘されてきたが、マーストリヒト条約批准をめぐる各国内での論争により国内政治に統合の与える影響が誰の目にも無視できないものとなったこともあって、近年質量ともにその発展は目を見張るものがある。筆者の研究テーマはまさにこの二つの大きな潮流の合流点に位置することから、本年度はまず上述の既存研究の動向を把握することに全力を傾け、受給した科研費の大半を関連書籍の購入に費やした。その予算を捻出するため当初の予定にあった海外における一次史料収集を断念せざるを得なかったのは誠に遺憾であるが、これについては、近年インターネット経由で最新の情報・史料を入手する二とが可能となったおかげで、コンピューター周辺機器への若干の投資もあり、かなりの程度までは埋め合わせに成功したのではないかと自負している。それほど遠くない将来、博士論文の完成によって科研費受給の成果を社会に示すことが出来るであろう。

正如之前的研究计划所述，这个博士研究项目的主题是与欧洲一体化相关的治理结构变化与英国和其他成员国近期政党政治（政党制度）动荡之间的相互关系。写论文时，我积极研究第一手史料和二手文献。众所周知，源于哈斯的国际一体化理论方法长期以来占据欧洲一体化研究的中心地位，但其主要兴趣仅限于一体化的最终归宿和主权国家消失的可能性等问题。 。然而，随着欧盟并不能取代主权国家这一事实逐渐明朗，上述做法已经式微，需要实证检验欧洲决策过程的现实以及成员国政府的作用。认为情况确实如此的所谓治理理论现在正在成为主流。另一方面，传统上从比较政治角度对欧洲一体化的研究被认为是滞后的，但关于批准《马斯特里赫特条约》的内部争论已经表明，一体化对国内政治的影响不容忽视。因此，近年来，无论是质量还是品质，都取得了显着的发展。由于作者的研究主题位于这两大趋势的交汇处，所以今年我将首先集中精力了解上述现有研究的趋势，并且我将使用收到的大部分科研经费来购买相关的研究成果。书。确实令人遗憾的是，为了筹集预算，我们不得不放弃原来在海外收集原始史料的计划，由于有能力这样做，并且在计算机外围设备上进行了一些投资，我相信我们已经成功地制作了。很大程度上弥补了损失。在不久的将来，我将能够通过完成博士论文向社会展示接受科研资助金的成果。