日本中世の地域社会における集団統合原理の研究-国人-揆を中心として-

日本中世纪地方社会的群体整合原理研究——以国金起义为中心——

• 批准号: 08J02713
• 负责人: 呉座 勇一
• 金额: $ 1.34万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2008
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2008 至 2010
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08J02713/
• 关键词: 中世史; 史料学; 古文書学; 日本; 一揆; 戦争; 契約; 起請文

本年度は3年目に当たる。論文「隅田一族一揆の構造と展開」を『ヒストリア』221号に発表した。本論文では隅田八幡宮に集う隅田一族による祭祀の運営方法を検討した。その結果、従来は一揆の中核とみなされてきた葛原氏は、他氏に超越する惣領家的存在ではなく、小西氏や上田氏などと結んで集団指導体制をとっていたことを示した。また阿部猛編『中世政治史の研究』(日本史史料研究会)に論文「室町期武家の一族分業一沼田小早川氏を中心に一」を寄稿した。沼田小早川氏を主な事例として、室町期の武家領主の「家」が、惣領の権限を子息・兄弟に分散させる組織構造になっていたことを解明した。そして、この体制は戦争に対応するための危機管理対策の所産であったことを説いた。加えて、『東京大学史料編纂所研究紀要』21号に論文「乙訓郡『惣国』の構造一惣国一揆論の再検討一1を発表した。長享・明応年間の乙訓郡「惣国」の具体的・実証的な分析を通じて、議論が複雑に錯綜している惣国一揆の研究史を解きほぐすことを試みたものである。すなわち、国衆の地域的連合である「惣国」と、百姓層をも包摂した「惣国一揆」の区別を提唱した。学会活動としては、2010年6月に、日本史研究会中世史部会にて「国人一揆研究の成果と課題」という研究史整理の発表を行った。一揆研究においては、勝俣鎮夫氏による一連の一揆研究などを契機として、社会史的な一揆論が隆盛した。しかし荘家の一揆や土一揆などの研究が社会史的手法によって進展する一方で、国人一揆は専ら地域権力論や在地領主研究の題材として扱われた。この問題の解決策として、「領主制論」的な問題関心から離れて、一揆論的な視角から国人一揆を研究する必要性を訴えた。なお報告内容の要旨は、『日本史研究』580号に掲載された。

今年已经是第三年了。在《史记》第221期发表论文《墨田氏起义的结构与发展》。本文调查了聚集在墨田八幡宫的墨田氏族的祭祀活动。结果表明，传统上被视为起义核心的葛原氏并非超越其他氏族的苍梁氏，而是与小西氏、上田氏联合形成集体领导体制。他还在日本史料研究会主编的《中世纪政治史研究》上发表了题为《室町时代武士的氏族分工——以沼田小早川氏为中心》的文章。他以沼田小早川氏为主要例子，阐明了室町时代武士领主的“家”的组织结构，将宗领的权力分配给他们的儿子和兄弟。他还解释说，这一制度是应对战争而采取的危机管理措施的结果。此外，他还在《东京大学史学研究所研究通报》第21期上发表了题为《乙国地区的自国结构》——对自国一气理论11的重新审视的文章。通过对国内具体的实证分析，对因争议而复杂化的《综合一气》的研究史进行了探讨。换言之，他提出区分“全国”（全国人民的地区联盟）和“全国一骑”（包括农民阶级）。学术活动方面，2010年6月，我在日本历史研究会中古史部做了题为“民族起义研究的结果与问题”的历史研究报告。在一性研究领域，由胜俣静夫的一系列一性研究引发的一性的社会历史理论蓬勃发展。然而，在使用社会历史方法对绍克起义和地方起义进行研究的同时，地方人民的起义却被专门作为地方权力理论和地方封建领主研究的对象。作为解决这个问题的办法，他呼吁必须摆脱“封建制度论”，从一戦论的角度来研究国人起义。报告摘要发表于《日本史研究》第580期。

项目成果

室町期武家の一族分業-沼田小早川氏を中心に-

室町时代武士家庭的氏族分工 - 以沼田小早川氏为中心 -

• 发表时间: 2010
• 期刊: 中世政治史の研究(日本史史料研究会)(阿部猛編)
• 作者: Soichiro Ogi;Tomohiro Ikeda;Rie Wakabayashi;Seiji Shinkai;Masayuki Takeuchi;呉座勇一;呉座勇一
• 通讯作者: 呉座勇一

領主の一揆と被官・下人・百姓

诸侯、奴仆、农民起义

• 发表时间: 2008
• 期刊: 村井章介編『「人のつながり」の中世』(山川出版社)
• 作者: Soichiro Ogi;Tomohiro Ikeda;Rie Wakabayashi;Seiji Shinkai;Masayuki Takeuchi;杉山厳・児島貴行・呉座勇一・佐藤雄基・十河靖晃;Soichiro Ogi;呉座勇一;呉座勇一;大城宗一郎;呉座勇一
• 通讯作者: 呉座勇一

乙訓郡「惣国」の構造-惣国一揆論の再検討-

乙国地区“相国”的结构 - 重新审视相国一气的理论

• 发表时间: 2011
• 期刊: 東京大学史料編纂所研究紀要
• 作者: Soichiro Ogi;Kazunori Sugiyasu;Masayuki Takeuchi;呉座勇一
• 通讯作者: 呉座勇一

「都鄙関係を読みなおす」を読みなおす

重读《重读宫古与京都的关系》

• 发表时间: 2008
• 作者: Soichiro Ogi;Tomohiro Ikeda;Rie Wakabayashi;Seiji Shinkai;Masayuki Takeuchi;杉山厳・児島貴行・呉座勇一・佐藤雄基・十河靖晃;Soichiro Ogi;呉座勇一;呉座勇一;大城宗一郎;呉座勇一;大城宗一郎;呉座勇一;呉座勇一;Soichiro Ogi;呉座勇一
• 通讯作者: 呉座勇一

白河結城文書の一揆契状

白川佑希记录叛乱协议

• 发表时间: 2008
• 期刊: 村井章介編『中世東国武家文書の研究』(高志書院)
• 作者: Soichiro Ogi;Tomohiro Ikeda;Rie Wakabayashi;Seiji Shinkai;Masayuki Takeuchi;杉山厳・児島貴行・呉座勇一・佐藤雄基・十河靖晃;Soichiro Ogi;呉座勇一;呉座勇一
• 通讯作者: 呉座勇一