炭酸塩岩の堆積構造解析によるスノーボール・アース仮説の検証

碳酸盐岩沉积结构分析验证雪球地球假说

基本信息

批准号：
02J05273
负责人：
東條文治
金额：
$ 2.5万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2002
资助国家：
日本
起止时间：
2002 至 2004
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度の研究実績において重要な点は2点である.1つ目は原生代後期の地層の調査によって得られた試料の元素や鉱物分析によって,氷河堆積物の上部の炭酸塩岩で広域にサイクルが見られることが明らかになり,特徴的な周期が複数確認された.鉱物構成から初生的な炭酸塩岩が良好に保存され,同位体データなどが同時代の地層においては非常に信頼性の高いものであることを結論付けた.また,同様の地域の地質調査のデータをもとにスノーボールアース仮説に対する現在重要な反論である氷河堆積物にはさまれる縞状鉄鉱床の層序について層序学的な再検討を行った.2つ目は原生代後期の地層から産出する,多細胞動物最初の化石群であるエディアカラ生物群化石の形態解析によって,これらのグループの中にこの時代独特の特徴を持つグループが存在することを再確認した.また,これらのグループに共通する特徴を対称性の観点で幾何学的に初めて明らかにした.これらは放射相称,二放射相称,左右相称とはことなる生物グループを示唆する.これらの成果の発表のために旅費を使用した.自動的な画像処理を用いた縞構造の周期解析の例を北九州で行われた日本古生物学会で発表した.原生代後期の氷河時代と多細胞生物の登場について東京で行われた生物の起源と進化学会で発表した.原生代後期の環境変動と,エディアカラ生物化石群の形態解析の研究についてイタリアで行われた万国地質学会のワークショップで発表した.また,論文作成と数値シミュレーションのためのコンピュータの購入などに物品費を使用した.

今年的研究结果有两点很重要：首先，对晚元古代地层调查样品的元素和矿物分析表明，在冰川沉积物上方的碳酸盐岩中大范围观察到了旋回现象。保存完好，同位素数据和其他数据对于同期地质构造非常可靠。我们还得出结论，夹在冰川沉积物之间的带状铁矿床的地层学是目前对雪球地球假说的一个重要反驳，是根据类似地区的地质调查数据进行了地层学复查。其次，通过形态分析。埃迪卡拉化石是第一个多细胞动物化石群，产自元古代晚期的地层，我们发现其中一些化石群是我们再次确认了具有这一时期特有特征的群体的存在，我们还首次从对称性的角度阐明了这些群体的共同特征，即径向对称、双径向对称、双边对称表明了不同的生物群体。在北九州进行的日本古代研究中提供了使用自动图像处理对条纹结构进行周期性分析的示例。在日本生物学会于东京举行的生物起源与进化学会上发表关于元古代晚期的冰河时代和多细胞生物的出现的研究以及形态分析。在意大利国际地质学会举办的研讨会上进行了埃迪卡拉化石组合的演示。材料成本还用于撰写论文和购买计算机进行数值模拟。