稲作用農薬動態予測モデルおよび河川モデルを用いた筑後川流域での農薬のリスク評価

利用水稻农药动态预测模型和河流模型进行筑后河流域农药风险评估

基本信息

批准号：
08F08439
负责人：
平松和昭
金额：
$ 1.28万
依托单位：
Kyushu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2008
资助国家：
日本
起止时间：
2008 至 2010
项目状态：
已结题

项目摘要

平成14年の水質基準等の制度の改正により水道水源の安全確保のため農薬に関しては検出農薬の総量による評価・監視が各水道事業体で行われるようになり,優先的に監視すべき農薬のモデルによる評価手法の検討が行われてきた.しかし,これら監視農薬は,気候条件,農薬の物理化学性,土壌条件,農家の使用状況等が複雑に影響し,その予測を行うのは困難を要し,評価手法の精度向上が望まれている.本研究では,水道水源の安全確保および浄水処理の効率化のため,農薬動態予測モデルを用いた手法を検討した.研究1,2年目の平成20,21年度は,久留米市田主丸町において,15筆で構成される約10haの水田ブロックを対象に,代かき期から約2ヶ月間にわたり,水収支および散布農薬(除草剤)の動態に関する集中観測を実施するとともに,耕作者の水管理実態と使用農薬を把握するため,同ブロックの15名の耕作者へのアンケート調査も併せて実施した.その結果,水田の水管理と農薬動態,特に水田からの流出の関係が明らかになるとともに,耕作者へのアンケートから得られた農薬散布後の止水に対する耕作者の意識と,観測によって把握された水管理実態に差があることが改めて浮き彫りになった.平成23年度は,筑後川中流域に位置する巨瀬川流域を対象に,以上の観測結果を踏まえ,稲作用農薬動態予測モデルや河川水質モデルの改良を行い,さらに流域モデルの構築も進め,水田散布除草剤を対象にGIS援用分布型農薬動態予測モデルを新たに構築した.その際,同流域における水田の水管理実態や除草剤散布実態をできる限りモデルに反映させることで,極めて高い予測精度を得ることができた.

为了确保水源的安全性，根据每个水公用事业的总数，根据检测到的农药的总量进行评估和监测，对水源的安全性进行了修正，并使用应优先研究了应监测的农药模型进行评估方法。但是，这些监测农药对气候条件，农药，土壤条件和农民使用的物理化学特性具有复杂的影响，并且很难预测它们，并且需要提高评估方法的准确性。在这项研究中，我们检查了一种使用农药动力学预测模型来确保水源安全并提高净水处理效率的方法。在研究的第一年和第二年，在2008年和2009年，在库鲁姆市的塔什马鲁 - 乔（Tashumaru-cho），对水平平衡的密集观察和农药动力学（除草剂）从翻倒期开始大约两个月，并进行了耕种。为了了解人们的实际水管理状况和所使用的农药，还针对该街区的15个耕种者进行了一项调查。结果，揭示了稻田中的水管理与农药动力学之间的关系，尤其是来自稻田的流动，并再次强调，在应用农药后，耕种者对停水的意识以及通过观测值了解的实际水管理情况存在差异。 2011年，Chikugo成立了。基于上述观察结果，我们改善了水稻作用农药动力学预测模型和河水质量模型，并开发了盆地模型，并新建了用于稻田喷涂除草剂的GIS辅助分布式农药动力学预测模型。在这种情况下，我们能够通过在模型中尽可能地反映在相同盆地中的实际水管理和除草剂喷涂条件来实现极高的预测准确性。