アフリカの地域文化に根ざした野生動物保全制度に関する研究

植根于非洲本土文化的野生动物保护体系研究

• 批准号: 02J01147
• 负责人: 岩田 雪乃 (岩井 雪乃)
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2004
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-02J01147/
• 关键词: セレンゲティ国立公園; 野生動物保全; 地域住民; 野生動物の価値; 弱者の武器; 土地権利運動; 抵抗; 狩猟; 自然保護; 住民参加; 野生動物; タンザニア; セレンゲティ; 国立公園; 環境社会学; コミュニティ保全; 科学的保全論; 権力批判論

本年度はまず、資源としての野生動物と家畜に関して、両者の差異と連関、および代替可能性について、環境経済学における野生動物の価値体系から分析し考察を進めた。アフリカの動物保護地域では、地域住民による狩猟が最大の「問題」とされ、近年では、野生動物の代替として家畜飼養を増進することが提案される。しかしながら、タンザニアのセレンゲティ国立公園周辺地域を事例とする分析からは、この地域に暮らすイコマの人びとが積極的に食肉として利用するのは家畜よりも野生動物であることが明らかになった。イコマは味覚として家畜肉を好みながらも、社会関係を構築する媒体や供儀獣といった家畜の持つ非消費的な利用価値を重視していた。考察では、資源の持つ多様な機能の総体をふまえることで見出される展望を示した。また、2005年2月から3月にかけて、タンザニアでの調査を実施した。ここでは、昨年から進出してきたアメリカ系観光企業と地域コミュニティに関して聞き取りを行った。この企業は、国立公園と村落の間に存在する猟獣保護区の使用権を獲得しており、国立公園よりもさらに強固な自然保護区を作ろうとしている。厳密な密猟防止パトロールを実施し、ある村に対しては全村移住を迫る一方で、学校や井戸の建設・奨学金の支給といった、社会支援事業も多数実施している。このような自然保護と開発という、飴と鞭をあわせもった外部からの介入に対して、これまでイコマの人びとは、パトロールの隙を見つけては狩猟を継続するという、非組織的で改革を志向しない「弱者の武器」(Scott 1985)による抵抗を実践してきた。しかしながら、本年度の調査で得られた事例では、組織的で権力に正面から向き合い、法制度にのっとった近代的な抵抗が若者を中心に実施されていた。この事例に関して、コミュニティ内部のポリティクス、資源としての土地の性質に着目して分析を行った。

今年，我们首先从环境经济学中野生动物价值体系的角度，分析和思考了野生动物与作为资源的牲畜之间的区别、联系和替代性。据称，当地居民的狩猎是非洲野生动物保护区最大的“问题”，近年来，有人提议增加畜牧业作为野生动物的替代品。然而，对坦桑尼亚塞伦盖蒂国家公园周围地区的分析表明，居住在该地区的伊科马人积极利用野生动物而不是牲畜来获取肉类。尽管生驹更喜欢牲畜肉作为口味，但他们更看重牲畜的非消耗性使用价值，例如建立社会关系的媒介和祭祀动物。在讨论中，我们展示了通过考虑资源的多种功能的总体性可以找到的前景。此外，2005年2月至3月在坦桑尼亚进行了一项调查。在这里，我们采访了去年以来进军该地区的美国旅游公司和当地社区。该公司获得了国家公园和村庄之间的野生动物保护区的使用权，并试图创建一个比国家公园更强大的自然保护区。在开展严格的反偷猎巡逻、迫使某些村庄整村搬迁的同时，他们还开展了一些社会支持项目，如修建学校、水井、提供奖学金等。为了应对这种胡萝卜加大棒相结合的自然保护和开发形式的外部干扰，生驹人民迄今为止采取了无组织的改革，只要发现巡逻的空子就继续狩猎，并进行了抵抗。通过使用无方向性的“弱者武器”（Scott 1985）。然而，在今年调查发现的案例中，年轻人是有组织、直面权威、遵守法制的现代反抗的焦点。我们通过关注社区内部的政治和土地作为资源的性质来分析这个案例。