食肉の市場化に伴う社会関係の再想像－ネパール「肉売りカースト」の日常実践を通して

重新构想与肉类市场化相关的社会关系：通过尼泊尔“卖肉种姓”的日常实践

基本信息

批准号：
14J02569
负责人：
中川加奈子
金额：
$ 2.61万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2014
资助国家：
日本
起止时间：
2014-04-01 至 2018-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、ネパールにおいて食肉が市場化されることに伴う独自の行動規範や共同性の創出過程を、カーストに基づく役割として供犠と肉売りを担ってきたカドギのケーススタディを通して、①歴史軸、②空間軸で統合的に実証していくことであった。研究方法として、対象を取り巻く①時間軸、②空間軸での動態を、文献調査、現地調査、理論的検討で明らかにした。①時間軸からの分析として、統計資料やこれまで実施したライフヒストリー調査に基づき、ネパールの食肉市場の形成過程を、カースト制度や民族範疇に関する政治的動向と対照させながら分析した。この結果、これまで優遇政策をめぐるアイデンティティ・ポリティクスとして描かれがちであったカーストの表象を、市場での食肉をとりまく実践、なかでも家族経営の要として経済活動を担う女性の実践から捉え返すことができた。②空間軸からの分析として、食肉がカーストや民族、宗教や時に国境を超えて流通するようになったことを受けて、食肉に関するアクター間のネットワークがどのように構築されるかを分析した。この成果として、宗教を超えたムスリムとヒンドゥーのカドギの提携のあり方、食肉市場におけるムスリム、カドギ、その他民族やカーストのすみわけの様相があきらかになった。①の成果を国際出版物Rethinking Representations of Asian Women: Changes, Continuity, and Everyday Lifeに掲載した。②の成果は国内シンポジウムや研究会などで口頭発表を行い、その一部は論文集に掲載されている。さらに、本研究全体の集大成として単著『ネパールでカーストを生きぬく』を出版した。

这项研究的目的是通过对尼泊尔的肉类市场的独特行为守则和建立关节的过程，通过对卡迪（Kadgi）的案例研究，卡迪（Kadgi）在历史轴心和空间轴上负责牺牲和肉类销售作为种姓的角色。作为一种研究方法，通过文献调查，现场调查和理论研究阐明了围绕1）和2）空间轴上围绕受试者的动力学。 1）作为时间表的分析，基于到目前为止进行的统计材料和生活历史调查，我们分析了形成尼泊尔肉类市场的过程，与有关种姓制度和种族类别的政治趋势形成了鲜明的对比。结果，以前被描绘成围绕优先政策的身份政治的种姓的代表能够从市场上从事肉类从事肉类的实践中重新评估，尤其是从事经济活动作为家族企业的关键的妇女的实践。 ②作为对空间轴的分析，我们分析了演员之间有关肉类的网络如何响应肉类在种姓，种族，宗教，有时甚至边界的散布中构建。这一结果揭示了穆斯林与印度教卡多吉之间宗教关系的性质，以及穆斯林，卡多吉和其他种族群体的性质以及肉类市场中的种姓。 1的结果发表在国际出版物中，重新思考亚洲妇女的表现：变化，连续性和日常生活。 ②的结果已在国内研讨会和研究小组中口头呈现，其中一些已发表在论文集中。此外，他出版了他的独奏书《通过尼泊尔的种姓生活》，这是整个研究的高潮。

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

生業の変化に伴う「カースト」の再創造――ネパールで屠畜と肉売りを担う人びと

生计变化导致“种姓”再造——尼泊尔负责屠宰和销售肉类的人

DOI：
发表时间：
2015
期刊：
影响因子：
0
作者：
Chenhui Chu;Raj Dabre;Toshiaki Nakazawa and Sadao Kurohashi;荒巻吉孝・吉川整・若宮淳志・村田靖次郎;中川加奈子;水谷大二郎，貝戸清之，小林潔司，秀島栄三，山田洋太，平川恵士;水谷大二郎，坂口創，貝戸清之，小林潔司;水谷大二郎，貝戸清之，小林潔司，平川恵士;中川加奈子
通讯作者：
中川加奈子

ネパールでカーストを生きぬく――供犠と肉売りを担う人びとの民族誌

尼泊尔幸存的种姓：负责祭祀和卖肉的人的民族志