日治時代・台湾南方澳の高知県漁民等の「移民村」より見た近代黒潮流域圏交流史の特質

从日治时代台湾南方澳高知县渔民“移民村”看黑潮盆地地区近代交流史特征

• 批准号: 17K03134
• 负责人: 吉尾 寛
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: Kochi University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2017
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2017-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K03134/
• 关键词: 黒潮; 台湾; 日治時代; 高知; 宜蘭; 蘇澳; 漁業; 移民; 官営漁業移住; 南方澳; 東洋史; 漁業移民

本研究は2017年9月から今日まで、日治時代の台湾南方澳に移住した家族の子・孫の世代に対して調査を行ってきた。物故者も多く、高知県在住者8家族から聴いている。本年度は台湾における調査を実施することができなかったが、従前の調査結果を具体的に纏める準備に大方を当てた：南方澳を「ナンポー」と呼ぶ彼らの話を通して当時南方澳で暮らした当該移住者の以下のような生活空間が浮かび上がってくる：1)或る官営移住者の三世代家族の場合、孫に当たる情報提供者本人が1932年に当地で生まれた。加えて叔母が1926年にナンポーに来た。父親は「移民部落」（現南方澳市街地の現獅頭山沿いに近い「華山三巷」、同四～六巷及び「神州路」、「神州巷」にかけて）の附近の、第一漁港の南、対岸に造船所がある地区に二軒の家を持ち、その内のレンガ建ての家は、造船所を東対岸に見る方に在った兵営の兵隊に貸与していた。2)祖父はすでに「部落」（移民村）を離れて、第一漁港北側、近くに海水浴場がある地区に家を構えていた。また、第一漁港の西側岸壁沿いに鰹節工場があり、母親はそこで家内副業として働いていた。3)片や私営移住者は、その複数の話から、官営移住者とは反対の第一漁港の北側、魚市場の近くに多く住んでいたと考えられる。なお、官・私営双方の移住漁民の子供は、国民小学校2年次まで南方澳の分校で学んだ後、3年次からは蘇澳の駅近くに在った「蘇澳国民小学校」で蘇澳鎮市街地の子どもと一緒に勉強した。通学は基本徒歩であった。毎年冬には「蘇澳の金比羅神社」の前の浜から南方澳の海水浴場の間を遠泳し、多くの見物人が出たという。4）分担者松浦章は、台湾の農産品の日本本土との市場関係について分析し、南方澳の鰹節の本土における販売系統や満洲国との関係等について新たな示唆を与えた。

本研究从2017年9月至今，对日治时期移居台湾南方澳的家庭子孙进行了调查。许多人已经死亡，我们收到了居住在高知县的八个家庭的来信。虽然今年我们没能在台湾进行调查，但我们花了大部分的精力来准备详细总结之前的调查结果：我们通过谈论当时居住在南方澳的人们来谈论出现了以下移民生活空间： 1）在一个三代官办移民家庭中，举报人是孙子，1932 年出生在这里。另外，我的姨妈是1926年来到南浦的。其父住在第一渔港以南，靠近“移民村”（现南方澳市区石头山附近的“华山三巷”），沿“神州路”四巷至六巷，他在对岸有造船厂的地区拥有两栋房屋，其中一间是砖房，他把房子租给东面对岸造船厂的一个军营里的士兵。 。 2) 我的祖父已经离开了他的“buraku”（移民村），并在第一渔港以北靠近海滩的地区建立了一座房子。第一渔港西码头旁还有一家鲣鱼片工厂，他的母亲在那里做副业。 3）另一方面，根据多种说法，认为许多私营移民居住在第一个渔港的北侧，与政府经营的移民相对，靠近鱼市场。公立和私立学校的打工渔民子女在南方澳一所分校读到国民小学二年级，从三年级开始就读于附近的苏澳国民小学。苏澳车站，我和来自澳镇市区的孩子们一起学习。我基本上步行去学校。据说，每年冬天，它们都会从苏澳金比罗神社前的海滩长途跋涉，游到南方澳的海滩上，吸引不少游客。 4）协调员松浦明分析了台湾农产品与日本大陆的市场关系，并对南方澳鲣鱼片在大陆的销售体系以及与满洲国的关系提出了新的建议。

项目成果

日治時代・台湾南方澳への高知県漁民の移住をめぐる諸問題―築港前・後の移住事業の違いに焦点をあて―

日治时期高知县渔民向台湾南方澳移徙的问题 - 聚焦港口建设前后移徙项目的差异 -

• 发表时间: 2019
• 作者: Hiroshi Yoshio;Mina Hori;吉田 容子;吉尾寛;柄木田康之;吉尾寛;吉田 容子;Yasuyuki Karakita;吉尾寛
• 通讯作者: 吉尾寛

日本統治時代の台湾産カジキマグロの大連への輸出

日治时期台湾马林金枪鱼出口大连

• 发表时间: 2020
• 期刊: 南島史学
• 作者: 城倉正祥;城倉正祥・田畑幸嗣・山藤正敏・高橋亘・山内和也・バキット アマンバエヴァ;城倉正祥・山藤正敏・ナワビ矢麻・伝田郁夫・山内和也・バキットアマンバエヴァ;城倉正祥・山藤正敏・ナワビ矢麻・伝田郁夫・山内和也・バキットアマンバエヴァ;城倉正祥;城倉正祥;城倉正祥;城倉正祥;松園伸;松園伸;松浦義弘;松浦章;松園伸;Yoshihiro Matsuura;吉尾寛;松園 伸;吉尾寛;MATSUURA Yoshihiro;松園 伸;松浦章
• 通讯作者: 松浦章

近代日本と香港間の汽船定期航路

现代日本与香港之间的定期轮船航线

• 发表时间: 2018
• 期刊: 海事史研究
• 作者: 荒川 正晴;大黒 俊二;小川 幸司;木畑 洋一;冨谷 至;中野 聡;永原 陽子;林 佳世子;弘末 雅士;安村 直己;吉澤 誠一郎;成蹊大学文学部学会;松浦章
• 通讯作者: 松浦章

黑潮流域圈史中二戰前高知縣漁民移居南方澳

黑潮盆地地区的历史 二战前高知县渔民迁徙至南方澳

• 发表时间: 2021
• 作者: Hiroshi Yoshio;Mina Hori;吉田 容子;吉尾寛
• 通讯作者: 吉尾寛

映入戰前移居地的高知縣漁民生活―以黑潮連結的台灣・南方澳

高知县战前移徙渔民的生活——台湾和南方澳与黑潮有关

• 发表时间: 2020
• 期刊: 宜蘭文獻雑誌
• 作者: 城倉正祥;城倉正祥・田畑幸嗣・山藤正敏・高橋亘・山内和也・バキット アマンバエヴァ;城倉正祥・山藤正敏・ナワビ矢麻・伝田郁夫・山内和也・バキットアマンバエヴァ;城倉正祥・山藤正敏・ナワビ矢麻・伝田郁夫・山内和也・バキットアマンバエヴァ;城倉正祥;城倉正祥;城倉正祥;城倉正祥;松園伸;松園伸;松浦義弘;松浦章;松園伸;Yoshihiro Matsuura;吉尾寛;松園 伸;吉尾寛
• 通讯作者: 吉尾寛