新しい持続可能な社会発展モデルの構築:フィリピンにおける環境保護活動を事例として

构建可持续社会发展新模式：以菲律宾环境保护活动为例

基本信息

批准号：
09J40031
负责人：
柏木志保
金额：
$ 0.64万
依托单位：
University of Tsukuba
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、社会関係資本に焦点をあて持続可能な社会発展モデルを構築することを試みた。社会関係資本の既存の分析においては、市民社会と政府との連携が必要な点が指摘されているものの、このような垂直的な関係がどのようなプロセスを経て構築されるのかといった分析が十分に行なわれていなかった。そこで、本研究においては市民社会と政府の連携を仲介するNGOの役割に焦点をあて、社会関係資本のネットワークの深化とともに市民社会と政府の連携を仲介するNGOの活動が持続可能な社会政策を促進する上で重要であることを理論化することを試みた。本研究においては上記の目的を実証するために、フィリピン共和国パラワン州プエルト・プリンセサ市における事例研究を行なった。同市においては、持続可能な社会発展に向けた政策が実施されている。今年度は5月、9月、2月に現地調査を行ない、埋め立て式ごみ処理場プログラム、ハウジングプログラム、交通整理、サテライト・ホスピタル、森林保護プログラムに焦点をあてた。またこれらのプロジェクトに携わった市長、市役所職員、NGOメンバー、商工会議所メンバーに対しインタビュー調査を行なった。本研究において対象としたNGOは、Palawan NGO Network Inc.(PNNI)およびEnvironmental Legal Action(ELAC)である。また、商工会議に対する調査は、Palawan Chamber of Commerceの副会長に対してインタビュー調査を行なった。これらの調査成果および日本国内における持続学専門の研究者からの助言を理論にフィードバックすることにより、既存の研究では明確にされていなかった市民社会と政府との連携プロセスを明らかにした点が本研究の意義である。

今年，我们试图构建以社会资本为核心的可持续社会发展模式。尽管现有的社会资本分析指出了公民社会与政府之间合作的必要性，但对这种纵向关系建立过程的分析还不够。因此，本研究重点关注非政府组织在民间社会与政府之间调解的作用，旨在深化社会资本网络以及非政府组织在民间社会与政府之间调解的活动，以促进可持续的社会政策。理论化促进这一点的重要因素。为了论证上述目标，本研究在菲律宾共和国巴拉望省公主港市进行了案例研究。该市实施了旨在实现社会可持续发展的政策。今年，分别于5月、9月和2月进行了实地调查，重点调查了垃圾填埋项目、住房项目、交通管制、卫星医院和森林保护项目。我们还采访了参与这些项目的市长、市政府工作人员、非政府组织成员和商会成员。本研究的目标非政府组织是巴拉望非政府组织网络公司 (PNNI) 和环境法律行动组织 (ELAC)。此外，针对商会的调查，还对巴拉望商会副会长进行了访谈调查。主要的一点是，通过反馈这些调查的结果和日本专门从事可持续发展研究的研究人员的建议，我们澄清了民间社会和政府之间的合作过程，这是现有研究中没有澄清的意义。研究。